俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第96話 最上代表はイケメン!行動力ありすぎwww<それぞれのチームの進捗状況も>

二番艦カーキにてー

「こっちも作戦を開始する。妨害電波発動。」

と何やらDFNのレイジが何かを企んでるようだった・・・。

 

あたり一面妨害電波が飛び交う・・・。

 

これでアリは女王の救援要請信号をキャッチできなくなる・・・。

 

レイジは女王アリ討伐のために妨害電波をだしたのだ・・・。

 

アリ達は完全にDFNの魔力の波長よりDFNのハンター達と交戦をしていた・・・。

 

ブラボーチームよりー

 

アーシーが驚いているとカナはアリを討伐していた・・・。

 

チャーリーチームよりー

ミズアが言うとシーマは質問を返す。

 

「あっちで遊んでるよ。」

とミズアが言い、方向を見てみると・・・

 

ケンがアリを殴り殺していた・・・。

ミズアが

「飛んでるやつらの羽をいちいちちぎってってんの。本当子供みたい・・・。」

とケンに言っていた。

 

 

デルタチームよりー

Kが

「アリの巣から火柱が上がってるぞ。」

と言うと、イザが

「シンだっけ?あの人だろ。」

と最上のことを言ってるようだった・・・。

 

「俺の氷とあの人の火炎・・・勝負したらどうなるだろう・・・。」

と考えていた。

 

しかしKが冗談交じりに答えていた。

 

 

日本チームよりー

 

日本チームは女王アリがいる山についた・・・。

 

 

 

上代表は

「本来、火炎の牢獄は敵を閉じ込めておくためのものですが・・・これでB級以下のアリは中に入ってこれないはずです。」

 

そういって山頂に火で作った網を作っていた・・・。この網によって外から入れないようにしていたのだ・・・。

 

「入り口を探しましょう!」

 

そういって最上代表が火の玉を一斉に放った・・・。

 

白川社長が焦ったのか

「何をするんだ危ないだろう!」

 

しかし、最上代表は効く耳持たず、

 

「ここはまるで迷路です。むやみに突き進めばあの火炎玉のように仲を一周してまた戻ってきてしまいますからね。」

火の玉を使ってこの山頂の女王アリの居場所を探していたのだ・・・。

 

 

「爆音が聞こえないほど深いところを進みましょう。どうやらあそこのようです。」

 

どうやら居場所を掴んだようだった・・・。

 

白川社長が最上代表の行動を見て

さすが最上・・・同じチームで心強い。

と思っていた。

 

多少荒っぽさはあったが、最上の火炎の玉のおかげですぐ居場所が分かったので順調良く進んでいった・・・。

 

最上が

「行きましょう。」

といい日本チームは奥まで進むのであった・・・。

 

 

そのころー旬は・・・

 

旬が立ち止まると、聞き慣れた通知音が鳴り響いた・・・。

 

【移動した距離:10km】

 

【ジョギング10kmを達成しました】

 

初めてデイリークエストに臨んだ時とは打って変わって旬の呼吸は少しも乱れてない。

 

デイリークエストを繰り返した結果、今ではすっかり生活の一部になっていた・・・。

 

すぐにメッセージと共に報酬が現れた。

 

旬のステータス・・・

筋力:219 体力:200 速度:230 知能:250 感覚:200

(分配可能な能力値ポイント:0)

物理ダメージ減少率:46%

 

バランスよく上がったステータスを見ていると、自然と口元が緩んでしまう・・・。

 

よしっ!

 

知能を250まで上げた後は極端に低いステータスがなくなるように、均等にポイントを振り分けていた。

 

使わないステータスはない。

 

それが長い時間をかけてレベルとステータスを上げながら出た結論だった・・・。

 

どのステータスであれ、数値をあ下て失望することはなかった・・・。

 

むしろ自分の想像を超えて、役立つことばかりだった。

 

だから・・・

 

これから当分の間は、ステータスのバランスを合わせていくつもりだ。

 

旬は満足げな表情でステータスウィンドウを閉じた。

 

そして周囲を見渡した・・・。

 

元々閑散とした街ではあったが、今日は一段と人影が少ないようだ・・・。

 

その理由には簡単に思い当たった・・・。

 

