俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第139話 (先読みネタバレ注意)クリストファーの運命はいかに!?トーマスの素敵な言葉と諸菱家の災難

クリストファーは慌てたのか飲みかけていた飲み物を乱暴に置き、

 

誰が誰に殺されると?

と少し怒っていた。

 

セルナ夫人は目をつぶったまま説明する。

「最近、私はあなたの夢をみました。」

 

セルナ夫人の態度が気になったのか

「セルナ夫人、こっちを見て。」

 

と言うも、セルナ夫人はそのまま続けて、

夢の中で、あなたは男性グループに囲まれていました・・・。」

 

と夢の中のことを語るもクリストファーは

あなたは夢で見た出来事を言うためにこの距離を飛んで来たんですか!?

 

私はあなたが覚醒者になる前に何をした知っています。

 

 

他の覚醒者が持っていない特別な能力を持っている理由があるという推測がありました・・・

 

・・・あなたが超能力者だったからです。」

とクリストファーはセルナ夫人のことを語る。

 

しかしセルナ夫人は少し不安そうになるも目を開けるも・・・

 

黙ったままだった。

 

クリストファーが続けて

「私は国家権力級のハンターです。

 

私を殺すことは誰にもできません。」

と自信満々に言うクリストファーだった。

 

セルナ夫人は

「私の夢の中で・・・。」

と再び語ろうとしていたが、

「そのいまいましい夢・・・

 

わかりました、大丈夫です。セルナ夫人、あなたの言葉を信じるとしましょう。

 

では、誰に助けを求めるのですか?

 

国家権力級の私を守ってくれる人がいるって言ってるの!?

 

できることなんて何もありません

と熱く語りだすクリストファーに対しセルナ夫人は少し考える。

 

考えがまとまったのか

貴方を助けてくれる人がいるかもしれません。

 

水篠ハンターです。彼ならあなたを守ることができるかもしれません。」

とセルナー夫人が言うと

「水篠ハンター?」

と聞き返すクリストファーだった・・・。

 

 

 

DFNにてー

 

レギアを倒したことにより、DFNに現れていたS級ゲートのダンジョンブレイクは収まり、ゲートが崩れ落ちていくのだった・・・。

 

王を殺さなければならない。

 

それは正しい選択だった。

 

 

特別な鎖で封印されていたにもかかわらず、彼の強さは圧倒的だった。

 

もし彼を完全に解放し、彼が望むように彼を外に出していたら・・・。

 

旬はルーン石を見ながら

もっと強くなる必要があるな。

と考えていた。

 

巨人が一掃されたというニュースはすぐに世界中に広まった。

 

SNSでは、新しい国家権力級ハンターが現れたと大騒ぎだった。

 

これと架南島事件の時との違いは、日本人だけの話題ではなかった。

 

海を渡って移動した一体の巨人は、

 

中国の劉志剛によって倒された。

 

DFNハンター協会のゲオ会長は諦めた。

 

彼自身の行動に責任を負うことであるかどうか、そうする理由は不明だった。

 

そして地球の反対側、アメリカ東部メリーランド州・・・

 

S級ゲートの攻略を無事に終えたアメリカハンター達を、政府主催のパーティーで祝おうとしていた。

 

男たちが語っていると、背後から違う男が近寄り、

また会ったな

 

賭けを覚えているか?

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お前はヨット、お前はマンション、そしてお前は・・・

 

何を賭けたんだっけ?」

とトーマスが言うと、

 

「私は何も賭けていない。」

と賭けの話をしていた男がごまかそうとするも、

 

「良いネクタイしてる。」

とトーマスが言うと男は

「私は賭けませんでした・・・。」

と言うも、トーマスはひたすらと言う。

 

焦った男はごまかし続ける。

 

トーマスがローラに向かって言うと、ローラがあきれた声で言う。

 

トーマスがネクタイを外し投げ捨てながら言うとローラが、

「問題があります。

 

今回国際ギルド会議で招待されたギルドのリストが公開され、日本の我進ギルドも含まれました。」

とローラが報告をするとトーマスが質問をすると

「はい、水篠ハンターが作ったギルドです。」

とローラが答える。

 

「水篠ハンターがアメリカに来ているのか。」

と、トーマスは嬉しそうにサングラスを付けてニヤリと笑っていた。

 

 

DFNにてー

 

諸菱くんが旬の影の兵士を見て、

「水篠さん、すばらしいです!」

と言うと、旬は

「海を渡った一体が手に入らなかったのは残念だけど、これで戦力が増えた。」

と言うと、それを見ていた軍人が、驚いていた。

その光景を見た諸菱くんはドヤ顔を決めていたが、

 

「お電話です。」

とウィングが諸菱くんに駆け寄り、

 

 

「はい、諸菱賢太です。」

と諸菱くんは電話にでたのだった。

 

電話の内容に驚きを隠せない表情の諸菱くんは事実を知ったのだろうか・・・。

 

近くにいた旬に向かって、 

「水篠さん、すみません。

 

僕は日本に戻ります。」

と言うと、心配する旬だった。

 

旬は思い当たるのか表情が険しくなる。

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ウィングが気を使って言うと、諸菱くんは空港へ向かったのだった・・・。

 

 

国際空港にてー

 

諸菱くんの父親の秘書らしき男が、

「賢太様、車を待たせてあります。

 

私と一緒に来てください。」

と言う。

 

諸菱くんと父親の秘書が一緒に歩きながら険しい表情の秘書がそう言うと、

 

諸菱くんが聞き直すと、

「話すと長くなるのですが・・・。

 

