俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第132話 (先読みネタバレ注意)DFNのS級ゲートと溺睡症に悩む男・・・。

病院にてー

諸菱くんが旬に

レイドは・・・

 

失敗しました。」

と言う。

旬は何やら悲しそうな目をしていた。

 

 

 

諸菱建設にてー


机に寝ている諸菱くんの父親がいた・・・。

 

私はどのくらい眠っていた?」

とどうやら溺睡症の症状が出てきているようだった・・・。

父親の秘書が

「23時間46分ほど眠られていました。

 

ご指示通り24時間経っても起きなかった場合、病院に連れて行く予定でした。」

と事前に24時間以上寝ていると病院に行くようにと指示していたようだった・・・。

 

秘書が続けて

「まず、お知らせが2つあります。

 

一つ目は、溺睡症から目覚めた患者の報告があります。」

と資料を見せながら言う。諸菱くんの父親は

「溺睡症患者が目を覚ましたのか?」

と言うと、秘書は

「はい。

 

その患者は水篠ハンターの母親です。」

と答えた。

 

 

諸菱くんの父親は溺睡症の症状が度々起こっていた・・・。

 

そのせいか、目にクマが出てきているようだ・・・。

 

「・・・わかった。

 

もう一つの報告は何ですか?」

と諸菱くんの父親は秘書に言うと、

二つ目は・・・

 

女性が訪ねてきました。」

そう言ってドアを開ける秘書は訪ねてきた女性を社長室に通した・・・。

 

女性は

「いつから・・・そんな症状がでていたの?」

 

と諸菱くんの父親に向かって心配そうな表情で言った。

 

 

 

DFNにてー

巨人は掴んでいたオルロフを空中で手放す。

 

オルロフは

「うわあああっ!」

 

叫びながら巨人はオルロフを飲み込んだ。

 

 

自衛隊が戦車で巨人を攻撃する・・・。

 

更に戦闘ヘリで巨人を攻撃する・・・。

 

その光景を見ていたレイジが

「モンスターにあんな武器では効果がありません!

 

みんな突っ立っている場合ですか?攻撃してください!」

と言い、一緒にいたカナとルノーが動き出す。

 

カナはどこに攻撃をしようかと考えていた。

 

しかし、巨人は殺気を感じたのか、カナはそれを察知する。

 

巨人が一閃に薙ぎ払いをする。

 

巨人の攻撃を躱すカナとルノー

 

ヘリコプターから中継する中、旬はTVで見ていた。

 

旬は

これが続くと、架南島のゲートと同じことに・・・

 

アジア全体が危険にさらされる可能性がある。

 

急がなければ・・・

と思っていると

「行かないで。

 

お兄ちゃん、行かないで・・・。」

と葵が部屋からドアを開け、旬を引き止めていた。

 

 

旬は

「行かないでって・・・。」

 

全て言う間も無く、葵が

「とにかく行かないで。」

と言う。

 

葵もあの事件以来どうも眠れない様子だった・・・。

 

旬は心配する葵に向かって

「・・・・。」

と少し沈黙をあけ、

「行かないよ。

 

最近働きすぎだし、しばらく休むつもりだよ。」

そう言って椅子から立ち上がり、

「心配するな。」

 

と言い葵の頭を撫でる。

 

旬はそのまま外に出て行ったのだった・・・。

 

公園にてー

 


旬はベンチに座っていた。

 

「ベル。」

と言い、ベルを呼ぶも、ベルは

 

「はい、殿・・・いや・・・王よ。」

と言うも、旬は

「葵を護衛するように言ったのにドラマを見ていたな?

 

わかってるぞ。」

と、冷や汗をかくベルだった。

 

旬は

「葵の様子はどう?」

と様子見をさせていたベルに聞くと、

「睡眠以外は何もしていません、王よ。」

とベルが答えた。

 

 

旬はわかっていた。

おそらくトラウマを抱えているんだろう・・・。

 

4年前の最初のレイド以来、行くななんて言った事がない。

 

何をすべきか・・・?

と考えながら公園を後にし、歩き出す旬。

 

歩いていると、途中で車が近づいて旬の前で止まる。

 

旬はそのままどこかへと行ってしまったのだった。

 

 

 

諸菱建設にてー

 

どうやら旬は諸菱くんの父親に捕まり、そのまま諸菱建設に来たようだった。

 

「はじめまして、水篠ハンター。

 

諸菱建設の諸菱明成です。」

挨拶をし、小切手を机に置く。

旬は小切手を見つめ、何かを悟る。

 

諸菱くんの父親は

「お金で何でも買えるとは思っていません。

 

特に相手がS級ハンターの方ならなおさらでしょう。

 

これは私の誠実さの表現と思って頂ければ幸いです。」

と言い、旬は

「俺から何を買いたいんですか?」

と言うと、諸菱くんの父親は

「・・・・・。

 

私はあなたのお母さんと同じ病気です。」

と言うと、旬は驚いた様子だった。

 

病気のことについて二人は話していた・・・。

 

本題に入る諸菱くんの父親だった。

「病気を治す方法をあらゆる面から調べていた所、世界中でたった一人だけ回復した患者を見つけました。

 

その一人があなたのお母さんだったという事実は偶然とは思えません。

 

あなたの助けが欲しいのは真実です。

 

助けて頂けるなら、その恩は絶対に忘れません。」

と諸菱くんの父親は旬に向かって説明した。

 

旬は・・・

 

今日

 

 

選択を迫られている。

 

 

感想

やばいですなー相変わらず。

 

毎回ハラハラしますw

 

そして、さようならオルロフ。

 

巨人に食べられるなんてまるで進撃の巨人っぽいですよねw

 

それはさておき、溺睡症に悩む諸菱くんの父親。

 

どうにか調べて旬の母親のことを知る。

 

自分の溺睡症を治すべく、旬に近づくも・・・

 

この選択こそが、今後のルート選択になるとは・・・。

第131話 (先読みネタバレ注意)二重ダンジョンを終えて・・・

ゲートの外にて、ハンタースギルドの帰りを待つ人々がいた。

 


「ハンタースギルドのメンバーが入ってからもう一時間も経ってるけど・・・

 

 

と外でハンター達が会話しているとゲートからハンタースギルドのメンバーが出てきた。

 

 

しかし、出てきたハンタースのギルドメンバーと犬飼課長達は皆ボロボロで疲れ果てていたのだった・・・。

 

外では皆唖然とした表情をしていた。

 

 

犬飼課長が、

「勇気ギルドのメンバーですか?

