第38話 転職クエスト-ボスの扉まで突き進め!-
転職クエストを受けた旬はダンジョンの中にいた。
そこには騎士の人型モンスターがいて、相手の攻撃をかわしながら攻撃するも、鎧が固く、短剣での攻撃が通用しない。
旬も考える。
そこまで強い野郎じゃない・・・鎧が固く、歯が立たないだけだ・・・。
動きも遅いし、威力だって欠ける。
防御力がやたら高いだけ・・・
腕力で鎧を砕き倒したのであった・・・。
〇お知らせ
【ナイト】を倒しました
〇お知らせ
【ダンジョンから出るには転職クエストを完了してください】
〇お知らせ
【ここではポーション、ストア、レベルアップ時の状態の回復を使用できません】
難易度不明・回復不可・途中退場なし・・・今回のダンジョンはかなりのリスクが伴う・・・。
「転職クエスト・・・余裕ぶっこいてる場合じゃない。クリアするのに数時間・・・いや数日がかかるかもしれない・・・回復不可ときた・・・。
っておい待て・・・そういや今日まだデイリークエストやってないし!すぐに帰れるだろうと思って後回しにしたんだよ・・・・。
0時になればこの間ミタイニムカデに追われる羽目になる・・・。
日付がかわるまでにこっから出れるかな・・・さっさと転職してデイリークエストやりに行こ。
あ・・・でも、あのときより今のがずっと強いからムカデくらいすぐに殺せるかも?
まぁいずれにせよ・・・
防御力過信して突撃してくるこいつらを先に倒さないとな。」
目の前には大量の人型モンスター”ナイト”(以下ナイトとする)が現れた。
旬はナイトに対して拳で殴りつけた。
殴り、蹴り、殴り、体術と・・・旬はナイトを倒していったのであった。
〇お知らせ
【ナイト】を倒しました
【ナイト】を倒しました
【ナイト】を倒しました
倒した旬はナイトからアイテムを見つけた。
【アイテム:革の巾着】
種類:小物
コインを入れるための巾着
【アイテム:上級ナイトの胸当て】
入手難易度:B
種類:防具
物理ダメージ7%減少
(筋力が80未満の場合動作が遅くなります)
装備をつける旬。つけても透明で目には見えなかった。
「透明だけどこれで防御力アップ。」
【アイテム:革の巾着】を開封しました。
【3万ゴールド】を得ました
巾着を開けるとストアで買えるお金が入っていた。
【所持金:863,400G】
寄ろ部のも束の間、見えない敵がいるも旬の感覚能力で旬は短剣で攻撃する。
〇お知らせ
【刺客】を倒しました
隠密!?
更に背後から魔法攻撃を出すも、旬は避ける。
驚きに続けるも旬は考える・・・。
まるで・・・
これまでの戦いを振り返ってるかのようだ・・・
モンスターがどのタイプに属すかによって役立つ能力値は異なる。
- ナイトは筋力
- 刺客は感覚
- アーチャーは速度
- 魔法使いは体力
【疲労度:66】
旬は疲労度との闘いにもなっていた。
時間をかけると不利になる・・・疲れも出てきたのか、ちょっと横になろうとするも
アーチャーの攻撃が飛んでくる・・・。
悔しながらも矢を折る。
敵は止まることなくどんどん来るも少しずつ倒していく・・・。
【アイテム:革の巾着】を開封しました。
【2万ゴールド】【ぬるい水が入った水筒】を得ました
水を飲む旬。ある程度終わったのか今の現状を確認する。
- アクセサリー:門番の首輪(A)
- 鎧:上級ナイトの胸当て(B)
- 左手:上級ナイトのコテ(B)
- 右手:下級アーチャーの手袋(C)
- アクセサリー:上級魔法使いの指輪(B)
- 靴:中級刺客の靴(B)
ボスの部屋に明かりがつく・・・。
王がいない王座を・・・。
その背後から・・・
目が・・・耳が・・・指先が・・・
全身が震えている・・・。
二重ダンジョンで感じたあれだ・・・
この威圧感・・・
ただならぬ気配の正体はこいつだったのか・・・
感想
ついに転職クエストが始まり、雑魚モンスターを倒し終わった旬。その先の扉に現れたのは赤き騎士・・・・その名は・・・。(次回分ります。)
この転職クエストこそ、旬も感じてた通り、今までの戦いの過程だったはず。
ナイトがカサカ、刺客が道門、魔法使いがコージ、アーチャーは忘れました(´・ω・`)
今まで戦ってきた敵を振り返るような感じのクエストですね・・・
さてさて、次の回はボスとの戦闘です。
俺だけレベルアップな件はこっから本当に面白くなりますので、ぜひぜひ振り返りながらあーそういうのもあったなーとかおーこんなこともあったのか!とかいろいろあって面白いですよね!改めてみると、その回の登場人物がいってるキーワードがわかるようになります。本当に作りこまれているなーと思う作品なのでこのブログからいろんな人に広めていけたら幸いでございます!
ネタバレですけど、
転職クエストに関するキーワードは道門が影法師がどうのこうのいってましたが、あれが本当に関係しています。