会長が、

 

”溺睡症”になりました。」

 

病名を聞かされた諸菱くんは父親のいる病院のガラスに向かって、

 

ガラスをたたきながら父親の病室を見る諸菱くん。

 

父親の秘書が諸菱くんを止めながら、

「近づき過ぎてはいけません。

 

魔力をコントロールできない近接のハンターは、症状を悪化させてしまいます。

と説明すると、

「そうか・・・。

 

僕は最後まで役に立てない息子ですね。」

と手に拳をし、ガラスをたたくように落ち込む諸菱くん。

 

秘書がそっと諸菱くんに本を差し出す。

 

父親の秘書が説明をする。

 

本を見る諸菱くん。

 

その中身を見て驚くも、中身は・・・諸菱くんに関する新聞の記事だった・・・。

 

諸菱くんは本を見ながら、言う。

 

父親の秘書が説明をする。

 

この言葉に諸菱くんは号泣する・・・。

 

 

「一度家に帰りましょう。」

と父親の秘書が言うと、諸菱くんは

一瞬何かを感じる。

 

振り返るも何もない・・・。

 

不思議に思った父親の秘書が急に振り向いた諸菱くんを心配そうに呼ぶ。

 

気のせいと感じた諸菱くんもしぶしぶと病室を後にした・・・。

 

しかし、諸菱くんが感じたものは・・・

 

旬だった・・・。

 

気配を消していた旬が徐々に姿を出す。

 

そして旬は・・・

 

命の神水を開けた・・・。

 

悲しい表情で病室へと向かう諸菱くんの姉(諸菱 美希)。

 

廊下で旬とすれ違う。

 

え?あの人は・・・

と思いながらも旬に気が付く諸菱くんの姉。

 

病室に向かうと・・・・

 

「美希・・・?」

と溺睡症で寝ているはずの父親が起きて娘の名前を呼んでいた・・・。

 

今にも涙があふれて止まらない。

 

そのまま父親を抱きしめる娘。

 

諸菱くんの父親が

「私は溺睡症から目覚めたのか?」

と不思議そうに思う父親だったが、医師より、

「前例のないことだ!

 

溺睡症から目覚めるなんて!

 

マスコミが知ったら大騒ぎになるでしょう!」

と先ほどまでの病室とは打って変わり、病院に明かりがつき、賑わっていた。

 

病室を外から見る旬・・・。

くるっと向きを変え、

 

歩き出す旬。

 

「少し早いけど誕生日祝いだ、賢太。」

そう言って旬は帰るのだった・・・。

 

 

感想

激感動会!!89話に続き、今回も後半は溺睡症の話です。

旬は母親、諸菱くんは父親。

共に親族にハンターに覚醒していたという共通があります。

 

クリストファーの危機を知らせるセルナ夫人。

 

国家権力だから誰も守れないというも、旬を進めるセルナ夫人だった。

 

そしてアメリカもDFNと同様にS級ゲートを攻略したお祝いをしていた。

 

賭け事の話題を出すトーマス。

ここは笑わせてもらいましたw

 

しかし、そんな話題とは知らずについに諸菱くんの父親が溺睡症になったと秘書から話を聞く諸菱くん。

 

本当にここの話は内容が濃く、なおかつ感動する会でした。

 

さて、S級ゲートも終わり、次はどうなるのだろうか・・・

 

予想もつきません!!

第138話 (先読みネタバレ注意) 旬はレギアを助けたのだろうか・・・。そしてアメリカではもっと深刻な問題があるというのだが・・・。

「私が言ったように、奴らは戦争の準備をしています。

 

奴らはこの世界を戦場に変え、再び君主と戦おうとしています。」

とレギアが答えると、旬は

「よく分からない。

と不思議そうに言う旬だったが、レギアが

簡単な話です。

 

全てはお前の世界に魔力を注ぎ込むためです。」

 

モンスターが門から生まれた災難だとしたら、

 

魔力は門からの祝福だった。

 

ハンター達だけではなく、多くの一般市民がそう考えていた。

 

魔法石とルーン。

 

魔力が染み込んだこれらの物は、世界で最大のエネルギー源だ。

 

しかし、すべてが戦争の為の足場だった?

 

レギアが続けて言う。

力を持つ者の血を使うことほど、存在しない力を広める良い方法はありません。

 

だから、支配者は捕虜(モンスター)を使うことに決めました。

 

魔力の濃度が日によって大きくなっています。

 

それは魔獣の血から育てられた果物です。

 

魔力は世界に力を与えています。

 

やつらの計画は、戦争の影響を耐えることのできる強い世界を作ることです。

と長々と語る。

 

旬は

戦争とは?」

とレギアに聞くと、

君主と支配者の再戦です。

と慌ただしい言うが旬は

「おまえは以前から俺を狙っていると言うが・・・

 

何故だ?」

と質問をするがレギアは呆れた顔で、

本当に何も知らないのですね。

 

あなたの力は実際にはあなたのものではありません。

 

あなたがその力を所有しているという事実は、元の所有者が君主を裏切ったという証拠です。

 

あなたは君主と支配者の両方の敵になった。

と言うと旬は少し考える。

 

旬が言うと同時にレギアにはメモリーに保存されていた君主の姿と重なって旬が見えたのだった・・・。

 

レギアは驚いて二度見をするもすぐに旬だけとなっていた・・・。

 

レギアは

「君主と支配者たちは精神的な体を持っています。

 

霊体は殺されると破壊され、影になることはできない。

とレギアが言うも旬には・・・

 

不安な気持ちがあるのは何だ?

