俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第95話 最終ステージ開幕!!

中国近海、台湾近海、架南島近海・・・それぞれ船がでている・・・。

 

あたご型イージス艦二隻、はたかぜ型二隻、あきづき型四隻、たかなみ型一隻、はつゆき型十二隻が架南島北部に配置された。

 

そして各ギルドが準備をしていた・・・。

 

騎士団ギルドにてー

坂東がメンバー全員に言う。

 

譲と坂東が言いあう。

 

騎士団ギルドはS級がいないため、防衛班メインで任されていた。

 

 

明星ギルドにてー

 

町田も

「それじゃあここはよろしく頼む。」

とギルドメンバーに告げると

 

副マスターと町田が会話をする。

 

町田がほめていると照れを隠しマスターに別れを告げる。

 

そして町田は戦場へと行くのだった・・・。

 

死神ギルドにてー

 

黒須が誰かと電話をしていた・・・。

 

国民的アイドルを死なせると何を言われるかわかったもんじゃないと思った黒須は電話相手に友谷は逃げ回るように指示をしていた・・・。

 

そのころ・・・友谷は・・・

 

友谷は写真撮影されていた・・・。

よし、ここなら点数稼げそうだ。

と黒須が心配してるとは裏腹に何も考えていない様子だった・・・。

 

 

ハンタースギルドにてー

 

外園隊長を筆頭にA級以下で守られていた・・・。

 

 

白虎ギルドにてー

攻撃隊一つにつきB級ハンター一人、C級ハンター三人、D級以下のハンターが十人以上で構成されていた。

 

 

また都市部には馬淵さんや観月さんも参加していた・・・。

 

また、引退したハンターや覚醒はしたが、ハンターの道に進まなかった者まで参加し、

 

その数は総勢五千人・・・。

 

日本に五万人いる覚醒者の十分の一が参加したことになる。

 

 

ヘリにてー

 

「ハンター専用報道部のカメラマンです。よろしくお願いします。」

と討伐に行く日本のS級ハンター達と同行するカメラマンが皆に挨拶をする。

 

「今回のレイドは全国生中継で放送されますが、放送事故が起きないように十分遅れで流します。

 

過激なシーンがありましてもその部分は編集者がカットしますので心配なさらないでください。」

と言うと白川社長が心配そうに

 

「こんな危険な現場にカメラマンを同行させるなんて・・・後藤会長は一体何を考えているんだ・・・。」

と言うと

 

隣の町田は厳しく言うとカメラマンは・・・

 

「ご安心ください。こう見えてもA級なんです。」

とA級のカメラマンが大丈夫だよと皆に伝える。

 

覚醒しても一般人として生きていく人も多い・・・。

このカメラマンもその一人だ。

 

「カメラマン兼ハンターって感じです。危険な撮影はこれまでにも何度も経験してきました。ダンジョンブレイク現場に投入されたこともあります。

 

もちろん・・・今回は規模が全然違いますけどね・・・。」

と震えながら言う。

 

町田はカメラマンに安心させていた。

 

 

白川社長は心配そうに言う。

 

町田が勝利を祈っていた。

 

しかし、白川社長がひそかに考えていた。

今回また失敗すれば日本列島は地図から消えてしまうだろうからな・・・。

 

今、世界はヒーローを求めている。

 

それはそうと・・・。

そういって隣の人を見て

「剛、まさか来てくれるとは思わなかった。」

そう・・・いかないといった美濃部ハンターまでもが参加していたのだ・・・。

 

美濃部ハンターは冗談を言い、皆を笑わせていた。

 

それを聞いた白川社長は周りはなごんできた・・・。

 

しかし、雫が気になるのか

「あの・・・白川社長。水篠さんには会われました?」

と旬のことを聞く。

 

旬のことを聞かれた理由を聞くと・・・

 

ただ気になっただけのようだった・・・。

 

そろそろついたころ合いに町田が

「ホッホッ。いよいよはじまるぞ。」

と言い、外を見ると・・・

 

ヘリは架南島が見えてきたのだ・・・。

 

次第に恐怖に震えだす美濃部ハンターだった・・・。

 

 

 

DFNのハンター達はすでに架南島に降りていた。

 

リューが

「ここが旧架南市か・・・完全にゴーストタウンだな。」

と言い、周りを見渡すと・・・

 

この死骸・・・共食いか?

 

捕食者が一匹いるようだ・・・。

 

共食いしたとみられるアリの死骸がそこら中にあったのだ・・・。

 

リューは配置についたのか

「こちらアルファ。順序通り応答してくれ。」

と言うと

 

「ブラボー良好。」

 

「チャーリー良好。」

 

「デルタ良好。」

とインカムで連絡しあっていた。

全員OKがでたのでリューが

「全員・・・

 

開放しろ!!

と言い、魔力を開放させていた・・・。

 

それぞれ東西南北に分かれていたDFNハンター達。

 

この魔力の波長によりアリをおびき出す作戦だったのだ・・・。

 

「なんだこの魔力の波長は・・・!」

と白川社長がヘリの窓から見ると

 

「DFNが作戦を開始したようですね。」

と最上代表が言う。

 

案の定アリたちがそれぞれの波長先へと移動する。

 

一部日本ハンター達が乗ったヘリの方にやってきた・・・。

 

上代表が先陣を切って

 

スキル”フレイムスピア”を使ってアリ達を爆発させたのだった・・・。

 

 

それを見た美濃部ハンターが

「すごい・・・。」

と言うも最上代表が

「いえ・・・今のじゃダメだと思います。」

 

案の定アリ達は無傷だった・・・。

 

「やはり・・・この程度の火炎では、効きませんね・・・。

 

ヘリが揺れますのでしっかり掴んでいてください。」

 

そういって巨大な火の玉を出す・・・。

 

そしてあたりを一気に火の海へと化し、アリたちを完全に消滅させたのだった・・・。

 

 

「進化って恐ろしいですね。前とは全然違います。

 

相当な火力じゃないと効かないほどの魔法耐性です。A級ダンジョンでもここまでの魔法は使いませんよ。」

と見上げて言う最上代表。

 

「ではちょっと奴らの強さを把握してきます。」

と即行動をし、ヘリから飛び降りたのだ・・・。

 

町田が言うも最上代表は降り続けていた・・・。

 

再び町田が心配そうに言うと雫が

「大丈夫だと思います。

 

 

上代表の火炎魔法は群れへの攻撃に特化しているんです。」

雫のこの言葉と同時に最上代表は着陸したのだった・・・。

 

つくと同時に周りのアリたちを火炎魔法にて焼き尽くしていた・・・。

 

音を聞くとバァンッ!とはじける音があたり一面響いていた・・・。

 

「ここのアリはまるで爆竹だな。

 

降りてきてください。」

と上を見上げて伝える。

 

 

町田が改めて

「これまでと違って逃げ道がない・・・。アリの巣で孤立する恐れもある。

 

DFNのハンターがアリの気を引けるのは一時間程度・・・つまり一時間以内に女王アリを倒さなければならないということだ・・・

 

覚悟はいいか?

 

 

私たちにならできる・・・。

 

 

行こう!!

 

そう言って皆ヘリから飛び降りた・・・。

 

 

 

感想

ついに架南島レイドが開始されました。

イムリミットは1時間弱!!

果たして女王アリまでたどり着き、倒すことができるのだろうか・・・。

シーズン1最終ステージ 架南島レイド アリ討伐編・・・スタート!!