旬は携帯を取り出して時刻を確認した。

 

やっぱりな・・・。架南島レイドの中継が始まったんだな。

 

ちょうど連合チームのレイドがライブ放送を行っている時間帯。

 

全国テレビから目を離せずにいるのだろう・・・。

 

日本とDFNのS級ハンター達・・・疑う余地なく強い人たちだ・・・。

 

中継を見るまでもない・・・。俺がいなくたってあの人たちなら余裕でクリアできるレイドだ・・・。

 

予想外の出来事が起こらない限り・・・。

 

 

 

再び日本チームにてー

 

「あと数匹ですね。」

と最上代表が言う。

 

そう言ってアリを見ると、確かに先ほど戦ったアリとは違った個体だった・・・。

 

日本チームはクリアの希望が見えてきたのだ・・・。

 

美濃部ハンターが心配をすると

「アリはそんなことしないだろう。それにここは島だ。どこにも逃げられない。」

と白川社長が言う。

 

カメラマンはちゃんと撮れてるだろうかと心配をしていた・・・。

 

洞窟(アリの巣)の奥に進む日本チーム・・・。

 

 

「あれは・・・!」

上代表が何かを見つけたようだ・・・。

 

 

「産卵場だ・・・産卵場がここにあるということは・・・女王の部屋はすぐそこってことです。」

どうやら女王アリが必要である産卵場を見つけたのだ・・・。

 

 

 

上代表が

「さっきのアリたちは産卵場を守っていたのでしょう・・・。すべて燃やしますね。」

とすぐにでも燃やそうとしたが雫が

「待ってください!!

 

一つだけすごく大きな殻があります!」

 

 

この卵は94話に出てきた女王アリが強い兵隊を願った卵なのだろうか・・・。

 

shiyukichi.hatenablog.com

 

美濃部ハンターが

「まさか・・・あれもアリの卵?サイズがおかしいだろ?近衛隊にしても・・・。」

 

白川社長は不安がる美濃部ハンターの肩を叩きながら

「俺たちの任務は女王アリを倒すことだ・・・。他のことは気にするな。」

 

そういって落ち着かせた・・・。

 

 

 

DFNチームにてー

ミズアが

「うーわ。ケンきったなー。」

 

と殴り殺したあとの件の姿を見て言う。

「思ったより厄介な奴らだ。

 

それなりに戦法があるようだ。陣を成して飛び掛かってくる・・・。三十匹

ほど仕留めたけど、肩と腰をやられちまった・・・。」

とケンが言う。

 

 

冗談交じりにミズアが

「治してあげよっか?タダじゃ無理だけど・・・。」

と言うと慌てたケンは

「ミズア!ふざけてないで早く治してくれ。」

と言うと、

 

「ほしいのがあるの。今回はお金じゃなくて・・・。」

とミズアが深刻に言う。

 

「俺より稼いでるくせに巻き上げんな・・・。これだからガキに金を持たせるべきじゃないんだ・・・。」

と説教を兼ねつつに言う。

 

ケンが空を見上げ、

「見ろ。また来たぞ。」

 

と合図を送り、

「早く言え。何が欲しー」

 

再びミズアを見ると・・・

 

ミズアの首がなかった・・・。

 

 

異変を感じたケンとシーマ。

 

ケンが

「近い!気をつけろ・・・!」

 

とシーマに言うも

 

何かと目線が合う・・・。

 

「この野郎!!」

 

とケンが言う瞬間にケンの首もなくなる・・・。

 

シーマが居場所を掴んだのか斬り込むも、

 

逆に返り討ちにあい、

 

シーマの首も吹き飛んだ・・・。

 

一瞬の出来事で何が起こったのかよくわからず、DFNのチャーリーチームが壊滅したのだった・・・。

 

 

感想

順調欲く進んでくれればいいものの、94話で女王アリが願ったアリがDFNの一つのチームを壊滅させたのだろうか・・・。

 

日本チームが産卵場で見たものがまさに外にいるDFNのハンター達に襲い掛かる・・・。

 

そんなことは知る由もない。

 

これから本当に恐ろしい架南島レイド。

このまますんなり終わるわけなんてない・・・。

 

恐怖のレイドが今はじまろうとしていたのだ・・・。