俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

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第139話 (先読みネタバレ注意)クリストファーの運命はいかに!?トーマスの素敵な言葉と諸菱家の災難

クリストファーは慌てたのか飲みかけていた飲み物を乱暴に置き、

 

誰が誰に殺されると?

と少し怒っていた。

 

セルナ夫人は目をつぶったまま説明する。

「最近、私はあなたの夢をみました。」

 

セルナ夫人の態度が気になったのか

「セルナ夫人、こっちを見て。」

 

と言うも、セルナ夫人はそのまま続けて、

夢の中で、あなたは男性グループに囲まれていました・・・。」

 

と夢の中のことを語るもクリストファーは

あなたは夢で見た出来事を言うためにこの距離を飛んで来たんですか!?

 

私はあなたが覚醒者になる前に何をした知っています。

 

 

他の覚醒者が持っていない特別な能力を持っている理由があるという推測がありました・・・

 

・・・あなたが超能力者だったからです。」

とクリストファーはセルナ夫人のことを語る。

 

しかしセルナ夫人は少し不安そうになるも目を開けるも・・・

 

黙ったままだった。

 

クリストファーが続けて

「私は国家権力級のハンターです。

 

私を殺すことは誰にもできません。」

と自信満々に言うクリストファーだった。

 

セルナ夫人は

「私の夢の中で・・・。」

と再び語ろうとしていたが、

「そのいまいましい夢・・・

 

わかりました、大丈夫です。セルナ夫人、あなたの言葉を信じるとしましょう。

 

では、誰に助けを求めるのですか?

 

国家権力級の私を守ってくれる人がいるって言ってるの!?

 

できることなんて何もありません

と熱く語りだすクリストファーに対しセルナ夫人は少し考える。

 

考えがまとまったのか

貴方を助けてくれる人がいるかもしれません。

 

水篠ハンターです。彼ならあなたを守ることができるかもしれません。」

とセルナー夫人が言うと

「水篠ハンター?」

と聞き返すクリストファーだった・・・。

 

 

 

DFNにてー

 

レギアを倒したことにより、DFNに現れていたS級ゲートのダンジョンブレイクは収まり、ゲートが崩れ落ちていくのだった・・・。

 

王を殺さなければならない。

 

それは正しい選択だった。

 

 

特別な鎖で封印されていたにもかかわらず、彼の強さは圧倒的だった。

 

もし彼を完全に解放し、彼が望むように彼を外に出していたら・・・。

 

旬はルーン石を見ながら

もっと強くなる必要があるな。

と考えていた。

 

巨人が一掃されたというニュースはすぐに世界中に広まった。

 

SNSでは、新しい国家権力級ハンターが現れたと大騒ぎだった。

 

これと架南島事件の時との違いは、日本人だけの話題ではなかった。

 

海を渡って移動した一体の巨人は、

 

中国の劉志剛によって倒された。

 

DFNハンター協会のゲオ会長は諦めた。

 

彼自身の行動に責任を負うことであるかどうか、そうする理由は不明だった。

 

そして地球の反対側、アメリカ東部メリーランド州・・・

 

S級ゲートの攻略を無事に終えたアメリカハンター達を、政府主催のパーティーで祝おうとしていた。

 

男たちが語っていると、背後から違う男が近寄り、

また会ったな

 

賭けを覚えているか?

shiyukichi.hatenablog.com

 

 

お前はヨット、お前はマンション、そしてお前は・・・

 

何を賭けたんだっけ?」

とトーマスが言うと、

 

「私は何も賭けていない。」

と賭けの話をしていた男がごまかそうとするも、

 

「良いネクタイしてる。」

とトーマスが言うと男は

「私は賭けませんでした・・・。」

と言うも、トーマスはひたすらと言う。

 

焦った男はごまかし続ける。

 

トーマスがローラに向かって言うと、ローラがあきれた声で言う。

 

トーマスがネクタイを外し投げ捨てながら言うとローラが、

「問題があります。

 

今回国際ギルド会議で招待されたギルドのリストが公開され、日本の我進ギルドも含まれました。」

とローラが報告をするとトーマスが質問をすると

「はい、水篠ハンターが作ったギルドです。」

とローラが答える。

 

「水篠ハンターがアメリカに来ているのか。」

と、トーマスは嬉しそうにサングラスを付けてニヤリと笑っていた。

 

 

DFNにてー

 

