第41~42話 転職クエストーこれから開始する転職クエストとは!?ー
帰還石がでたってことは・・・
待っていたかのようにシステムの警告音が鳴った。
【これより転職クエストを開始します】
【交戦時間の長さに合わせて上位クラスへの転職に必要なポイントが付与されます】
【00:00:00】
【幸運を祈ります】
【00:00:01】
数字が進むにつれてあたり一面にゲートが出る。
中から出てきたものは・・・最初に倒した鉄甲の兜で武装したナイトだった・・・。
時間が昇級ポイント!!
旬は時間稼ぎのため、スキル:隠密を使用する。
魔法使いが
【スキル:探知の視線】を使用します
このスキルこそが隠密を破ったのであった・・・。
旬の場所が分かったとたんに一斉の襲い掛かるナイトたち。
それでも旬は攻撃をかわし、ナイトに一撃ずつ入れていく。
ナイトは吹き飛び、消滅するも、旬は
【スキル:殺気を使用します】
殺気を感じたナイト達は
【1分間 対象の能力値が50%減少します】
効果が発動し、動きが止まってしまった。
旬はナイトを倒していく。
それでもナイトの数はどんどん増えていく。
倒していくも数が減らず、ついには攻撃を喰らう旬。
【HP:1036/10278】
減るのよりゲートから枠速度のほうがずっと速い・・・!
【根性パッシブが発動します】
隠密を使ったことに後悔する旬だった。
そう・・・マナが足りず、スキルが使えないのであった・・・
ピンチになった旬は
帰還石を使うか?
と悩んでしまうも
転職すればきっといいことがあるんだろうけど・・・今の俺にはハードルが高すぎる・・・!
ただ・・・
帰還石を使うということ=クエストをあきらめるということになってしまうのであった・・・。
時間は!?
と旬は時間を確認するも
【00:05:08】
まだ5分しか経ってなかったのだ・・・。
勝算がない・・・出よう・・・!
とついに出る覚悟を決めた旬だったが、
後ろから攻撃をされ、吹き飛ばされてしまう旬だった・・・。
敵に殴られて目が覚めたのか
いいや・・・このまま終わらせるもんか・・・せっかく掴んだチャンスなんだ!
旬は地上最弱兵器としてハンターの底辺にいた・・・。
だからこそなのか・・・
頂点にあこがれ続け、誰よりも弱者の悲しみをわかっていたのだ・・・
ナイト達の間に挟まれ、ぶつかりながらもうろうとしていく中、どこからかクスクスとあざ笑う声が聞こえてきた。
「自業自得だ。
どうしてわざわざ危険な道を進もうとするんだよ?
E級だったおまえがそこまで成長できたんだ・・・
それだけで十分だと思え!
「違うか?旬。」
過去の自分が今の自分を責め続けるのであった・・・。
過去の旬の声が聞こえるも、それを無視し攻撃してくるナイトたち。
だが旬はこれを殴り飛ばす・・・。
ナイトは倒れず旬を見つめる・・・・。
そして旬はナイトから攻撃を受け、そのまま地面にたたきつけられるのであった・・・。
「まだまだだね・・・。
これからもっともっと人を殺し、犠牲を払うべきだ・・・・。
友達や家族も見捨ててしまえ・・・。
「お前を殺すのはおまえ自身なのさ。」
なんだよ・・・あのときと同じじゃないか・・・
旬はこのまま動けず、ナイトが旬を攻撃しようとする・・・。
この次・・・どうなったっけ・・・・
思い出せない・・・
そして気を失いそうになる旬だったが、ここでシステム音が通知される・・・。
〇クエスト案内
デイリークエストー強者を目指して
目標
ー腕立て伏せ 【0/100】
ー腹筋 【0/100】
―スクワット 【0/100】
ーランニング 【0/10km】
注意ーすべて完了できない場合未完了度に準ずるペナルティーが科されます。
【残り時間8・・・・7・・・6・・・5・・・・】
【残り時間2・・・1・・・・0】
〇お知らせ
デイリークエストが未完了です
〇お知らせ
【ペナルティーゾーン】に移動します
あと一歩のところで旬はペナルティーゾーンへ移動する。
いきなり旬が消えたことにびっくりするナイトたちだった・・・。
「ここは・・・ペナルティーゾーン?
そういや今日デイリークエストまだ終わらせてなかったよな。
もう日付が変わったのか・・・
ナイスタイミング・・・おかげで助かった・・・。
【HP:90/10278】
【MP:202/850】
【疲労度:91】
状態は最悪な状態だった旬。
しかし幸運にもペナルティーゾーンへ移動した。
旬はここでストアを呼び出す。
【疲労度:91】
疲労度が90を超えたのは今回が初めてだ・・・
ゴールドもたまってるし一番高いポーションを買ってみよう・・・。
【疲労が回復します】
【疲労が回復します】
【疲労が回復します】
疲労は回復しても体力は回復しない・・・重傷状態ではポーションでHPまで回復させることができないんだな・・・自然に回復するのを待つしかないのか?
あともう少しで死にそうな割に
コンディションは最高にいい
再び巨大なムカデたちが出現したのだった・・・。
また会おう?
そうだな・・・生き残れたらまた会ってやるよ
〇お知らせ
目標:ペナルティー時間終了まで生存してください
ペナルティー時間:4時間
残り:4時間00分00秒
俺の命を奪えないのなら下手に苦痛を与えたところで・・・
俺をさらに強くするだけだ!!
残り:4時間00分00秒
感想
あと少しのところでやれそうになった旬ですが、見事ペナルティーゾーンへ移動することによって死が回避できました。
そして再びやってきたペナルティーゾーンw
懐かしのムカデたちですが、今の旬はこのムカデを倒すことができるのだろうか!?
もうここから話の展開が面白すぎて目が離せません!!
自分の文脈じゃ伝わりにくいかもですが、それでも面白さを伝えればと思い、頑張りますのでよろしくお願いします!