俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第91話 因縁をつけあい、そして親善試合へ・・・。

あの人がリュー?DFNのS級ハンター・・・。

 

旬はリューを見て考えていたが、DFNのハンター達も旬へ注目する。

DFNのハンターのミズアが言うと通訳のウィングが答える。

「あっ最近S級になった水篠 旬っていうハンターです。」

 

リューも当然旬を見ていた。

暗殺系ハンターか。でも隠そうとしても隠せないほどのオーラ・・・。

と思いながら

やり手の暗殺者って感じだな。」

と言う。

 

しかし、通訳のウィングが

「はい?いえ、あの人は魔法系です。」

 

ウィングの発言によりリューが

「魔法系?あれが・・・?」

と言うと

 

公式情報では魔法系になってます。」

 

 

死神ギルドの黒須も

「おっ?あれがうちの友谷の晴れ舞台をめちゃくちゃにしたっていう水篠か・・・。」

 

雫も当然旬を見て

水篠ハンター?どおりで空気が変わったと思った。

と思っていた。

 

またDFNのハンターのマリーが

「Kあのハンターが日本の十人目のS級だって。」

 

「後で聞くから今はやめてくれ。S級ばっかで吐きそう。」

 

Kという男が雫をみて

日本にも匂いに敏感な人がいるんだな。ハンカチをあててるだけってことは俺よりはマシなのか・・・。

 

話しかけたらナンパと思われるかな?日本語勉強しとけばよかった・・・。

 

リューとウィングが白川社長と町田の組手を見て

 

ウィングとリューが語る。

 

向坂 雫だっけ?あの子と後藤ならうちのと並ぶだろう・・・。

 

二人の会話を見た、日本のハンター達のある男が二人に向かって言う。

 

隣にいた男がマスターさすがっと言うと

 

ウィングが

「どなた・・・?」

 

再びとなりにいた男が

「このお方は”騎士団”ギルドのギルドマスター!

 

坂東 修輔(ばんどう しゅうすけ)さんや!」

紹介された坂東はS級ではなく、A級ハンターだった・・・。

 

 

ウィングが再び言うとこの言葉に喧嘩を売られたと思い

「マ・・・マスターはS級やなくてA級やから聞いたことないかもしれんけど・・・!

 

それでもうちは日本の五大ギルドの一つやし!どこのギルドよりもA級ハンターの数が多いんやぞ!」

 

ずっとしゃべっていると坂東が

「譲(ゆずる)・・・自慢話はええから・・・。」

隣にいた男は譲という名の男だった・・・。

 

ウィングが

「日本のA級ハンター・・・あなたも架南島レイドに参加するんですか?参加するのはS級だけだと聞いてますが・・・。」

と煽るように言い返す。

 

ウィングと譲が揉めているのを見てリューが

「ウィング何かあったのか?」

と言う。

 

譲が再び

「マスターは”守護班”やねん!架南島を封鎖するすっごい役割を担ってはる!」

 

ウィングが安心したかのように

「安心しました。A級に重要な任務は任せられませんから・・・。」

と言うとリューが横から

「ウィング失礼なことは言わないように・・・。」

と言う。

 

この言葉に頭に来たのか坂東が

「通訳ごときに何がわかんねん。」

 

今度はこの言葉に怒りを覚えたウィングが

「それなら確認されますか?

 

DFNのA級ハンターウィングと申します。

 

まさか通訳ごときに勝てないわけじゃないですよね?」

 

そう言って上着を脱ぎ戦闘態勢に入る。

 

 

譲ではなく坂東が

「あのなぁ・・・通訳さん。人を舐めんのもいい加減にしいや。」

 

さらに煽りだすウィング。

「ひょっとして非戦闘系ハンターですか?」

 

 

このやり取りを上から見ていた旬達が

日本とDFN・・・A級同士の取っ組み合いか・・・。

と旬は思っている横で最上代表が

「おもしろそうですね。」

と言う。

 

 

坂東が

「・・・わかった。でもルールだけは決めとこうや。せやないと勝ち負けの判定に困るやろ。

 

ルールは簡単や・・・

 

先に相手の手首をつかんだ方の勝ち。手首をつかまれたら負けや。」

 

このルールにウィングが考える・・・。

攻撃しようと腕を前に出しても捕まれたら終わり・・・下手に手出しできない。

 

普通に立ってポケットに手を入れる坂東・・・。

 

その姿を見たウィングが

スピードに自信があるようだ・・・。

そう思いながら

「わかりました。はじめましょう。」

 

そういってすぐに攻めるウィング。

すべての攻撃をよける坂東を見て

 

今にその鼻をへし折ってやる!

とやる気に満ちていた。

 

しかしウィングの手がはじかれる。

 

足を上げた坂東が

「今の蹴ったとちゃうで。ちょっと押しただけ。そんくらいわかるやろ?」

 

ウィングが言い坂東が股を確認していると・・・

今だ!

 

といい再度攻撃をするウィング。

しかし

「おっそ。」

 

そう言ってウィングの手首をつかむ坂東。

何が起きたんだ?

と訳も分からずなウィングに対して坂東が

「これまでずっとタンクの後ろに隠れとったタイプやろ?

 

人と戦ったことなさそうやし・・・。

 

 

日本ではな。嫌でも人と戦わアカンことがちょいちょいあんねん。場合によっては殺し合いにもなる・・・。

 

人はモンスターとちごて、いろんな動きをするから次の一手まで計算せなやられるだけや。もし俺が刀握っとったらおたくは今頃あの世やぞ。」

 

そう言ってウィングがつかんでいた手を放す。

 

 

 

二人の戦いを見ていたリューが

「いい試合でした。ウィング通訳を頼む。」

と言う。

 

通訳し始めるウィング。リューは

「親睦を深めるために日本に一つ提案したいことがあります。

 

今のルールで親善試合をしませんか?S級ハンターだけで・・・。

 

後藤会長もこれを聞いて

・・・・腕試しってことか・・・

 

と思いつつも

「いいですね。ただし、勝負をつけるのが難しい魔法系と非戦闘系は除外しましょう。」

と提案する。

 

白川社長も便乗して

「ルールもいくつか追加しませんか?背中をタッチされたり、体が床についても負け。それから一対一ではなく、全員で・・・つまり乱戦ってことです。どうでしょう?」

 

リューがこの提案に対し考え出す・・・。

先に一人脱落させればおおかた勝ち負けが決まりそうだ・・・。手首をつかむだけなら暗殺系に有利すぎるから悪くない・・・。

そう考え

「わかりました。そうしましょう。」

と言う。

 

日本からは 白川・町田・向坂・黒須 の四人

 

DFNからは誰がでますか?」

と後藤会長が言うとリューが

 

ケン・ルノー・アーシー・カナ。この四人です。」

そういって試合が始まるのであった・・・。

 

 

感想

今回は因縁をつけた騎士団がウィングに喧嘩を売るって感じでしたね。

結局は坂東の勝ちでしたけど・・・。

 

なかなかいい展開になってきました!

親善試合・・・どうなるんでしょうか!!!