 

戦死した方々を運ぶのを手伝って頂けませんか?」

と犬飼課長が言うと驚いた勇気ギルドのメンバーが

「わ、わかりました!もちろんです!!」

と外にいたハンター達はゲートの中に入り、戦死したメンバーを運びに行ったのだった・・・。

 

日も暮れ・・・

 

 

犬飼課長が旬に向かって

「トップランクのハンターが20人ほど亡くなるとは・・・。

 

ダンジョンブレイクが起きていたら想像を絶するほどの死傷者が出ていたはずです。

 

水篠ハンターは防ぎに来てくれたんですか?」

と質問をすると

「生きて戻れたのはハンタースギルドと監視課が動いてくれたおかげです。」

と旬は答えた。

 

犬飼課長は

「監視課はS級ハンターの動きを把握しています。

 

ハンタースギルドに協力を求めたのは私の判断です。

 

その結果このような失態を招いてしまいました・・・。

 

水篠ハンターはなぜ二重ダンジョンの存在を知っていたんですか?」

と旬に質問をすると、

「ダンジョンに呼ばれたんです。」

と答える旬。

 

犬飼課長は意図がわからず

「・・・呼ばれたとは?」

と旬に言い返すと、

 

旬は

「はい、この場所に来るようにとメッセージを受けました。」

 

犬飼課長は

「そのメッセージを私達も見ることができますか?」

と旬に聞くも、

「メッセージは俺の頭の中でしか見ることができません。」

と答えると、犬飼課長は冗談だと思っていた・・・。

 

雫が旬に近寄り、

「大丈夫ですか?」

と心配そうに言うと、クラッとなった旬は

「疲れた・・・。」

と言い、旬はその場で倒れてしまったのだった・・・。

 

 

 

DFNにてー

 


大量の魔法石を運んだトラックがどこかへと向かって行った。

 

道路に魔法石を下ろす。

 

オルロフの指示により、トラックで運ばれた魔法石は、ゲートの周辺に運ばれていたのだった・・・。

 

オルロフが

「ところで・・・妙だな。」

とオルロフが何かを感じる。

 

隣にいた男が

「え?何か間違いでもありましたか?」

とオルロフに確認をすると、

「いや、魔法陣は完璧だ。しかし・・・

 

近くに誰かいるようだ。」

そう言ってあたりを見るオルロフだった。

 

「え?」

と隣にいた男が不思議そうに思っていると、オルロフは

「誰だ!

 

姿を見せろ!!」

と大声で言い、あたりを見渡すも、

「ダンジョンブレイクは明日ですが、勇敢な人がまだ近くに残っていると言うことですか?」

と質問をすると、オルロフは

「人とは言ってないぞ?」

とニヤリと笑いながら言う。

 

「え?」

と驚く隣の男だった・・・。

 

とある建物の屋上にて、

「感のいい男だ。

 

まあ・・・彼の力がどこから来ているのかを考えれば、不思議な事でも何もない。

 

それより・・・

 

いよいよ始まるか。

 

すべてが予定どおり進んでいる。

 

予言された悲劇に。」

と実は旬の父親のジュンイチロウだったのだ。

 

周りを警備によって立ち入り禁止にしていた。

 

いざと言うときのために軍人は戦車も用意していたのだった。

 

その光景をみたカナが

「現代兵器じゃモンスターにたいした効果も無いっていうのに、

 

軍隊を動員する必要なんてあるの?」

と口走っていると、レイジは

「ユリ・オルロフが失敗した場合、

 

ハンターが攻撃に備えるための時間を作る必要があります。」

と答えた。

 

 

ゲートの周りにばら撒かれた魔法石の周りを歩きながらオルロフは

「完璧だ。

 

すべてがうまくいけば、私一人でS級ゲートを解決出来そうだ!」

と魔法石の配置を確認をしながらオルロフは言う。

 

「一人でS級ゲートをクリアした男と呼ばれたいものだが、

 

残念ながらその表現に適しているハンターがもう一人いるから貪欲にはなれないな。」

オルロフがお酒の瓶を開けながら言うと、

「オルロフさん!アルコールは・・・」

と隣にいた男が注意しがちに言うも、

「これは私の緊張を和らげるための乾杯だ。私はあなたに素晴らしいショーをお見せする。」

とお酒を飲むオルロフ。

 

お酒を飲みながらも

「S級ハンターは何人待機しているのか?」

と質問をすると、

「合計15名です。」

と答える隣の男の人。

 

オルロフは

「私のショーを見るにはちょっと少ない。

 

アメリカは何をしている?

 

DFNにS級ハンターの助けを送っていないのか?」

と確認をするも、

「米国東部のメリーランド州にもS級ゲートが現れました。

 

日本だけでなく、イギリス、インド、その他の国々でも・・・。」

オルロフは空を見上げながら、

「世界各地で人手不足に晒されている。」

と言うと

「あ、ああ・・・!

 

ゲートが!

 

ゲートが開きます!

と、隣の男が大慌てをして言ったのだった・・・。

 

 

病院にてー
旬が目を覚ます。

 

天井を見上げ、

 

「病院・・・?」

と言って起き上がると、

「水篠さん!」

と諸菱くんがドアを開け、驚いていた。

 

旬は

「賢太?

 

どうした?」

と言うと、

「やっと起きました!