 

何か・・・何かがおかしい。

と感じていた。

 

レギアがせかせかと

「鎖を切断してくれ。」

と言うも、旬は

「お前は俺の側にいると言ったよな?」

と聞き返す。

レギアが答えながら旬が次々と鎖を斬っていく。

 

 

と思っていると旬が、

お前は人間側になるのか?」

と質問をすると・・・

 

レギアは信頼の制約によって答えることができなかった

 

 

旬は

「どうして答えない?

 

信頼の誓約のせいか?」

と言うも残れた鎖は少ない。

 

首の後ろにある何かが光った・・・。

 

「首の後ろに埋め込まれたルーン石・・・。

 

それがそこにある限り、お前は支配者たちの命令もきかなければならないだろう。

 

他のモンスターと同じく”人間を殺せ”と。

と、旬が言うと慌てたのかレギアが歯ぎしりをする。

 

慌てたのか鎖の斬れた右手で旬に掴みかかる。

 

しかし、旬はかわしながら、レギアの胸に短剣を突き刺す。

 

レギアは旬に噛みつこうとする。

 

旬はかわし、何度も短剣を突き刺す。

 

レギアは右手で旬を攻撃するも、旬は攻撃を再びかわす。

 

そして・・・何度も何度も斬られてしまうのだった・・・。

 

レギアは倒れてしまったのだった・・・。

 

【ダンジョンの所有者を倒しました】

 

【9人の君主の1人、始まりの君主”レギア”を打ち負かしました】

 

【経験値を計算しています】

 

【大量の経験値を受け取ったため、追加に時間がかかる場合があります】

 

旬はレギアから何かのルーン石を取り、

 

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

 

【レベル:122】

 

 

アメリカにてー

 

とある敷地内にヘリがやってくる・・・

 

訪れた人に向かって男が

「今日訪問があるとは聞いていませんよ。」

と言う。

 

国家権力級ハンター

クリストファー・リー

 

クリストファーが挨拶をすると、副所長が

緊急の問題でお話があります。

と言うとクリストファーが使用人に言う。

 

クリストファーの部屋にてー

 

クリストファーはアメリカに現れたS級ゲートの件で二人がやってきたのかと思っていたが、セルナ夫人が

「ゲートについて話し合うために来たわけではありません、クリスさん。

 

もっと深刻な問題が発生しています。」

とセルナ夫人が言うと、クリストファーが

「S級ゲートより深刻な問題ですか?」

と聞き返すと、セルナ夫人が

「クリスさん、

 

あなたは近々殺されるかもしれません。」

と言うとクリストファーは顔面蒼白になるほど驚いていた。

 

感想

旬はレギアを倒しましたね。

 

人間側につくと確認するも、レギアは人間側につくことができませんでした。

 

それは何やら怪しい首輪の後ろにルーン石が・・・。

 

旬の不安な気持ちが予想通りでしたね。

 

さて、巨人の君主との激闘は終わり、舞台はアメリカへ・・・。

 

何やらハンター局の副局長とセルナ夫人がとある住居にやってきました。

 

その男はなんと・・・国家権力級のハンターのクリストファーだった・・・。

 

彼に災う問題とはいったい・・・!?

 

マジ内容が濃い!

 

まったくもって展開が読めません!!

 

だからこそ俺だけレベルアップな件は本当に面白い作品ですのでアニメ化と言わず、もっと一般人に広がってほしい漫画です!!

第137話 (先読みネタバレ注意)S級ゲートの中へ・・・しかし、そこに待っていたのは・・・!?

巨人が膝をつき、崩れ落ちる・・・。


【レベルがアップしました!】

 

【レベルがアップしました!】

 

【レベルがアップしました!】

 

【レベルがアップしました!】

 

旬は巨人を見ながら

”敵を倒しました”だって?

と思っていると遠くにいた諸菱くんが旬のところまで戻ってきて、

 

驚きと歓声まじりに言うも、旬は

”ダンジョンの所有者を倒した”というメッセージが表示されなかった。

 

つまり、レイドはまだ終わってない

と確認のために通知を見るも、 

【この相手に影の抽出は使用できません】

と表示がされていたため、

 

旬は考えていたが、何かを察知したのか

 

諸菱くんが危害に加わるため、こちらに来ないように手で止める。

 

巨人の中から出てくるベル。

 

S級ゲートから魔力が溢れ出す・・・。

 

ゲートが大きくなり、魔力の嵐が周囲を襲う・・・。

 

旬は諸菱くんの安否が気になり後方を向くも、

 

イグリットが諸菱くんを守っていた・・・。

 

再びゲートの方を向く旬は周囲にも危害が加わるのを感じたため、

門の中で何が起こっているのか確認してくる。」

と言う。

 

旬はS級ゲートに入るのだった・・・。

 

 

S級ゲートの中に入った旬は辺りを見渡す・・・。

 

何やらゲートから笑い声が聞こえてくる様子だった・・・。

 

ベルと共に奥に進む旬。

 

「行こうか。」

と言うと、

「ハハハハ!

 

非常に面白い!

 

ああ、あなたは忌(いま)まわしい支配者!

 

私を最初に見つけた目撃者!

