俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第37話 宍戸課長の誘いに旬が・・・!?

宍戸課長はびっくりする

さ・・・30億!?

 

周りがびっくりして宍戸課長の方へ向く。

 

旬が説明する。

 

旬の一言に動揺する宍戸 課長

 

そう考える中、旬が言う。

 

旬も旬で考える。

 

そう言われると宍戸課長も事実と決めつけ、私一人では決めかねますので・・・上の人間と話し合ってから・・・。

と言う。

 

焦った宍戸課長。しかし旬がとどめの一言を言う。

 

 

そういって席を立とうとする旬。

焦りすぎた・・・諸菱建設での待遇を調べてから上と相談し会うべきだった・・・

と後悔する宍戸課長。

 

「あっそれより、僕のことは誰にお聞きになったんですか?」

 

と隠密スキルを使い、

 

「まさか隠れて調べたんじゃないでしょうね?」

隠れた状態で言う旬。

「え・・・あれっ?」

いきなり消えた旬に戸惑う宍戸課長。

 

旬がナイフで宍戸課長の顔を少し斬る。

 

き・・・消えた!?

 

そう思った宍戸課長だが、後ろを振り向こうとしたとたんに旬が

「振り返らないで。」

 

そう言われ、さらに考える宍戸課長。

隠密まで持つ再覚醒者だったのか!諸菱建設が提示した金額にも納得がいく!

考えながら宍戸課長が、

「わ・・・悪気があったわけではありません。

 

誰かがうちのギルド区域内のC級ダンジョンを買い占めていくので調べてみると水篠ハンターのことを知りました。

 

ゲート内で起きた三度の事件事故。

再覚醒により上級水準の力を手にした水篠ハンターがすべてを解決に導いたに違いない。証拠はありませんが、自分の読みが正しいという自信はあったんです。

 

そんな水篠ハンターの強さを偶然知った諸菱ハンターが立ち上げを計画中のギルドのためにゲートを買い漁りテストを行っている・・・。

あくまで私の予想ですがそう考えると辻褄が合い、こうしてお目にかかりに参りました。」

 

旬が質問をする。

 

宍戸課長が素直に答える。

 

 

旬が

高値でC級ゲートを買い漁ったせいで目立ってしまったのか・・・。

そう考えるも、

「このことはあまり人に知られたくないんですよ。

 

どこからか僕の噂が聞こえてくれば宍戸さんや部下の方を真っ先に疑うことになるでしょう。」

 

旬がそういうと、

「形式上ギルド長に報告しないといけない事柄ですが・・・私も死にたくはありません。吉田・・・いえ、部下にもしっかり口止めしておきます。」

 

素直な宍戸課長に対して旬は

「ありがとうございます。」

 

姿を現し、椅子に再び座りながら、

「うちがC級を独占し、ご迷惑をおかけしていたんですね。申し訳ありませんが、しばらくはうちが最高値をつけさせていただきます。」

 

その一言に宍戸課長が

「困りましたね・・・うちの新人を訓練させるゲートが残っていないんですよ・・・。上級ゲートにやるわけにはいきませんし・・・。」

 

「それなら取引をしませんか?」

 

旬が提案する。

 

「取引・・・ですか?」

 

「うちが予約してあるC級ゲート参加許可を三つお売りします。もちろん今日だけ特別です。これを逃せばしばらくC級には参加できないとお考え下さい。」

 

旬の提案に試行錯誤する宍戸課長。

 

考えながらも結論を出す。

「わかりました。おいくらですか?」

と宍戸課長が言うと、

「一つ当たり3千万です。」

 

驚きながらも宍戸課長が

「C級ゲートで手に入るマナ石と魔法石はせいぜい2千万相当です!3千では元が取れません!!せめて2千まで下げていただけ・・・」

 

話の途中に旬が

「いいでしょう。」

 

意外な言葉に唖然とする宍戸課長。

「それでは三つ譲っていただけるんですよね?」

「C級ゲート三つ合計6千万をお振込みください。」

二人は和解し契約する。

 

「それとこれ差し上げます。口を上げていただけますか?」

と旬が言い、宍戸課長は口を開けると・・・

 

回復ポーションを飲んだ宍戸課長はさきほど旬に傷つけられた顔の傷が嘘の方に消えた。

 

宍戸課長が言うと、

「秘密を口外しない限りは・・・ですけどね。」

 

そういって旬は帰宅した。

 

回復ポーションの煙をみた部下(吉田)はあせったのか宍戸課長の方へ急いで向かい

「課長!今の光なんですか?話し合いがうまくいかなかったんですか?」

 

慌てる部下に対し宍戸課長は

「おい吉田・・・

 

思っていた以上に大物かもしれない・・・。」

宍戸課長はうれしそうにニヤついていた。

 

 

帰宅途中で諸菱くんと旬の電話より、

「水篠さん、入金されました。本当に6千万入ってきてます!

 

キャンセルしようとしてたゲートを一体どうやってこんな高値で・・・どこに売ったんですか?」

と電話で諸菱くんが言うも旬が歩きながら

「企業秘密だ。」

 

そういってこの日は終わってしまった。

 

 

日が経ち・・・

 

「課長!宍戸課長!

 

部下が慌てて宍戸課長に報告すると

「えぇっ!?うちの区域でC級ゲートが余ってる!?」

驚いた宍戸課長だが吉田は

「はい!入札価格も全部百万以下です。」

 

「まさか・・・。」

宍戸課長は戸惑うも吉田が、

「諸菱建設はどこにも入札してきません。

 

騙されたんですよ。諸菱建設は最初から明日レイドに出る予定がなかったんです。」

 

落ち込む宍戸課長。

 

スカウトに失敗しただけでなく詐欺に遭うとは・・・なんという失態!

強けりゃ何しても怖かないってか?ひどい話だ!

落ち込みから怒りもでてくる宍戸課長に一本の知らない番号からメールが入る。

 

「誰だこの番号・・・?」


1件のメッセージ

未登録番号

XXX-XXXX-XXXX

 水篠です。隠れて調査されたことはこれで水に流しましょう。

 

旬からのメールが来ていたが、これを見た宍戸課長だった・・・。

 

 

 

とある山奥にて・・・

 

「さ~て、はじめるとするか。」

 

いきなりゲートが開くも旬が

 

「転職クエスト・・・面白そうだ・・・!

 

一体中で何が待ち受けているんだ?」

 

やっとこのゲームが本格的に始動する兆しが見えた・・・。

 

 

感想

旬の逞しさに感動w

でも詐欺はいか~ん!!旬と宍戸課長の匠の会話にコミュニケーションの技術を感じました(´・ω・`)b

しかし、次回からはまさかの旬が転職します!

ここから一気に面白くなるので目が離せません!

それでは、明日また会いましょう!!