 

僕たちは本当に水篠ハンターが死んだのかと思いました!

 

3日間眠ってたんです!」

と諸菱くんが言うと、旬は

「3日も!?」

と驚いていた。

 

諸菱くんは

「はい!とても心配しましたよ水篠さん!」

と言う。

 

考えた旬は

「賢太、どうなった?」

と言うと、諸菱くんは

「あぁ・・・

 

それは・・・。」

と顔を背け、悲しそうな表情で言うのだった。

 

DFNにてー
ハンター達はゲートを見つめ、

「きょ、巨人!」

「巨人だ!」

ダンジョンブレイクしたゲートから巨人が出てきたのだった・・・。

 

 

ハンター達は

「A級ダンジョンにボスとして登場するモンスターがすぐに出てきたのか!?」

と冷や汗混じりなハンター達だった。

 

オルロフは魔法石の力を使う。

 

あたり一面の魔法石はオルロフによって結界を張る。

 

巨人がオルロフに攻撃をするが結界に阻まれていた・・・。

 

その光景を目にしたオルロフは勝ち誇りながら言うオルロフだったが、

 

巨人の頭部を巨大な手が払いのけていた・・・。

 

驚き、冷や汗混じりのオルロフが

「え?」

 

と言うと

先ほど出た巨人よりも更に巨大な巨人がゲートから出現していた。

 

 

オルロフが

「え・・・え!?」

と言うと巨大な巨人が剣で一閃すると結界を破り、

 

複数のビル諸共真っ二つに切り裂かれた・・・・。

 

 

感想

二重ダンジョンから出たハンタースギルドや犬飼課長達はひどく疲れ切っていた・・・。

 

そんな出来事も休む間もなく、DFNではS級ゲートがダンジョンブレイクを起こす・・・。

 

オルロフが余裕ぶっこいて結界を張るも、A級ゲートのボスである巨人達は塞がれるが、

 

中から出てきたは更に大きな大きな巨人だった・・・

 

どうなるオルロフ、どうなるDFN。

 

二重ダンジョンが終わり、俊はもう一つ黒い心臓を手に入れたが、

 

俊はDFNに行くことになるのだろうか。

 

急な展開で一気に面白くなりますね!!

果たしてどうなるのであろうか・・・。

 

第130話 (先読みネタバレ注意) ハンタースギルドvs石像 ついに決着が・・・!?

石像が雫に向かって、

「あなたと遊ぶのは楽しいです。

 

とても楽しい。

 

私の設計の外でもう少し行動してみてください。」

と雫を見下ろして言う。

 

雫はスキル:剣舞を使用する。

 

石像はまだ戦う雫を見て、雫の攻撃を受け流しながら言うも、

 

雫は右肩に石像からの攻撃を受ける。

 

「きゃあ!」

と攻撃を喰らいながら怯んでいると、石像は

「ハハ。もう終わりですか?

 

あなたも設計通りになるとは、人間は面白くない。まったく面白くない。

 

私の設計はどんな結果にも予測して対応します。

 

こんな小さな攻撃では私の設計を壊す事は出来ません。

 

それ以上の結果はでなさそうですね。」

ハンタースのギルドメンバー達は石像に攻撃をするも、石像は延々と語り出していた。

 

上代表が石像に魔法攻撃を当て、

 

「水篠ハンターの目を覚ます必要があります。

 

それ以外に方法がありません。」

と言うと、雫は右肩の傷口を抑えながら旬に近づこうとする。

 

王の眠りを邪魔をするものは許さないと、石像が背後から雫を掴もうとする。

 

しかし、雫は攻撃を避けた。

 

石像が雫の動きを見て、

「あなたは避けるのがうまいですね。」

 

と言うも、何かに気がつく。

 

石像が

「影?」

 

と言うと、雫に影の兵士が取り付いているのに気づく。

 

石像は再び語り出す。

「この部屋のルールで外に出ることはできませんが、確かに存在感があります。

 

彼女は人間だが、王が兵士を割り当てました。

 

どうやってこの場所を見つけたんですか?

 

水篠ハンターとの関係は?」

と雫に問う。

 

雫は

「・・・友達です。

 

私たちは・・・友達。水篠ハンターを救うためにここにきました。」

と負傷した手を抑えながら言う。

 

石像は

「王の意図ではないのですね?

 

わかりました。あなたにチャンスを与えます。

 

今日、偉大な君主の一人がこの世界に降臨されます。

 

この輝かしい光景を目撃する機会を与えましょう。

 

しかし、他の全ての人間は・・・。

 

彼らは皆、立っている場所で死ぬでしょう。」

と言い、雫以外の人間に攻撃を繰り出す。

 

 

石像が声のする方に向くと、

 

旬が石像の頬を殴っていた。

 

旬は

「お前。

 

俺の体に何をしたんだ?」

と言い、右に黒い心臓を纏う旬の姿だった。

 

皆、唖然とする。

 

上代表はやっと起きたか・・・と言う表情をする。

 

旬は石像を足蹴にする。

 

石像が

「・・・・・。

 

・・・あなたは王様じゃない。

 

どうして・・・

 

あなたは王の代わりにその場所に立っているのですか?

 

黒い心臓を持ちながら、どうして自我を維持することが出来るんですか?」

と意味深なことを言う。

 

 

旬は

“黒い心臓“

 

この心臓のおかげで信じられないほどの魔力があるのか?

と思っていると通知より、

 

[称号:悪魔ハンター]

条件が満たされました。

悪魔の王、ホワイトブレイズのバランを倒した記憶を取り戻しました。

強大な力が所有者に認められました。

効果:黒い心臓:マナ+ 100,000


MP:109,433

 


旬は石像を見ながら

反応から見て明らかだ。

 

「黒い心」を引き出すつもりはなかった。

 

そして「黒い心」は私を強くすることになっていない。

 

読み込んだデータは質問の答えになってない。

 

まだ・・・すべてを聞いてない・・・。

 

と思いながら、

「お前は俺をプレイヤーとして選ぶことに反対したと言ったな。

 

プレイヤーとは何だ?

