俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

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第104話 アリの王との決着!勝敗はどちらに!?

アリと旬の影の兵士との戦いが始まる・・・。

 

イグリット、アイアン、ハイオーク等がアリを切り裂く・・・。

 

旬が

「出てこい。」

 

そういってできてきたのはキバだった・・・。

 

旬がキバに警告をする。

 

キバはコクンっと頷く。

 

キバが巨大化になるために【スキル:巨人の唄】を使用する。

 

巨大化になったキバは【スキル:火竜の唄】を使用する。

 

キバは二つのスキルより、巨大化になり、火を口から出しあたり一面のアリ達を焼き尽くすどころか、山の一部まで吹き飛ばす・・・。

 

 

黒須は驚いていた。

 

隣にいた町田は

召喚と言うよりあれはまるで・・・

 

魔王の降臨だ!

と思っていた。

 

まさにキバが暴れて火を噴く姿を見たら誰しもが魔王だと言わざるを得なかった・・・。

 

アリの王は焦っていた。

何故だ?

 

私は・・・

 

誰よりも強く生まれたはずだ・・・。

 

すべてを飲み込み頂点に向かって・・・

 

成長を続けるのが私。

 

王・・・

 

私は王のはずだ・・・。

 

 

それなのに・・・

 

 

逃げ・・・

 

逃げなければ・・・!生き残るために!!

 

逃げなければならない!

 

旬に勝つことができないとわかったアリの王は

自分の体を治していた・・・。

 

それを見た旬は

美濃部ハンターの治癒能力?

 

捕食した相手を吸収する野郎ははじめてだ・・・。

と思っていた。

 

逃げ出すアリの王・・・。

 

少しでも遠くに・・・!

 

少し回復させたアリの王は素早く逃げだそうとしていた・・・。

 

しかし、旬は【スキル:支配者の手】を使用していた。

 

そのままアリの王を地面にたたきつけた・・・。

 

旬がアリの王に近づく・・・。

 

アリが叫び、地面を這いつくばりながら逃げ出すも

 

逃がすかっ!

と旬は思いそのまま飛び

 

旬は【スキル:乱刀】を使用した。

 

 

そしてそのままアリの王を倒したのだった・・・。

 

通知より

敵を倒しました

 

【レベルがアップしました!】

【レベルがアップしました!】

 

喜びと同時に白川社長が

「水篠ハンター!!

 

向坂ハンターが・・・!

 

旬が雫の顔色を窺うと

 

くっ・・・一刻を争う・・・。

 

急いでヒーラーを探してこないと・・・

でも影の交換は使えない。

 

再び使えるようになるまでまだ待たないといけないし、誰かを連れて移動できるかどうかわからない・・・。

 

カイセルで移動するのも時間がかかる。

 

抜剣ギルドにヒーラーがいるだろうか?

何かほかに方法を・・・。

 

そう思っているときに旬は何かをひらめいたようだった・・・。

 

「カメラを止めてもらえますか?」

とカメラマンにお願いをする。

カメラマンも突然のことによくわかっていなかったが、

 

と急いでカメラを止めるように指示をする。

 

カメラマンは

急にどうしてカメラを・・・?

と思っていた。

 

旬は自分の影達に

「影は全員で美濃部ハンターの遺体を見つけて来てくれ!」

と命令を出す。

 

白川社長は察していた・・・。

剛の遺体を?

「まさか・・・。」

 

ハイオークの影が美濃部ハンターの遺体を抱きかかえて旬の前に出す。

 

遺体を見た旬の反応は・・・

頭を食われたのか・・・。

抽出可能だといいんだが・・・。

と思っていたら白川社長がしきりに、

 

「水篠ハンター・・・一体何をするんですか?」

と聞くも旬は美濃部ハンターの遺体を再び見ると・・・

 

通知より

【影の抽出】が可能です

 

この通知をみて旬は

よかった・・・。

と思っていた。

 

他に方法はない・・・。

 

そう思いなら旬は

「起きろ。」

と美濃部ハンターの遺体に向かって言う。

 

影の抽出を行う旬。

 

しかし、通知より

【影の抽出】に失敗しました

 

「そんな・・・。」

 

と旬は言い、再び

「起きろ。」

 

再び影の抽出を行も通知より

【影の抽出】に失敗しました

 

今の俺の抽出力なら簡単にできるはずなんだが・・・

 

影の兵士にはなりたくないという強い意志の表れなのか?

 

人間を影の兵士にするのは間違ってるってことかもしれないな。

 

とアイアンを見ながら改めて旬は思っていた。

 

だけど・・・

 

助かる命がここにある。

そう思いながら雫を見る旬。

 

旬は再び

「起きろ。」

 

と美濃部ハンターの遺体から影が集まりだす・・・。

 

それを見た白川社長が激怒する。

「水篠ハンター!剛に何をするんですか!!」

 

そういって旬の肩をやめろと言わんばかりに叩く。

 

あなたの力は・・・!あなたの力の本質は・・・!!

 

白川社長が旬の能力を理解している間に影が集まった美濃部ハンターの遺体から影の手がでてくる・・・。

 

死んだ者を手足のようにつかうことだったのですか!!

と白川社長が言うと、影の美濃部ハンターの兵士が完成していた・・・。

 

 

感想

白川社長が旬の影の能力を理解しましたね・・・。

 

人の死体を使って兵士にするというのは本当に残酷なことなのかもしれません。

でも旬は雫を助けたかった。他の方法はない。

しかたがないことだったのではないでしょうか。

仲良しだった白川社長からしたら残酷な気持ちと美濃部ハンターの気持ちが混ざり合い複雑な気持ちだったのかなーっと個人的には思います。

 

難しいですよね・・・。

雫を助けるべきなのか、美濃部ハンターをこのまま成仏させてあげるのか・・・。