 

ようこそ、君主よ。」

 

体中に鎖が繋がれている大男がいた・・・。

 

そう言って大男は旬の顔を見る。

 

お前は私の知るお方ではない。

と大男が言う。

 

他の支配者お前を鎖で繋ぐ理由は何だ?」

と旬が質問をすると、

 

「あいつらは私を使おうとしている。

 

来たるべき真の戦争の基礎への足がかりとして。」

と答えると旬は

 

「お前の言う”支配者”とは誰だ?」

 

とさらに質問をすると、

「君主の古代の敵です。」

と答える大男。

 

旬は

君主の敵・・つまり俺の敵だという事か?

と考えながらも、

「つまりそいつらがお前をこんな鎖で繋いだということは・・・。」

 

と言うと大男が素直に

「はい。私も君主です。

 

すべての君主と支配者はおそらくお前に視界を捉えている。

 

お前は今のように、それらすべてに立ち向かう力を持っていない。

 

サポートが必要だろう。

 

私を封印から解放しろ。

 

私がお前を助けてやる。」

と協力するというも旬は疑心暗鬼だった・・・。

 

その直後、すぐに何やら叫びだす大男。

 

何かの呪文なのか旬の通知に、

 

【巨人の王、最初の王である”レギア”は、スキル:「信頼の誓約(取引)を活性化しました】

 

【”スキル:信頼の誓約(取引)”が付与されると、要求者と受諾者は互いに嘘をつくことができません】

 

【信頼の誓約(取引)を受け入れますか?  はい/いいえ】

 

 

【信頼の誓約(取引)を受け入れますか? はい/いいえ】

 

旬は通知を見ながら答える・・・。

【信頼(取引)の誓約が結ばれました】

 

【要求者と受諾者、相互の同意である場合、契約が終了するまで当事者はお互いに嘘をつくことはできません】

 

大男(以後レギアとする。)が言った後、旬が最後まで言おうとすると・・・

 

突如旬の声がでなくなった。

 

レギアが

「そうだ、それが信頼の誓約の力。

 

呪いはお前が嘘をつくのを防ぐのだ。」

 

と言う。旬も”信頼の制約”の意味を理解した。

 

「混沌とした世界の単なる住人を、モンスターを支配する君主と同じ台座に置くことをどうやって考えることができたのだ?

 

門から現れる混沌とした世界の住人は敗北した軍隊の残党だ。

 

支配者の軍隊に敗れた後に捕らえられた人々。

 

彼らは骨の折れる長い間鎖で繋がれているので、彼らのエゴが悪化するのも当然のことだ。

 

だが、私は王だ。彼らと違いワシは正気を保っている。

 

私は彼らの手から逃れることができる運命の日を辛抱強く待っていた。

 

そして今、ここにいるのはあなたと私。」

とレギアが言う。

 

旬は

「お前が言う支配者の軍隊とは、

 

背中に翼を持った銀の鎧を着ていた者の事か?」

 

とメモリーを見てきた旬はあの時の兵士を思い出す・・・。

 

レギアが旬の質問に、

「そうだ。

と答える。

 

旬は再び

「なぜ忌々しい支配者はモンスターを送り続けるのか・・・

 

・・・俺たちがモンスターなのか?」

 

と旬が言うと、レギアは笑みを浮かべていた・・・。

 

感想

やばすぎじゃないですか!!

イグリットかっこよすぎ!まさにお姫様を守る兵士みたいな!!w

 

まさかS級ゲートの中には、モンスターではなく巨人の君主のレギアがいました・・・。

 

旬が他の君主から狙われてるから協力してやるというも、旬はあくまでゲートの中にはモンスターしかいないと思っていた・・・。

 

疑い深い旬を信じさせるために”信頼の契約”を結ぶ。

 

お互い嘘がつけない状況の中、旬はなぜ他のモンスターたちがやってくるのかとレギアに聞こうとするも、その答えは・・・・。

 

ここマジで神回じゃないですか?

俺だけレベルアップな件の物語の基準と言えるべき内容ではないでしょうか!!

 

今後の展開がかなーり気になります。

 

他の君主とは・・・いったい何人いるのやら・・・

 

旬は影の君主。レギアは巨人の君主・・・

第136話 (先読みネタバレ注意) 最後の巨人との激闘戦・・・果たして決着が・・・!?

旬の突撃とベルの雄たけびと共に一斉にゲートへと向かう影の兵士達。

 

ゲート前の巨人は静かに待つも・・・

 

近づくとともに一閃を繰り出す巨人。

 

巨人の一閃で影の兵士たちはかなりの数が吹き飛んでしまったのだった・・・。

 

ゲート前の巨人が動き出す・・・。

 

それはあまりにも巨大。

 

巨人が発する魔力は、できるだけ早く逃げるのをやめさせるのに十分だ。

 

それが不快だった。

 

どうしてそんなものが存在するのか?

 

激越を取り除くには2つの方法がある。

 

原因から逃げてそれを忘れるか、もしくは完全に取り除くか。

 

キバが巨大化し、火炎攻撃をするも・・・

 

手で顔を守る・・・。

 

気配を察知したのか巨人が横を見ると・・・

 

影の兵士になった巨人が攻撃をしようとするも・・・

 

キバは手で吹き飛ばし・・・

 

影の巨人は一閃にて倒したのだった・・・。

 

影の蟻たちも足を食べようと群がるも・・・

 

足を蹴り上げ払いのける・・・。

 

ベルが興奮し雄たけびをあげるも・・・

 

旬が手で抑える。

 

「まだ待て。」

と旬が言い、しばし様子見をする。

 

巨人は地面を殴り、影の兵士達が吹き飛ぶ。

 

MPが減りつつも、旬はじっと観察していた。

 

影の巨人とガーナが攻撃するも・・・

 