 

お前の意図は何なんだ?」

と言うと石像は、

「いいや・・・

 

影の君主、あなたは私達を・・・!

 

他の君主がただ待機して見守っていると思いますか!?」

と答える石像。

 

旬は短剣4本を空中に取り出し、

「俺の質問に答えろ。」

そういって石像に短剣を押し付けた・・・。

 

 

石像は

「ハハハ・・・予測を遥かに超えている。

 

何故あなたが選ばれたのか少しわかったよ。」

と言う。

 

「動いていなかった石像が・・・

 

動き出した!!」

周りをかこっていた石像が動き出したのだった・・・。

 

石像はこの状況で、

「アハハ。私を壊すと誰も人形を止めることができなくなります。

 

それでも私を壊しますか?」

と言うと旬は

「お前を壊した後、人形を壊せばいいだろ?」

 

と言うと、石像は

「システムの設計者である私を殺すと・・・。」

 

旬は笑いながら

「俺はEランクハンターに戻るのか?

 

それについて考えてきた。

 

システムの作成者が消えたとしても、すでに作成されているシステムは崩壊しないんじゃないか?」

 

この言葉を聞いて焦る石像は

 

「こうなったら破壊してやる・・・!」

 

システム通知を出し、旬のプレイヤーとしての存在を消そうとする石像だったのだが・・・

 

システムが作成者のアクセスをブロックしました

 

システムが作成者のアクセスをブロックしました

 

システムが作成者のアクセスをブロックしました

 

この通知を見た石像が
「どうしてシステムが・・・!?」

と慌てていた。

 

旬は

「俺は・・・

 

それについても考えた。

 

システムを飲み込むと。

 

どうやら設計に欠陥があったみたいだな。」

と言うと石像は

「いや!あなたは・・・!」

 

と言うと同時に旬は空中に放った4本の短剣を使って

 

石像を粉々に斬り刻んでいったのだった・・・。

 

真っ二つに割かれた石像は

「予測・・・無し。

 

予測ありません。

 

火柱が天を支えるために建てられるとき

 

避けられない死があなたを迎えることになるでしょう。」

そういって粉々になっていく石像。

 

旬は

「・・・

 

そうだな。」

 

感想

ついに決着がつきました!

 

いやーまじで石像はいったい何のために旬をプレイヤーとしてしまったのだろうか。

本人は反対したといっていたが、この意味する言葉はいったい何なんだろうか・・・。

 

他の君主とはいったい・・・。

 

今後の俺だけレベルアップな件はマジで検討が付かないほど面白い展開になっております。

第129話 (先読みネタバレ注意) データの中身とその内容とは・・・!?ハンタースvs石像

データの中にてー

 

影の君主がまだ何かを見つめている・・・。

 

旬は気になったのか後ろを振り向くと

 

空には赤いゲート青いゲートが共に空から現れていた。

 

 

青いゲートからは槍を手にした悪魔達が出現している・・・。

 

 

旬は悪魔達をみて、

リカード、フェイトス、ロカン、イングレス・・・

 

そしてエシルがいたラディール家まで・・・。

と思っていた。 

shiyukichi.hatenablog.com

 

 

赤いゲートからは巨大な白い狼と獣人達が出現していた。

 

 

悪魔・獣人達は影の君主を見ていた・・・。

 

お互いの戦いが再び始まろうとしていたのだった・・・。

 

 

カルテノン神殿にてー


上代表は

負傷者は後方に下がって下さい!」

と大慌てで指示を出す。

 

ヒーラーたちも

「今癒し中ですので、お待ちください!」

 

そして石像の兵士達が徐々に攻めてきたので

「敵が近づいています!!」

 

と言うと石像が

「私の人形が全て破壊された時、

 

生き残った人には王の誕生を見る栄光の機会を与えましょう。

 

一人でも生き残っていられたらね。」

と言うと同時に神像の目が光る・・・。

 

上代表は何かを感じたのか

「全員避けて下さい!!」

と言うと、神像が目からビームを出す。

 

なんとか避けることができたハンタースギルド。

上代表が神像を攻撃するために火炎魔法を唱える。

 

攻撃を当てたのちに、犬飼課長はすかさず己の鉄拳を石像の兵士の顔に食らわす。

 

激しい衝突音がするも・・・

 

ダメージを喰らっていなかった・・・。

 

犬飼課長はその場を離れると同時に最上代表が連携で犬飼課長が攻撃をした石像に火炎魔法を与える。

 

上代表は

「ここの石像達、物理攻撃の耐性が尋常すぎます!

 

みなさん気をつけてください!」

と言うも最上代表は

これだけの魔力でも喰らわないのか?

 

と思いながら石像の様子を伺う。

魔法攻撃の耐性も高いのか・・・?

と再び感じていた。

 

メンバーの皆も石像の耐久度を感じていた。

 

上代表は

くそっ、他に方法はないのか?

必死になって探していると・・・

 

旬に低級の火炎魔法にて攻撃をする。

と思いながら旬に攻撃を当てようとすると・・・

 

旬をかばう石像だった。

 

石像が攻撃してきた最上代表に向かって

「あなたは王の眠りを妨害しようというのですか?」

と言い最上代表に攻撃をするも

 

 

犬飼課長を含む3名が石像の攻撃を受け止めていた。

 

犬飼課長は

「向坂さん!私達が抑えますので、水篠ハンターを起こしてください!」

と言うと答える雫。

 

雫が旬に近づいていた・・・。

 

 

データの中にてー
悪魔と獣人たちは影の兵士たちと戦っていた。

 

旬はその光景を見ていた・・・。

旬は

影が破壊されても復活し続けている。

 

もし俺だったら、魔力が底をついていた。

 

どれだけ魔力があるのかわからない・・・。

と旬は見て思っていた。

 

悪魔族と獣人族達は2つのゲートから現れた。

 

彼らは影の兵士達を何も考えずに殺していた。

 

この戦争がモンスターと銀色の兵士達の戦いであれば、彼らが戦う理由はなかった。

 

旬は戦いを見ながら、

影の兵士達はモンスター側?

