俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第103話 旬vsアリの王 アリの王はいろんな手を尽くす

アリと旬の死闘は続く・・・。

 

再び拳が重なり合うも

 

お互いの魔力が強すぎて弾け飛ぶ。

 

アリはニヤつくも自分の体がポロポロと壊れているのに気がつく。

 

信じられん。この身体を・・・。

とアリが再び思っていると、

今度は旬がアリの間合いに近づき、

 

胸に一発ぶん殴る。

 

少し吹っ飛んだアリは隠していたと言わんばかりに、口から舌を出し、

 

旬に傷をつける。

 

頬に傷を負った旬は膝を付き、

 

毒か!?

と旬は感じる・・・。

 

このアリの舌・・・偶然にもイモガイから取り組んだ“神経毒"

 

生命体が作り出せる最も致命的な毒の一つが

 

体内で魔力と混じり合い、高濃度化した・・・。

 

「これでおまえはもう終わりだ人間。」

とアリが言う。

「死ね!」

 

と旬にとどめを刺そうとする・・・。

 

 

DFNのハンターにてー

 

カナがルノーを見つける。

 

ルノー。レイジさんから連絡もらって来たんだけど何かあったの?」

と聞くと

「一瞬だった・・・。

 

あれは怪物だ・・・。S級の俺らじゃ太刀打ちできない・・・!

 

リューさんも・・・俺らも・・・。」

ルノーはリューの死を間近で見て、アリの魔力の違いさに無気力になってしまい、もはや戦闘に加わることはできなかった・・・。

 

戦意喪失だった。

 

カナはルノーを突き飛ばす。

 

迎えのヘリを眺めながら

「困ったことになったわね・・・。どうすんのよ。」

と嘆いていた。

 

 

再び旬とアリにてー

勝ち誇ったかのようにとどめを刺そうとするアリ。

 

しかし腕を掴まれるとアリは

「な・・・なにっ!?」

と動けていることに驚いた。

 

そのまま顔を旬に殴られて吹き飛ぶアリ。

 

 

地面に横たわるアリ。

 

それと同時に通知より

 

【解毒が完了しました。】

 

旬には状態異常が効かない。

毒を持ってたのか。どうりで余力が感じられると思った。

とアリを見ながら思っていた。

 

感覚能力値が上がったからだろうか・・・

 

奴の感情が読み取れる・・・。

 

焦りが見える。

 

でもそれはこっちも同じだ。

 

そう・・・急がなければ雫の命も危ういのだ・・・。

 

一刻も早く終わらせなければ!

 

再びアリが飛び上がるも

 

旬はかかと落としをする・・・。

 

しかし命中はしてない。

 

 

日本チームは探すが、旬は上空を見上げ、

 

飛んでいるアリを見つける・・・。

 

アリは焦りから徐々に冷静になっていた・・・。

"“も効かない・・・。

 

力比べは時間の無駄だ・・・。

 

力に自信があるのはよくわかったが、私の一番の強みはスピード!!

 

アリは身体を大きく見せ、スピードの出せる体勢をとる。

 

体を凝縮させ、速度に全てをかける・・・。

 

 

ここからが本番だ・・・

そう考え、地上で待つ旬を見ていた・・・。

 

しばし時間が経過する・・・。

 

アリが動き出し、旬を目掛けて攻撃するも旬はそれを避ける。

 

今のを避けただと!?

 

とアリは再び焦りを感じるも横から旬がアリ目掛けて攻撃する。

 

アリはうまく旬の攻撃を受け止め、旬は再び攻撃する。

 

それぞれの手で受け止めるアリ。

 

カンッ

と大きな音と共にアリから距離を取る旬。

 

再び旬もアリ目掛け攻撃を仕掛ける・・・。

 

お互いのスピード攻撃が響き渡る・・・。

 

アリが

私と引けを取らないスピード。

 

しかもどんどん速くなっていく・・・。

 

どうしてこんなことが・・・。

と感じながら戦っていた。

旬も

悪魔王と同等かそれ以上だな。

 

でも・・・俺だってあの時より強い武器を握ってるし、能力値はあのときよりは高い。

 

確かなのは

 

あいつの殼がダメージを食らっていってること。

 

勝てる 

と旬も思っていた。

 

まだまだお互いの攻撃は続く・・・。

 

 激しい攻城戦が続くも、

 

アリが少し怯んだその隙を狙って旬は

 

今だ!

といって【スキル:急所突き】を使用した。

 

激しくアリを吐き続けると通知より、

 

【スキル:急所突き】が最終形態の【スキル:乱刀】にグレードアップしました

 

と出ると、

「グレードアップ?乱刀か・・・。」

 

と口に出す旬。

再び通知より【乱刀 Lv.MAX】と表示されていた。

 

アリが距離を取り、何処かへ行こうとすると

 

「どこ行くんだよ・・・。」

 

と旬が言い、そのまま【スキル:乱刀】を使った。

 

悪くないな。

と思いながら再び【スキル:乱刀】を使用し続けた。

 

アリの左腕を切り落とすと

 

叫び、もう片方の手で攻撃する。

 

旬は避け、距離を取る。

 

アリが旬を見て

私にはこの人間の上をいくものが何一つないのか?

 

いいや・・・

 

ある・・・。

 

叫ぶと、

 

巣にいた他のアリたちが寄ってきたのだ・・・。

 

どうやら仲間を呼んだらしく、その数数百匹はいた・・・。

 

 

一斉に旬目掛けて攻撃しようとし

「どうだ人間。」

 

と勝ち誇ったかのように言う。

 

しかし旬はニヤリと笑う。

 

再びアリは目を疑った。

 

「行け!」

 

と共に影から兵士が出てきたのだ・・・。

 

他のアリ達vs旬の影の兵士の戦いが繰り広げようとしていた・・・

 

 

感想

今回はアリとの対決。

今後はわかりやすく、アリの王と言ったほうがいいだろうか。

 

アリの王はいろんな手を尽くすも旬の紙一つ届かない。

 

力、毒、スピード、召喚・・・。

このままアリの王を倒すことができそうではあるが、雫の命はどうなるのだろうか・・・。