刃が立たず、巨人の攻撃により消し飛ばされてしまう。

 

さらにMPが減り続ける・・・。

 

カイセルを足場に出す。

 

「行こう!」

 

そういうと、ベルが飛び、旬とイグリットはカイセルに乗って移動したのだった・・・。

 

ベルが巨人の顔面に飛びかかる・・・。

 

しかし、巨人はベルの攻撃を避ける。

 

続いてイグリットがカイセルの頭上から”悪魔王の長剣”のスキルの”白い炎の嵐”を発動させるも・・・

 

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イグリットの攻撃も素早く躱す巨人

 

旬は何かに気が付いたようだった・・・。

 

旬が気が付いたのもつかの間、今度は巨人が旬を攻撃する。

 

旬はよけるも、カイセルが消される。

 

巨人は安心した様子。

 

だが、すぐに異変に気が付くも・・・

 

巨人の腕の上を走るイグリット。

 

再度巨人の顔へと攻撃する。

 

巨人は食らいそうになるが、寸前で手のひらで受け止める。

 

その隙に旬が巨人の目を攻撃する。

 

うまく攻撃を当てた旬は少し離れ、

 

今度はベルが爪で・・・

 

巨人の顔を斬り裂くのだった・・・。

 

 

支配者の権能を使用し、巨人の顔に一斉攻撃をする。

 

 

遠く離れた場所で諸菱くんとウィングが戦いを見ていた・・・。

 

ウィングは見ながら驚いていた。

 

諸菱くんは旬を心配していた。

 

旬の攻撃を食らった巨人は仰け反ろうとしていていたが、

 

旬は再びこのチャンスを逃さなかった・・・。

 

再び攻撃を繰り出す旬。

 

攻撃を食らった巨人は左目から紫色の鮮血が出ていた・・・。

 

ベルがそのまま巨人の左目から体内へ侵入する。

 

スキル:乱刀を使用しました

 

スキル:乱刀を使用しました

 

スキル:乱刀を使用しました

 

外部からは旬の乱刀、内部からはベルが攻撃をする・・・。

 

口から血を吐き出し・・・

 

膝をつく巨人・・・。

 

 

敵を倒しました!

 

感想

激熱展開ですね!!

 

大型巨人が防御しないことに気が付き、それをじっと観察する旬。

 

顔に攻撃するときだけ、巨人が交わしていたのを見逃さず、一斉に攻撃を繰り出す。

 

お見事としか言えない!!

 

ウィングは影の兵士だけど巨人に群がるその光景は

モンスターvsモンスターっていう感じだったのでしょうか・・・。

 

果たして、DFNのS級ゲートのダンジョンブレイクはこれで終わりなのでしょうか・・・。

 

続きが気になります・・・。

 

この神漫画・・・早くアニメ化してほしいいいい!!!!

第135話 (先読みネタバレ注意) ゲオ会長の考えを実現する旬。そしてついに・・・あれを影の兵士とする。

DFNハンター協会にてー

 

オペレーターがインカムより、状況を伝える。

※英語版ではDFNが日本でここの会話が都道府県になっているため、○○○とさせていただきます。

 

次々と奪還成功すると、そこにいたゲオ会長は

「どうやったらこんな事が・・・」

と言う。

 

 

そう思いながら空港であった時を思い出すゲオ会長だった。

 

「お会いできて光栄です。

 

私たちは悲惨な状態なので、要件から申し上げる事をご理解いただければ幸いです。

 

巨人たちは現在○○○に向かっています。

 

○○○を中心に防衛をお願いします。」

とゲオ会長が説明をし、それを通訳が旬に伝える。

 

ゲオ会長は通訳が伝えている間にも考えていたが、旬は

「断る。」

と言うと、ゲオ会長含め、DFNの皆は青ざめていた・・・。

 

ゲオ会長が心配そうに

「そ、それではどのようにお考えですか?」

 

と言う・・・。

 

 

DFNにてー

旬は

君たちは1号、2号、3号、4号、5号にしよう。」

 

と巨人を影にして名前を決めていた。

 

ベルが言うと、旬は

「それならそいつは6号にしよう。」

と言いながら、あたりを見ながら

影交換ですぐ移動して兵士を作るか

と考えていた。

 

再び旬は考えていた。

 

DFN中に送られた影の兵士は、ハンターを支援し巨人を倒しました。

 

豊富な魔力のおかげで、持久戦は私たちにとって確実な勝利だった。

 

影の兵士は破壊されても再生し、疲れ果てた巨人に影の兵士を倒す術はありませんでした。

 

問題は、S級ダンジョンブレイクによりDFN全域でより多くのダンジョンブレイクが発生したことでした。

 

巨人に加え、下級ダンジョンのモンスターが都市を占領したため、避難と討伐を同時に行わなければなりませんでした。


ダンジョンブレイクから7日目の夜

 

DFNの都市を歩く旬と諸菱くん・・・。

 

諸菱くんと旬はあたりを見渡しながら会話をしていた。

 

すると、通訳のウィングが現れた。

 

旬は質問をすると、

「はい。都市部には私以外誰もいません。

 

都市での総損失については、集計されていません。

 

巨人たちはここを中心にDFN各地に散らばりました。

 

派遣されたS級ハンターの総数はあなたを含めて16人です。

 

DFN6人、中国2人、カナダ3人、インド2人、そしてロシアとイギリスからそれぞれ1人。

 

ギルド別に合計6グループに構成されました。

 

犠牲者は、ロシアのユリ・オルロフ・・・

 