 

もしそうなら・・・

 

内部抗争!?

 

倒れている悪魔族がいた・・・

 

悪魔族の長と思われる者も壁を背に倒れていたのだった・・・。

 

 

影の君主が近づき、

「今日こそ奴らとの戦いを終わらせることができる日だった。

 

なぜ私を裏切った?」

と言うと悪魔族の長が

「それは無駄だ・・・。あなたを終わらせることができたはずだった。」

 

影の君主が

「理由を聞きたい。」

と質問をすると

 

悪魔族の長は

「ハハハ・・・。

 

□□□□□□。」

と答えるも読み取ることができなかった。

 

悪魔族の長は再び

「□□□□□□。」

と言うと、影の君主はスキル:支配者の手を使用する。

 

 

悪魔族の長の首を掴む。

 

悪魔族の長が首を掴まれながらも、

「□□□□□□。」

 

という。

影の君主は悪魔族の長を見つめる・・・

 

その後首を絞めたのか口から血が飛び散る。

 

悪魔族の長を見た旬は

この目。

 

どこかで・・・。

と思っていた。

 

影の君主は悪魔族の長の首を離す。

 

悪魔族の長が再び地面に倒れ、

 

影の君主は悪魔族の長の兜を取る。

 

旬は悪魔族の長の顔を見ると再び

悪魔王・・・バラン?

 

何故バランが・・・!?

と思っているとここで違和感が起こる。

旬はなぜか目の前に悪魔王バランがいた・・・。

 

え・・・?

 

どうして・・・なぜ今まで気づかなかったんだ?

と思っていると影の君主が旬になっていたのだった・・・。

 

旬は自分の右胸を触る。

 

旬は右胸鼓動を感じる・・・。

 

もう一つ心臓があることに気づく・・・。

 

旬が後ろを振り向くと・・・

 

再び銀色の兵士がゲートから出てきていた・・・。

 

 

読み込まれたデータが終了しました。

 

 

感想

やば・・・!

実はデータで見ていたのは影の君主が旬だった・・・。

 

まぁみんな予想はつきますよねw

 

しかし、銀色の兵士との戦いが行われる際に悪魔と獣人との戦い。

 

更には悪魔城にいた悪魔王バランが旬のことを狙っていた・・・。

 

このデータとはいったい何の意味があるのだろうか。

 

また何を伝えるために石像は旬に見せたのだろうか・・・。

 

謎が深まるばかりです。

 

一方ハンタースと犬飼課長は石像と戦って入るものの、傷一つつかない石像の兵士達。

迅を起こそうとするも、石像が邪魔をする。

 

これを見た皆はいったいどう感じたのだろうか。

果たして、生き残れるのだろうか・・・または旬が目覚めるのであろうか・・・。

第128話 (先読みネタバレ注意)報酬とその中身とは・・・!?

カルテノン神殿にてー


石像が指を刺しながら旬に向かって

「あなたの中に答えがあります。」

 

と言うと旬は通知を見ながら答える。

 

石像は笑いながら

「あなたに選択を任せます。」

 

と言うと通知より

 

記憶に保存されているデータが取得されています

 

承諾しますか?


旬はしばらく考える。

 

旬は考えがまとまり、

「はい。

 

承諾します。」

と言うと通知より

 

データの取得に成功しました

 

と出るとあたり一面に黄色のオーラが広がり、旬はそのデータの中へと意識だけが飛んでいったのだった。

 

データの中にてー

旬は上空でその記憶を眺めていた・・・。


それはあたり一面に広がる凄まじい数のモンスターがどこかへ進む様子だった。

 

旬は

なんてことだ・・・

 

モンスターがこんなに集まっているのか。

と旬は思いながら、見ていたのだった。

 

モンスター達が一様上空を見上げている。

 

 

旬はふと後ろを振り向くと・・・

 

上空が渦巻く光景・・・

 

 

 

旬は

ここは地球じゃないのか?

と思っていた。

 

アイスエルフ(百鬼)、ハイオーク、ゴブリン、ジャイアントを始めとする無数のモンスター達。

 

ここの集まったモンスターが一度にゲートから出てきたら、人間に勝ち目はない。

 

しかし、彼らが敵対する相手は人間ではなかった。

 


上空の渦巻きが割れ、中から数多くの羽のついた兵士がやってきた・・・。

 

今から何が起こるのか。

 

すぐにわかった。

 

戦争

 

モンスターたちが力を合わせて銀色の兵士たちと戦っていた。

 

武器と武器がぶつかり合う音と防具が壊れる音が耳に響き渡る。

 

叫び声はすぐに悲鳴とうめき声に変わり、地面が赤く染まった。

 

銀色の兵士たちは強かった。

 

モンスターの全滅は避けられないと思われた時、

 

進撃してきた銀色の兵士たちは、

 

一人、また一人と歩みを止めた。

 

黒い何かが近づく・・・。

 


「起きろ」

 

旬は

あれは・・・

 

君主の領地と・・・

 

影の抽出!

 

モンスターの死骸から旬は見慣れた光景があたり一面に″それ″が広がった。

 

ということは・・・

 

彼が影の君主?