諸菱くんが旬の影の兵士を見て、

「水篠さん、すばらしいです!」

と言うと、旬は

「海を渡った一体が手に入らなかったのは残念だけど、これで戦力が増えた。」

と言うと、それを見ていた軍人が、驚いていた。

その光景を見た諸菱くんはドヤ顔を決めていたが、

 

「お電話です。」

とウィングが諸菱くんに駆け寄り、

 

 

「はい、諸菱賢太です。」

と諸菱くんは電話にでたのだった。

 

電話の内容に驚きを隠せない表情の諸菱くんは事実を知ったのだろうか・・・。

 

近くにいた旬に向かって、 

「水篠さん、すみません。

 

僕は日本に戻ります。」

と言うと、心配する旬だった。

 

旬は思い当たるのか表情が険しくなる。

shiyukichi.hatenablog.com

 

 

ウィングが気を使って言うと、諸菱くんは空港へ向かったのだった・・・。

 

 

国際空港にてー

 

諸菱くんの父親の秘書らしき男が、

「賢太様、車を待たせてあります。

 

私と一緒に来てください。」

と言う。

 

諸菱くんと父親の秘書が一緒に歩きながら険しい表情の秘書がそう言うと、

 

諸菱くんが聞き直すと、

「話すと長くなるのですが・・・。

 

会長が、

 

”溺睡症”になりました。」

 

病名を聞かされた諸菱くんは父親のいる病院のガラスに向かって、

 

ガラスをたたきながら父親の病室を見る諸菱くん。

 

父親の秘書が諸菱くんを止めながら、

「近づき過ぎてはいけません。

 

魔力をコントロールできない近接のハンターは、症状を悪化させてしまいます。

と説明すると、

「そうか・・・。

 

僕は最後まで役に立てない息子ですね。」

と手に拳をし、ガラスをたたくように落ち込む諸菱くん。

 

秘書がそっと諸菱くんに本を差し出す。

 

父親の秘書が説明をする。

 

本を見る諸菱くん。

 

その中身を見て驚くも、中身は・・・諸菱くんに関する新聞の記事だった・・・。

 

諸菱くんは本を見ながら、言う。

 

父親の秘書が説明をする。

 

この言葉に諸菱くんは号泣する・・・。

 

 

「一度家に帰りましょう。」

と父親の秘書が言うと、諸菱くんは

一瞬何かを感じる。

 

振り返るも何もない・・・。

 

不思議に思った父親の秘書が急に振り向いた諸菱くんを心配そうに呼ぶ。

 

気のせいと感じた諸菱くんもしぶしぶと病室を後にした・・・。

 

しかし、諸菱くんが感じたものは・・・

 

旬だった・・・。

 

気配を消していた旬が徐々に姿を出す。

 

そして旬は・・・

 

命の神水を開けた・・・。

 

悲しい表情で病室へと向かう諸菱くんの姉(諸菱 美希)。

 

廊下で旬とすれ違う。

 

え?あの人は・・・

と思いながらも旬に気が付く諸菱くんの姉。

 

病室に向かうと・・・・

 

「美希・・・?」

と溺睡症で寝ているはずの父親が起きて娘の名前を呼んでいた・・・。

 

今にも涙があふれて止まらない。

 

そのまま父親を抱きしめる娘。

 

諸菱くんの父親が

「私は溺睡症から目覚めたのか?」

と不思議そうに思う父親だったが、医師より、

「前例のないことだ!

 

溺睡症から目覚めるなんて!

 

マスコミが知ったら大騒ぎになるでしょう!」

と先ほどまでの病室とは打って変わり、病院に明かりがつき、賑わっていた。

 

病室を外から見る旬・・・。

くるっと向きを変え、

 

歩き出す旬。

 

「少し早いけど誕生日祝いだ、賢太。」

そう言って旬は帰るのだった・・・。

 

 

感想

激感動会!!89話に続き、今回も後半は溺睡症の話です。

旬は母親、諸菱くんは父親。

共に親族にハンターに覚醒していたという共通があります。

 

クリストファーの危機を知らせるセルナ夫人。

 

国家権力だから誰も守れないというも、旬を進めるセルナ夫人だった。

 

そしてアメリカもDFNと同様にS級ゲートを攻略したお祝いをしていた。

 

賭け事の話題を出すトーマス。

ここは笑わせてもらいましたw

 

しかし、そんな話題とは知らずについに諸菱くんの父親が溺睡症になったと秘書から話を聞く諸菱くん。

 

本当にここの話は内容が濃く、なおかつ感動する会でした。

 

さて、S級ゲートも終わり、次はどうなるのだろうか・・・

 

予想もつきません!!