ブラック・ホーク・ギルドのハンザワ・コウキ、そしてカナダのルーカス・ホイルです。

 

巨人のほとんどは集団で移動するため、A級ゲートのボスよりも難易度が高く苦戦しています。」

と状況を説明する。

状況を知った旬は

S級が3名も死んだのなら、多くのA級も死んだだろうな。

と思っていた。

ウィングは話を続け、

合計31体の巨人が現れ、そのうちの1体は海を渡り、中国へ向かっています。

 

DFN全土を守るための人員が不足していましたが、あなたのおかげで、ほとんどの巨人が倒されました。

 

残りはあなたの影の軍隊と他のハンターによって対応してます。」

と伝えると、旬は

残っているのはアイツだけだな。」

 

と言うが、周りを見渡すしながら旬は

この光景は見覚えがある。

 

燃え尽きてはいないけど、荒廃した都市・・・

 

悪魔の城を思い出す。

 

廃墟の都市がシステムからのヒントだったなら、

 

設計者は俺に何を言いたかったんだろうか?

 

設計者はすでに死んで消えてしまった。

 

あれ以来、何も無いという事はあれが本当の体だったのかもしれない。

 

悪魔の城が未来のヒントであっても・・・

 

それが起こらないようにしなければならない。だから俺はこの強さに達成した。

 

無力に振り回されることにうんざりしていたので、力を求めてここまで来たじゃないか。

と考えていた。考えが終わり、旬はウィングに

「みんな集まったので、始めますか。」

と言うも

「失礼ですが、他のハンターの方々がまだ到着していませんが・・・?」

と不思議に思うウィングだが、旬は

「いえ、全てここに集まりました。

と言い、後ろを振り向く。

 

影の兵士達が次々に旬のところに集合する。

 

イグリット、アイアン、キバも集まり、旬のそばにより、敬意を示していた。

 

その光景を見たウィングはゾッとするほど驚いていた。

 

別の方向からも徐々に集まっていく旬の影の兵士達。

 

タンク、ガーナも旬のそばに行き、敬意を示す。

 

そして最後に空からベルが合流し、敬意を表す。

 

旬は横を振り向き、

「よし、来たな。

 

皆、お疲れ様。」

と言うとベルが、

「ありがとうございます、王よ。」

 

と言うと旬は諸菱くんに向かって

「賢太、お前はウィングさんと遠くに離れていてくれ。」

 

と言うと諸菱くんが

「はい、水篠さん。」

と真剣な表情でいう。

 

諸菱くんとウィングが離れていく・・・。

 

旬はそれを確認し、

「よし・・・

 

出てこい。」

と言うと、そこには先程影の兵士となった巨人が召喚される。

 

全部隊が集まる光景・・・。

 

旬が

「全軍、

 

突撃!」

と言い、最後の巨人に向かっていくのだった・・・。

 

感想

ついに巨人を影の兵士にしましたね!

 

そして全部隊が集まるその光景はもはや一人の人間の戦力とは思えないほどの数。

 

ゲオ会長が空港であった旬はゲオ会長が考えていた行動をする。

 

次々にDFNを救っていく旬と旬の影の兵士。

 

ここの話は本当にすごいですよね。

 

しかし、旬が来るまでには犠牲者も当然のように出てしまう・・・。

あのオルロフでさえも・・・。

 

さて、これからゲートを守る巨人に向かいます。

 

これからどうなっていくのかも本当に見どころがありますよね!!

 

早く更新してほしいーw

 

一週間とは言わずに1日おきに出てほしいぐらいだけど、このクオリティーを維持するのは本当に大変そうだ・・・。

第134話 (先読みネタバレ注意) DFNの巨人が迫る中、民間人はと言うと・・・。そしてアメリカにもまた同様に・・・。

DFNの街中では、自衛隊らしき軍隊が市民を非難させていた。

 

軍人の男と医者の老夫婦が会話をしていた・・・。

 

軍人の男が最後まで言わずに上を見上げると、

 

ビルの合間から巨人が現れたのだった・・・。

 

軍隊が一斉に銃を構え、アサルトライフルで攻撃するも、

 

巨人は攻撃を弾く。

 

手で先程の男性夫婦を捕まえようとする。

 

身を呈して男性夫婦を庇う軍人。

 

すると、突如巨人に何かが刺さる。

 

その衝撃で巨人は吹き飛ぶ。

 

軍人は後ろを振り向き、何が起こったのかわからないままだった。

 

叫び声が聞こえた。そこには旬の影の兵士のガーナが巨大な槍で巨人を攻撃したのだった・・・。

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驚く軍人だが、

 

その隣で旬が言う。

先程の市民の男性夫婦の上に崩れたビルの破片が落ちて来る。

 

しかし、諸菱くんが盾で破片を受け止める。

 

「僕は皆さんが避難するのを助けながら待機します。」

 

と諸菱くんが言うと、旬は、

「わかった。」

 

そういうと、影の兵士のガーナが槍で攻撃をする。

 

その攻撃がもう一体の巨人を突き刺す。

 

吹き飛んだ巨人。

 

旬がガーナの体から渡り・・・

 

巨人の顔に攻撃をし、とどめを刺すのだった。

 

 

 

アメリメリーランド州にてー

 

レストランで密談をしていた。

 

旬が生き残るのか否やかけ事をしていたが、ある男が

俺はスカベンジャーギルドの建物を賭けよう。

 

水篠ハンターが生き残ることに。

 

それより、我々の所に現れたS級ゲートに焦点を合わせよう。

 

