俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第80話 ただいま悪魔の城!再び挑戦するよ!

夜、旬は家族のことを心配していた。

 

旬のいないところで葵に近づこうとする輩がいるかもしれないということを・・・。

 

旬は妹の部屋で影の兵士 ハイオークのキバの側近を三体呼ぶ。

 

みな立つことができず、座って旬の話を聞く。

 

「一体だけでもA級くらいなら倒せるよな?

 

あれ?キバの護衛ってたしか四体いなかったっけ?あと一体は?

 

そういうと護衛の一人が上を指す・・・。

 

旬は思い出した。 

shiyukichi.hatenablog.com

 

天井にこぼりついて抽出できなかったんだ・・・。

 

 

ハイオークの二体を戻し、他の二体 計三体で妹の護衛をすることになった。

 

とある屋上にてー

 

旬は数体呼び、町内の用心棒とし、見回りを定期的に開始するようになった。

 

「通り魔なんかが現れても上級ハンターレベルじゃない限り影の兵士には勝てない。

これで少しは世の中に貢献できるかな・・・。」

 

 

そう言って夜が明けた・・・。

 

 

朝ー

 

車の中にて旬が諸菱くんと話をする。

「部屋はどう?」

と諸菱くんに聞く。

 

旬が言うも心の中では

まさかとは思ったけど本当に諸菱建設のギルドマスターを蹴るとは・・・。俺を慕ってこっちに来てくれたわけだから、どうこういうわけにもいかないし・・・。

 

そう考えてると諸菱くんは

「こんな朝早くからDSタワーには何のご用ですか?」

 

旬は何も答えずにそのままドアを開け、

 

「行ってくる。」

 

「え?」

 

と諸菱くんが言い、振り向くと旬はもう車の中にはいなかった・・・。

 

 

 

悪魔の城ダンジョンに入場しました

 

通知により、旬は悪魔の城ダンジョンに入ったのだ・・・。

 

旬は感じていた。

ここから難易度が一気に上がる・・・。

それに備えて準備もしてきた。

 

フィールドの熱気を防いでくれる新しいアイテム。

 

ハンターオークションで落札した”風のローブ”と水属性魔法がかけられた名前も知らない指輪

 

「準備は完璧。」

 

進もうとすると、通知より

エストが発生しました

 

旬がまた?と思いつつ確認すると・・・

【一般クエスト:悪魔の城の魂を集めろ!(2)】

 

 悪魔の城最上階には悪魔達の君主”バラン”が住んでいます

バランの魂を手に入れましょう

 

エスト完了条件:悪魔王退治

 報酬:

 1.最上級ルーン石

 2.ボーナス能力値 +30

 3.非公開の報酬

 

「前回より報酬がいいじゃん。職業専用スキルを習得できるルーン石か。」

 

 影の抽出、影の保管、君主の領域、これまで習得してきた職業専用スキルは三つ。どれもかなり効率がいい。今回のも期待ができそうだ。

 

報酬1の最上級ルーン石:影の交換 はとてもよさそうだと旬は感じていた。

 

 

再び通知より

1階から76階まで開放されています

 

どこに移動しますか?

「76。」

 

ワープ移動にて旬は1階から一気に76階まで上がっていく。

 

 

 

76階・・・

あたり一面悪魔達が徘徊していた・・・。

 

旬はキバを呼び、貧欲の玉を持たせた・・・。

 

キバは魔法を唱える・・・。

 

そして魔法を放つ・・・。

 

あたり一面火の海になっていた・・・。

 

旬も威力を見て、

「すごい威力だな。貧欲の玉は持たせてるけど、影の兵士になったときに弱体化(ナーフ)されたはずなのに・・・。

 

貧欲の玉って持つ人によって大きさが変わるから・・・しばらくはキバに預けておこう。」

旬は貧欲の玉はキバに持たせることを決めた・・・。

 

 

病院にてー

 

「どれくらい眠っていたのでしょうか。」

 

医者は答える。

「丸二日間です。」

 

患者の諸菱くんの父親は

「疲れていたのかもしれません。・・・どこか悪いところでもありましたか?」

 

医者は答える。

「ご家族にハンターやハンターでなくても再覚醒者判定を受けた方はいらっしゃいませんか?」

と質問をされる。

 

諸菱くんの父親はなぜこのことを聞いてきたのだろうかわからず困っていると

”溺睡症(できすいしょう)というのがありまして・・・。」

 

この言葉に父親は驚いていた・・・。

 

溺睡症・・・覚めることの無い眠り

ただ眠りにつくだけでなく、発症すると生命力がどんどん低下していくため、魔力を使った生命維持装置が必要となる・・・。

ゲートの出現後にみられるようになった病で、延命治療をするだけの余裕がない人々を死に追いやっている・・・

 

医者は説明する。

「度々睡魔に追われやがて永遠に眠りから覚めることができなくなる病です。」

 

父親が

「それとハンターどのような関係が?」

 

医者がその関係性を説明する。

溺睡病の原因は魔力なんです・・・。

 

生まれつき魔力耐性が低い方がいらっしゃるのですが、そのような方たちが魔力に長時間晒されることで起きる症状の一つが溺睡症です。

 

魔法石やマナ石だけでなく、魔力を持つ人も溺睡症の原因となります。

 

突然症状が現れたということは魔力に濃厚接触されたのだと思われます。

 

ご家族の中に・・・ハンターがいらっしゃいませんか?

 

諸菱くんの父親は諸菱くんのことを考える。

濃厚接触・・・魔力は今でもあらゆるものに使用されていて、魔力を持つ人の数も日に日に増加している・・・。

 

そんな世の中で魔力に対する耐性がないと言うことは・・・。

 

 

 

 

その頃・・・DFNのとある島では・・・

 

アリが生きたまま上陸することに成功した。

 

 

感想

旬は悪魔の城の準備が完了し、これから悪魔の城へ再び挑むことになります。

ここからの展開も面白いので是非更新をお楽しみください!

 

諸菱くんの父親は諸菱くんと最近話してましたよね?

あれが原因で溺睡症になってしまいました・・・(´・ω・`)

しかし、父親は息子を恨まず、自分が社会から淘汰されたと言いましたね。

親が息子を恨むはずないですけどね!

 

さて、急展開で物語は旬は悪魔の城攻略へ、そしてもう一方ではアリがDFNについについちゃいましたね・・・。

さて、どうなることやら・・・・・。