 

不死

 

不死の軍隊

 

モンスターの犠牲は死では終わらず、

 

血は暗く濃く染まり新しい力を得たのだった。

 

旬は

膨大な数だ。

 

俺とは比較にならない程に・・・。

と思っていた。

 

モンスターは死の瀬戸際から這い出し銀色の兵士たちに殺到した。

 

銀色軍団と黒色軍団が戦場で絡み合っていた。

 

叫び声が戦場に舞い上がり、地面が鳴った。

 

 

一方的な虐殺に終わった戦闘が、再び戦争となった。

 

たった一人の登場が戦争の運命を完全に変えてしまったのだ。

 

影の君主が銀色の兵士たちを切り刻んでいく・・・

 

戦闘の中で旬は見慣れたスキルを目にする。

 

支配者の力・・・

 

彼は旬と同様に支配者の力を使い、銀色の兵士たちを倒していく・・・。

 

影の兵士たちは敵を完全に制圧するまで、破壊と復活を続けた。

 

君主が通り過ぎた所は、まるで嵐が通り過ぎたように破壊の痕跡を残した。

 

モンスターと影の君主が勝利したかに見えた。

 

あいつが現れるまでは・・・

 

ダンジョンにてー


「どう思います?」

と言う声とともにハンタースギルドと犬飼課長と精鋭部隊は二重ダンジョンの扉の前にたどり着いていた。

 

上代表は

「巨大な魔力だ・・・

 

水篠ハンターが中に入ったんですか?」

と言うと犬飼課長は

「はい、確かに入りました。」

と答えた。

 

 

上代表は犬飼課長に確認をして、

「二重ダンジョンですか・・・。噂が本当かどうか調べてみましょう。

 

水篠ハンターには借りもありますから。」

 

犬飼課長は過去の旬の言葉を思い出していた・・・。

水篠ハンターは二重ダンジョンをクリアしたのは自分ではないと言っていた。

 

何故再び来たのだろうか?

 

偶然とは思えない・・・。

 

ボスの扉が開き、中に入る一同。

 

 

上代表は中を見ると驚いていた。

 

犬飼課長は

「本当にあった・・・。

 

本当に石像がある!」

と七人の生き残りから聞いた証言を目にすることができていた・・・。

 

しかし、石像が

「これはどういう事でしょう?

 

人間を招待した覚えはありません。

 

予想外の出来事だ。」

と言い、起き上がる石像。

 

外園隊長が石像を見て

「モンスターが・・・喋った?

 

僕だけ聞いたんじゃないよね?」

と言うと隣にいた女性も

「モンスターが人間の言葉を理解できている?」

と共に驚いていた。

 

しかし、石像は

「お静かに。王の眠りを邪魔しないでください。」

 

と言うとみんなして

「王・・・?」

 

と疑問ながら覗くと、そこには旬がいたのだった。

 

 

ハンタースのメンバーが

「水篠ハンター・・・

 

あそこで何をしているんだ?」

と言った瞬間に

しゃべったハンターと近くにいた2人のハンターに攻撃をする。

 

雫は目で追うことができなかった・・・。

 

石像は

「強い人間だ。

 

王に捧げる生贄として不足ないでしょう。」

と意味深な言葉を出していた。

 

感想

皆さま、明けましておめでとうございます!今年もこのブログをよろしくお願いいたします!!

 

さて、いよいよ旬は報酬をゲットしましたが、何やら記録の入ったデータを見ることに・・・

 

そこには一人の影の君主の姿が・・・

 

戦っていたのは銀色の兵士・・・

 

これらは一体何を意味するのだろうか・・・。

 

一方、犬飼課長らはついに二重ダンジョンの中に入りました。

 

物語の始まりである二重ダンジョンを目撃した犬飼課長はやっと皆のことを信じることができました・・・。

 

しかし、石像が王の眠りの邪魔をするなだの、人間の言葉を喋るだの、皆は驚きでいっぱいです。

 

これからどうなる!?続きが気になりますw

第127話 (先読みネタバレ注意)タイムリミットは刻々と・・・。

葵の学校にてー

 


ハンター協会の人が犬飼課長に向かって

「監視課の方々、こちらです。」

と言うと犬飼課長は

 

すぐに動員する事ができるハンター協会の精鋭部隊を7人連れてきた。

 

水篠ハンターの役に立たないかもしれない。

 

だが、問題が発生した時の備えにはなる。

 

と考えながら精鋭部隊と一緒にゲートに入ろうとすると

 

犬飼課長は何やらただよらぬ気配を感じていた。

 

ゲート前で止まる犬飼課長に向かって精鋭部隊の人が声をかけるも、犬飼課長は息を潜めながら・・・

 

これは・・・なんだ・・・・

と感じながらも精鋭部隊に向かって

「君たちは感じられないか?」

という。

 

今にも死神がやってきて殺されそうな雰囲気を漂わせる気配に犬飼課長は

この冷たい感じは何・・・?

と思いつつ、

 

 

と言いもしもを心配しつつ精鋭部隊に向かって聞くと、

「はい。ハンタースギルドが待機しています。」

と精鋭部隊のメンバーが答える。

 

ハンタースギルドがいると聞いて、犬飼課長は

「S級ハンターの二人は?」

と確認をすると、

「最上ハンター、向坂ハンター共に攻略に参加しています。」

と答える。

 

犬飼課長はすぐに

「ハンタースギルドとの協力を緊急要請します・・・。」

 

と冷や汗をかきながら言いつつも、

水篠ハンター・・・あなたは一体何者なんだ!

と考えていた。

 

 

 

カルテノン神殿にてー

 

石像の羽が変形をする・・・。

 

旬はじっと石像を見つめて様子を伺っていた。

 

羽が腕に変わり、石像はニヤリと笑みを浮かべる。

 

その直後・・・

 

石像は旬の懐に近づき、旬に襲いかかる。

 

そのまま旬は受け止めはしたが、威力に圧倒されて壁に激突する。

 

「うっ!」

と旬が言うもさらに石像の攻撃が続く。

 

しかし、旬はこの攻撃を交わす。

 

石像の羽の拳が旬に次々と攻撃をする。

 

石像の攻撃が連打して旬に襲い掛かってくる・・・。

 

石像はにやけるも、旬は攻撃を受け流していた・・・。

 

石像が

「驚いた!