ダンジョンブレイクは明日だ。ここにいる私たちが何人が生き残るのだろうか?」

とトーマス・アンドレがいう。

 

トーマスがそういうと空気が静まり、男は小声でという。

 

トーマスが再び

アメリカよりもDFNで遊ぶほうが楽しかったかもしれない。

 

まあ、明日になれば、ここもそれなりに面白くなるだろう。」

 

そう言って窓を見るとそこには巨大なS級ゲートが出現していたのだった・・・。

 

 

DFNにてー


リポーターが状況を伝える・・・。

 

旬の影の兵士の蟻達が巨人を食べていた。

 

子供が巨人から逃げ惑っていた。

 

子供がもうダメかもしれないと振り返ると、

 

子供を捕まえようとする巨人の手をイグリットが切り落とす。

 

その後アイアンが頭上に上がり、

 

雄叫びを上げながら頭に斧を振り落としていた。

 

巨人が倒れた際の衝撃から子供を守っているイグリット。

 

キレるイグリット・・・。

 

子供は隙間からアイアンの雄叫びを目撃していた。

 

イグリットは呆れていたが、アイアンがドヤると

 

イグリットはやれやれ・・・と漢字に子供を撫でていた。

 

 

旬はその光景を遠くで見ながら、

アイアンは昇進のために張り切ってるな。

 

まぁ、自分の仕事を上手くやってるし、それならいいか。

と旬は思っていた。

 

軍人がお礼を言おうとすると旬がグッジョブと言わんばかりに親指を立てながら、

 

DFN語がわからない旬はカタコトにいう。

 

軍人は通じたのか

「はい・・・ありが・・・・とう・・・。」

と言っていた。

旬は諸菱くんに向かって、避難誘導を指示していた・・・。

 

旬はそれを見た後に、

「さてそろそろ・・・

 

起きろ。

 

そう言って旬は先程倒した巨人を影の兵士にしようとしていたのだった・・・。

 

 

感想

今回も激アツな展開でしたね。

医者っぽい男性は負傷者を前に逃げ出すわけにはいかないと軍人に言うと、軍人もなら私も・・・と言う感じがやばいですよね。

 

なんと言うか、日本の大和魂を感じました。

 

間一髪のところで旬が間に合い、軍人にカタコトで喋るも通じる喜び。

こんな状態で助けに入る迅もそうだけど、諸菱くんもすごいですよね。

 

みんなが避難した後にいつもの恒例のところで終わってはいますが・・・。

 

ただ・・・アメリカでは同じくらいS級ゲートが出現しています。

 

トーマス率いる他のメンバー(?)が旬が死ぬかどうかかけて楽しんでいるも、トーマスだけは旬が生き残るだろうと賭ける。

 

トーマスは侮れない男だと思いました。

 

次の話も気になりますね!!

頑張って翻訳しますのでこれからも応援よろしくお願いします。

第133話 (先読みネタバレ注意) 選択の決意と葵を思う旬の言葉。ぞれぞれの思いは・・・。

ヘリコプターの中、中継をしているリポーターとカメラマンが乗っていた・・・。
カメラマンが

これはひどいな。」

 

と言うと、リポーターは

「建物を破壊し、木を引き裂き・・・

 

まるで人間の痕跡をすべて消そうとしているように動き回っている。

 

そして何よりも重要なことは・・・奴らは人を食べる事です。」

と言うと、カメラマンは危機感を感じていた。

 

リポーターは

「奴らの手が届かない高さにいて、こちらから攻撃しない限りは安全だ。

 

数回の観察で確認された事実だから信じられる。

 

それより、巨人の中で最も巨大な巨人は・・・

 

他の巨人は各地に散っていったのに一人でゲートを守ってる。

 

誰かを待っているのか・・・ゲートを守っているのか。

 

理由はわからない。」

と言う。

 

カメラマンはカメラを回しながら、

まるでプログラムに基づいて動いている機械のように見えます。」

と言う。

 

リポーターは

ダンジョンブレイクが起こってからどれくらい経ちますか?」

と言うと、カメラマンが

「今日で2日目です。」

と答えた。

 

リポーターはつぶやいていた・・・。

 

 

旬の事務所にてー

 


DFNに行くんですか!?」

と諸菱くんが旬に言う。

 

心配そうに言うも、旬は

「成功すれば我進ギルドの名前が世界中に広がる。」

と言うも

 

諸菱くんは本当に心配していた。

 

 

「わかりました、水篠さん。

 

僕も一緒に行きます!!

と諸菱くんは同行をすることを決意した。

 

この言葉に驚いた旬は

「え!?」

と言うと、

「レッドゲート事件、架南島攻略、そして最近の二重ダンジョン。

 

ニュース記事にあるこれらの共通点を知ってますか?

 

僕がどこにもいないでしょう、水篠さん!」

と泣きながら諸菱くんが事件を集めたアルバムを旬に見せる。

 

「僕が唯一他の人に自慢できることと言えば、いつもあなたのそばにいるということです!

