俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第75話 新たな影の兵士・・・その名は・・・!?

監視課の犬飼課長達もボス部屋へ到着した。

 

雫と同様に何が起こっているのかわからない状態だった。

 

雫と同じ反応をしていると雫が旬が召喚したと犬飼課長に伝えた。

 

しかし、状況がつかめず質問する。

 

そう言ってる間に旬はどうやってカルガルガンを倒そうか考えていた。

短剣ではデカい奴らに致命傷を負わせることができない。

 

そういって短剣をやめ、殴りだす旬。

すごい勢いで殴りつけ、カルガルガンは吹っ飛ぶ・・・。

 

それを見た犬飼課長は

「水篠ハンター・・・!?」

 

雫は犬飼課長も旬のことを知っていることを今知り、

上代表だけじゃなく監視課の課長までもがあの人のことを知ってるなんて・・・!

 

こう思っていると、犬飼課長は旬の戦いぶりを見て、

「外から凄まじい魔力の波長を感じ、攻撃隊を助けに参りましたが・・・どうやら余計な心配だったようです。水篠ハンター一人でA級ダンジョンをクリアできそうですね・・・。」

 

雫が犬飼課長に質問をする。

「あの人何者なんですか?彼のことご存じなんですよね?」

 

この言葉に対して犬飼課長は

「少しなら知ってます。

 

ほんの少しなら・・・。」

 

ルガルガンは地面に這いつくばりながら・・・旬はそれを見てカルガルガンに言う。

 

「護衛を失った瞬間

 

魔法使いは負けだ。」

側近も旬の影の兵士になっていた・・・。

 

側近の影の兵士達に刺される・・・。

 

ルガルガンは無残にも自分の護衛たちによって殺されてしまったのだ・・・。

 

通知より

【ダンジョンの主】を倒しました

 

【レベルがアップしました!】

 

【レベルがアップしました!】

 

旬がカルガルガンに近づき、

「ボスも倒したし・・・ハイオーク達ももうすぐ片付きそうだし・・・

 

戦利品をいただくとするか。

 

いやここはハンタースのダンジョンだからA級ボスからとれるアイテムを頂くのはちょっとあれか・・・。

 

でも・・・

 

影の抽出なら別にいいよな?

 

起きろ。」

 

そういってアイテムはハンタースの所有物だからと配慮し、旬はカルガルガンを影の抽出する。

 

攻撃隊や雫、監視課の人たちが注目する・・・。

 

 

ルガルガンが見事抽出に成功する。

 

旬に対して跪く。

 

通知より

【兵士に名前を付けて下さい】

 

影の兵士の名前が決まり通知される・・・。

 

【キバ LV.1】

精鋭ナイト級

 

旬は考える・・・。

ハイオークの兵力が手に入ったのはかなりデカい。

保管可能な影の数は127体・・・超過する分だけ無の世界に送って・・・

 

残りは全部保管。

 

すべてを見ていた犬飼課長が旬に近づき声をかける・・・。

「水篠ハンター。」

 

戦いや、影の抽出に夢中で気が付かなかった旬は驚く。

犬飼課長?向坂ハンターまで・・・!

 

雫までも旬に言う。

「荷物担当さん今の何ですか・・・!?」

 

旬はなんて言おうか迷っていたが・・・

監視課の人たちが旬を囲い、

 

「協会監視課から参りました。

 

こちらにいらっしゃる水篠 旬ハンターの身元は我々監視課にて管理しております。最高レベルの機密事項ですので、外部に知られてはなりません。

 

ゲートを出ましたら具体的な機密事項について説明いたしますが、今日ここでご覧になった一切の事柄についてくれぐれも口外されませんようお願い申し上げます。

 

旬に向かって監視課の人たちがフォローしてくれたのだ・・・。

 

犬飼課長も

「先ほど水篠ハンターは日本一のギルドの前でS級を超越する力をお見せになったのです。ご質問等ございましたら後日協会を通して回答させていただきます。ここから静かに出られるようご協力願いします。」

 

しかし、攻撃隊の外園隊長が

「ま・・・待ってください!

 

水篠ハンターが同行してくださったお陰で全員命拾いしました。」

と言う。

 

そういってA級ヒーラーの人に渡されたメモ帳を返した。

 

監視課と旬は一緒にダンジョンから出ていく・・・。

 

雫は何かを言おうとしたが、攻撃隊の人から声を話しかけられ、

 

「あの・・・副代表。

 

なんでつるはしなんか持ってるんですか?」

 

雫は慌てた様子で

「えっ!?私っ変に思われたでしょうか?」

 

「誰にですか?」

とマジックキャスターの人が聞く。

 

「あっ・・・いえ・・・。」

 

雫は何やら慌てたようすでもじもじしていた。

 

感想

やっとカルガルガンを影の兵士にしましたね!

キバとして新しく生まれたカルガルガンはこれから頼りになります。

抽出に夢中になりすぎな旬の慌てっぷりがちょっとかわいらしいですね。

 

そしてハンタースの一部のメンバーや雫に旬の実力がばれてしまいました。

これからどうなることでしょう!