 

あなたは私の期待を超えています。

と言いながらワクワクしてる表情をしていた。

 

石像が何度も攻撃をするうちに、旬が攻撃を食らいだす。

 

だが、旬は石像の顔面を殴りつける。

 

 

石像が吹き飛ばされ、お互い距離を取る。

 

石像は旬との戦いがとても楽しいと感じているようだった。

 

しかし、旬は

あいつは俺がレベル101に達するとすぐにここに招待してくれた。

 

このレベルなら俺を倒すのに十分だと思っているだろう。

 

でも・・・やるしかない。

と考えながらも

「設計者、お前はまだ俺の質問に一つも答えていない。

 

なぜお前がシステムを設計したのか、なぜ俺がプレイヤーに選ばれたのか・・・

 

そして世界に何が起こっているのか。」

と言うと石像は

「答えて欲しいですか?

 

わかりました・・・私を殺すとあなたの質問は答えられないと思っているかもしれません。」

と言い、近づく。

 

旬は

接近攻撃は役に立たないか

と思い、

 

スキル:支配者の権威を使用します

 

支配者の権威を使って遠距離攻撃をする旬。

中間でお互いの力がぶつかり合う。

 

 

石像の兵士が持っていた武器が一斉に石像のところにやってくる・・・。

 

「私がすべてを設計した瞬間から!」

 

背中の手にさきほどの武器を持つ石造・・・。

 

旬は

「どうやって全てを計画できたんだ?

 

どうやって俺にこの力を与えることができたんだ?」

と質問をしながら悪魔王の短剣をインベントリーから出す。

 

石像はこの質問に対し、

「私はあなたを選ばなかった。

 

むしろ反対した。

 

私は”プレイヤー”の”レベリングシステム”の設計者だから。

 

私の計画は完璧です。」

この一言と共に通知より残り時間が表示される。

旬は

時間がない。全力でいくしか・・・!

 

と考えるも、石像が

「残りの時間は全力で戦おう。」

と言い、空中から一気に旬に攻撃を仕掛ける。

 

石像が攻撃を繰り出すも、旬はそれを全てかわす。

 

旬は攻撃をかわしながらも

何だ?

 

全身の感覚が鋭くなってきてる。

 

俺なら出来る。

 

剣、槍、棍棒、斧、ハンマー・・・

 

感じる。

 

あいつの動きが!!

 

旬は石像の全力の攻撃をかわす。

 

石像が

全力の攻撃を阻止してかわしているだと?

 

さらに速くなっている!

と考えながら、体中に旬の攻撃を受けてしまう。

 

槍を持つ腕が切り離された・・・。

 

石像が

「ちっ!

 

偽物の体とはいえ苦労する!

 

なるほど。

 

あなたが選ばれた理由があります。

 

ほんの少し。

 

混ざっている。

 

あなたはただの人間だ・・・。

 

よくもそんなことができるな!」

と石像が叫びだす。

通知より

残り時間:3分45秒

この時間になり、周りの石像達が再び起き上がる。

 

残り時間:3分31秒

 

残り時間:3分20秒

 

旬は再び神像や他の石像の兵士たちを前にする・・・。

 

通知より
スキル:支配者の権威を使用します

 

旬は地面に支配者の権威を使い、周りの石像たちを吹き飛ばした。

 

残り時間:3分15秒


神像の攻撃をかわし、石像に近づき攻撃をする。

 

今度は二本の腕が斬れた・・・。

 

残り時間:3分02秒

 

石像が剣で攻撃をするも旬は

「くそっ!」

と言い、背後を見ると盾を持った石像がいた。

 

この石像は・・・

 

あの時の・・・!

旬の足を失ったあの石の盾を持った石像がいたのだった・・・。

 

残り時間:2分40秒


旬は飛び上がり、盾の石像の頭を殴り壊す。

 

 

 

石像と旬との激闘が続く・・・。

 

残り時間:2分21秒

 

再び二本の腕を切り裂く。

 

残り時間:2分13秒


石像を地面にたたきつけ、悪魔王の短剣を石像の喉に向けると

「私の負けです。

 

試験は終わりです。」

とすべての羽の手が切断され、地面にたたきつけられた石像がいた・・・。

 

残り時間:2分11秒

 

決着がついたようだ・・・。

 

感想

ついに石像との戦いが終わりました。

この話は本当にしんみり解きますよね。

なぜ旬が選ばれたのか、なぜレベリングと言うシステムを作ったのか・・・

 

謎に包まれる答えもついに聞き出せる状態に持ち込みました。

 

直訳するとどうしても?となってしまうところがあり、そこはどうしても自分の言葉で直してしまいます。

読んでいても少しよくわからないかもしれません。ご了承ください・・・(;'∀')

第126話 (先読みネタバレ注意) 後藤会長vsゲオ会長

ハンター協会にてー

 

DFNのハンター協会のゲオ会長と後藤会長が密談をしていた。

 

ゲオ会長が
「架南島の魔法石を放棄する契約書です。」

と書類と一緒に差し出す。

 

後藤会長は質問をするとゲオ会長は直球に

「代わりに、水篠ハンターの力が必要です。」

 

通訳が後藤会長に説明すると後藤会長が答える。

 

ウィングが通訳する。ゲオ会長は

ただ彼と交渉する機会をいただきたいだけです。」

と言う。

 

後藤会長が少し考え、

通訳なしでこれについて話し合いましょう。」

と差し出された書類を置き、ゲオ会長に聞こえるように話す。

 

驚いたゲオ会長は

「後藤会長・・・

 

後藤会長ははDFN語を話せるんですか?」

 

と質問をすると後藤会長は

「幼い頃、父がDFNで中小企業を経営していましたので・・・。」

 

そう言うと外で待機する通訳達。

 

 

後藤会長が話を続けると直球にというとゲオ会長は

「どういう意味ですか?」

と聞き返すと、後藤会長は

 

「抜剣ギルドがあなたと繋がっているという噂があります

。」

 

大慌てをするゲオ会長は立ち上がるほど驚いていた。

 

後藤会長は

「抜剣ギルドがDFNハンター協会の支援金を拒否し、政府の補助金だけを受け取ったと知り明らかになりました。

 

もともと、抜剣ギルドはDFNハンター協会の手足のようなものだったはずです。

 

以前はリューを中心にS級ハンターを集結させる事もありましたが今はそれも難しいのでしょう。

 

抜剣ギルドが崩壊して以来、他のギルドは権力のために互いに戦って、協会はもはや制御することができない。

 

間違いありませんか?