 

これを自分で言うのも恥ずかしいですが、水篠さんは僕の誇りの源なんです!」

と立ち上がって号泣する諸菱くん。

 

旬が言うも諸菱くんは続けて、

「だから僕も水篠さんがいるところにいたいんです。

 

ぜひ連れて行ってください。」

と言うと、

「さっきは俺に行かないように忠告してたけど・・・俺がどこに行くと言ったか覚えてるの?」

と旬が言う。

「僕は水篠さんを信じています。

 

だから水篠さんが無事なら、僕も無事です。」

と諸菱くんが自信を持って言う。

 

この言葉を待っていたのか旬は顔を隠し、微笑む。

 

旬は立ち上がり、

「冗談だよ。こんな状況でDFNに行くわけないだろ?」

という。

「水篠さん?」

と心配そうに思う諸菱くん。

「今日は家に帰っていいよ。お疲れ様。」

 

と言い、ドアを開け帰宅する旬。

諸菱くんは

「水篠さん!!」

と言う。

 

諸菱くんは悲しそうに旬を見つめる。

 

 

 

旬は歩きながら考え事をしていた・・・。

 

考え終わったのか、家に入り、

「ただいま。」

 

と言うと、旬の母親が

「おかえり、旬?

 

夕飯食べる?」

と言うも再び旬は

「葵はどう?」

と葵を心配するも旬の母親は

「葵はまだ食欲が無いみたい。」

と答えた。

旬は

そうだ・・・。選ぶ必要がある。

とどうやら考えの結論が決まったようだった・・・。

 

 

食事中に諸菱建設に行ったことを思い出す・・・。

「すみません。

 

残念ながら、俺にできることは何もありません。」

と言うと、諸菱くんの父親は

「そ・・・それでは水篠さん、あなたのお母さんはどうやって回復したのですか?」

と質問をするも旬は

「会長。

 

もし俺がその方法を知っていて、

 

それでお金を稼ぎたいとしたら、なぜ今まで黙っていたんでしょう?」

と旬は答えた。

 

諸菱くんの父親は悲しそうに答えた。

 

旬は

「それでは失礼します。」

そう言って社長室を後にした・・・。

 

エレベーターの中で、

「はぁ・・・

 

それでも、賢太の父親なのか・・・。」

と言い、

しかし俺は彼の事を知らない。

 

彼がどんな人なのか、

 

本当に病気を患っているのか、何かを企んでいるのかわからない。

 

命の神水は残りの数が限られている。

 

もう少し使い方を慎重にしないといけない。

と考えていた。

 命の神水は残り・・・・5個・・・

shiyukichi.hatenablog.com

 

食べながらずっと考えていた・・・。
彼の申し出は非常に大胆だった・・・でも、だましてもなかった。

 

もし今すぐ選択しなければならないとしたら、俺は・・・。

と考えた挙句、

「・・・

 

母さん。

 

俺は行くよ。」

と言う。

後ろ姿で洗い物をする旬の母親。

 

旬は考えていた。

 

旬の母親は洗い物をしながら

「お父さんも火事と連絡を受けると食事中であってもいつも飛び出していったわ。

 

食べ終わったら荷物をまとめるの手伝うわ。」

と母親が言う。

葵はその会話を布団の中で話を聞いていた。

 

布団で顔を隠す葵。

 

夜・・・

 

旬は葵の部屋のドアを開け、

 

旬は

「少し話そうか。」

と言う。

 

考え事をしながら、

「ほら、俺は最近死にかけただろ。」

たぶんプレイヤーになる前の二重ダンジョンのことを言ってるのだと思う旬。

 

と言うも葵は黙っていた。

旬は

「・・・。」

 

しまったと思い、葵の方を向き、

「いや、違う。えぇとそうじゃなくて・・・

 

そうだ、俺はいつも死ぬ危険にさらされているだろう。

 

今度は本当に死ぬかもしれない。

 

かなり危険だ。

 

とにかく、生きて帰ってくることが出来た。

 

生きて家に帰るたびに感謝している。

 

だから今回も生きて帰ってくるよ。

 

ありがとう。

 

今まで俺が行くことを止めないでくれて。」

と言い、葵の頭を撫でる旬。

 

葵は涙目になり、

 

泣きながらながら、

「どうせ行くんでしょ。」

 

と言う。

旬は

「ああ。戻ってくるさ。

 

心配するな。

 

遠く離れていても俺が守るから。」

葵を守る約束をし、旬はDFNへと旅立つのだった・・・。

 

記者会見にてー
後藤会長が説明をする。

 

あたりはカメラマンや記者達でいっぱいだった・・・。

 

旬が後藤会長に近づき、

 

旬が演説をする。 

 

旬と後藤会長が握手をし、旬は出発のため、空港へと行くのだった・・・。

 

諸菱くんもまた、空港で大荷物を背負ってDFNへ行こうとしていた。

 

旬が諸菱くんを見つけるも、

 

諸菱くんは決意の眼差しをしていた。

 

呆れた旬は諸菱くんとDFNへ行くことになったのだった・・・。

 

水篠 旬 Sランク

我進ギルドマスター

 

諸菱 賢太 Dランク

我進ギルド副マスター

 

こうして二人は舞台はDFNへと移り変わるのだった・・・。

 

感想

葵を思う旬。このシーンも89話同様感動しますよね!!

 

自分が死ぬかもしれない。

だから諸菱くんも連れて行くことができない。

 

どんな危険な目にあっても、葵だけは必ず守ると約束をする旬。

 

人生オワコン状態の葵もようやくその言葉に涙する。

 

何も言わず、そっと準備を進める旬の母親。

 

選択をし、命の神水をあげずに終わる諸菱くんの父親。

これから溺睡症はどうなるのだろうか・・・

 

本当に俺だけLvアップな件は面白いです!!

自分は前回の設計者と戦って終わりかなーっと思っておりましたが、まだまだ続きます!

確かに、石像の姿を借りていただけだったので、決着はついてないですもんね・・・。

 

ここのシーンは本当に好きなので是非皆にお勧めします!!