 

今回のゲートを防げなければすべての責任は・・・

 

ゲオ会長、”あなた”が背負う立場にある。」

 

この言葉を聞いてゲオ会長は真っ青になっていた。

 

 

後藤会長は続けて言うと何かを差し出す後藤会長。

 

ゲオ会長が

「これは・・・?」

と驚きの声を出すも後藤会長が

「DFNのトランシーバーです。

 

リューのチームが使用していたものです。

 

私が・・・

 

知らないと思いましたか?」

後藤会長は怒りに満ちていた。すべてわかっているがゆえにとぼけるゲオ会長が許せなかった。

 

ゲオ会長は冷汗を書きながらも顔面蒼白が続く・・・。

 

後藤会長が話を続ける・・・。

これが公開されたら、全国民の責任を負うことになりませんか?」

 

後藤会長が我慢できず、トランシーバーを握りつぶす。

 

その衝撃で周りの机も粉砕する。

 

 

後藤会長が再び

「しかし、あなたがそんな卑劣なことをするのはそれほど奇妙なことではありません。

 

1人の計略で一つの国、いや。

 

アジア全体を危機に陥ることはできない。

 

あなたは水篠ハンターに感謝しなければならないでしょう。」

 

 

カルテノン神殿にてー


旬は石像と戦っていた・・・。

 

倒しても倒してもきりがない。

と思っていると背後から神像の目が光りだす・・・。

 

支配者の手を使用すると複数の石像を束ね、神像の目からビームを石像によって防ぐ。

 

 

 

通知より

スキル:支配者の手は最終形の”支配者の権威”にアップグレードされました

 

支配者の手を使用した石像でカバーをする旬だった。

 

危なかった。俺の今の強さでも直撃を受けたら無事じゃ済まない。

 

神像がニヤリと不気味に笑う。

 

 

やはりあいつを先に倒さないと!

 

旬は足に力を入れ、

 

”疾走”

 

一瞬で神像まで近づく旬。

 

旬を踏み潰そうとする神像。

 

神像が踏みつぶすと辺り一面の床が破壊される。

 

踏みつぶしたと思いニヤリとする神像。

 

しかし、足から旬が一直線で顔まで上り詰める。

 

神像が阻止しようと目から再び光をあげる。

 

また光線!

 

光線より速く行くことができれば・・・

 

この方法で死角を作ることが出来る。

 

支配者の権威!

 

ものすごい速さで旬は光線の軸よりズレ、

 

支配者の権威によって神像を少し動かし肩の方へと行く旬。

 

この力。ほんの少しだけど感じることが

 

できる!

 

 

スキルアップで数倍も良くなっている。

 

そう感じながら旬は神像の肩に乗る。

 

旬は

「乱刀。」

スキルを使い、神像の顔を切り刻む。

 

ほとんどの相手は倒すことが出来たが、こいつには傷を残しただけか。

 

神像は再びにやりと笑う。

 

切れないのなら、破壊するだけだ!

 

あの亀裂を狙って!

 

亀裂の場所までめがけて近づく。

 

力をため、拳に集中する。

 

旬は亀裂めがけて殴りつけた。

 

「壊れろ!」

と叫びながら亀裂めがけて殴りつける旬。

 

石像が

「私の自信作にあんなやり方でいくとは。」

 

と旬の光景を見て言う。

 

旬は何度も殴りつけた。

 

これがレベル103に到達する力だ!

 

何度も殴られ、倒れる神像。

 

ついに地面に顔がついた神像。

 

旬も地面につくと、石像の兵士たちが旬をめがけて攻撃を繰り出す。

 

通知より

スキル:支配者の権威を使用します

 

支配者の権威によって石像の兵士たちは地面にたたきつけられていた。


全ての石像の兵士を倒した旬。

 

旬は

この戦いで更に強くなった気がする。

 

と自分の拳を見ながら思っていた。

 

石像が

「すばらしい。」

 

と言い、拍手を繰り出す。

 

旬が

「約束は守れよ。」

と言うと、

 

「ははは。

 

テストはまだ終わっていませんよ。

 

ご覧ください。

 

私がまだ残っていますね。」

 

この一言と同時に通知より

緊急クエストが発生しました

 

と出ると、
「私が最終テストです。」

と石像が言うと、再び通知より

 

決められた時間内に敵を倒さないと、あなたの心臓は停止します。

残り時間:10分00秒


旬は

「お前は何者なんだ。」

 

残り時間:9分58秒

 

と質問をするも石像の口からではなく、いつもの通知より


ばかげた質問だと言いましたよね

 

わかりました、お答えします

 

私ですか?

 

今度は口と通知同時に

「私はシステムの設計者です。」

私はシステムの設計者です

 

「満足できる答えになったでしょうか?」

満足できる答えになったでしょうか?

 

 

感想

やばすぎw

うちにシステムの内心まで近づきましたね。

ですが、まだ終わりではありません。

羽のある石像がまだ残っているのです・・・。

 

それはさておき、ゲオ会長vs後藤会長。

これもまた熱い展開だったのではないでしょうか?

最初から意図が分かっている後藤会長は何も言わずにゲオ会長の話を聞くも、あきれたのか架南島レイドの時のトランシーバーを見つけ、それを差し出すというね。

 

この話は本当にすごくできてますよね!!

最近はちょっと仕事が12連勤で死んでいたのと、趣味のゲームに没頭していたため、非常に更新が遅れてしまったことをお詫びいたします。