俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第93話 旬vsリュー 実力を見た旬の答えは!?

旬はリューを見て感じていた・・・。

体を覆うあの闘志・・・。

 

通訳を挟まなくても何を言ってるのかわかる。

 

俺の実力も見ておきたいってとこだな・・・。

 

狙いが何かは知らないが、悪魔の城で磨いた力を試すいい機会・・・。

そう考え少し顔がニヤつく旬。

 

それを見たリューは

俺の前で笑っただと?

と少し旬に対して怒りをわく・・・。

 

ウィングがリューに向かって

「あの・・・リューさん、水篠ハンターが承認されました。

 

ですが・・・条件があるそうです。

 

全力でかかってくるのなら応じると言ってます。

その言葉を聞いたリューは目つきが変わる。

 

本気で言ってるのか?

旬の表情を見ると、冗談で言ってるようではなかった・・・。

 

旬とリューのやり取りを見て、黒須が驚いてる様子だった・・・。

 

 

リューも納得したのか

・・・面白い・・・。S級ヒーラーのミズアもいるから大事には至らないだろう・・・。

と考え

「わかりました。ミズア、怪我人の治療は任せた。

 

あの人のことも後から頼む。」

 

旬を指でさし、旬が怪我人になることを宣言する。

 

町田も雫に向かって

「噂の十人目のS級ハンターか・・・。血の気が多そうだ。リューと勝負だなんて・・・。」

と言うと雫も

大丈夫かしら・・・?

 

でも・・・A級ダンジョンのボスと百を超えるハイオークと戦ったぐらいだから・・・

 

と雫が考えていると横から白川社長が

「今日はハンターたちの間にいて(匂いは)大丈夫なんですか?」

と匂いがダメな雫に質問をする。

 

「架南島で鼻を覆ってるわけにはいきませんので・・・。

白川社長は水篠ハンターとお知り合いなんですよね?

 

水篠ハンターを止めなくていいんですか?」

と心配そうに雫が言うと白川社長は

「もちろん止めるべきです。相手はあの”リュー”ですから・・・。」

 

雫は

「それならどうして・・・。」

と言うも白川社長は再び

「向坂ハンターと同じ理由ですよ。」

 

 

向坂ハンターはビクッっとしていた・・・。

 

白川社長にはバレていたのだ・・・。

 

雫の態度を見た白川社長は

「変に期待してしまいませんか?」

そうは言いつつも本音は

もし、水篠ハンターが俺の予想通り成長可能な覚醒者なら・・・。

 

あれからさらに強くなっているかもしれない・・・。

とひそかに思っていた。

 

 

旬が

「それでは・・・・はじめま・・・

 

 

・・・しょう。」

と、この言葉と同時に

 

リューの攻撃が来る・・・。

 

旬が

おいおい・・・言い切ってないぞ・・・。

と怒っていた。

 

リューは悔しそうに

それたか・・・。

と思いつつも旬の動きに対して

これでも魔法系だと?笑わせる。

 

あのスピードと音のない動き・・・俺は騙されない。

 

もっとだ!お前の化けの皮をすべてはいでやる!!

とリューはやる気満々だった。

 

旬もリューの動きを見て

確かにこの人、他のS級とは格が違う・・・。

 

だけど・・・

 

避けられないほどじゃない。

 

と笑いながら避けると・・・

また笑った・・・。

 

 

とリューは少し焦っていた。

 

 

DFN側ではイザとケンがリューの様子が違うことを感じて

「止めた方がいいんじゃないか?」

とイザがケンに向かって言うと

 

「リューさん本気だぞ。」

と言っていた・・・。

 

日本側では黒須と町田が

「こっわ・・・攻撃が目で追えないほど速い・・・。」

 

と黒須が言うと

「水篠ハンターもよくかわしてるじゃないか・・・DFN一のハンターの攻撃をかわせるだけでも充分すごい。」

 

しかし、雫だけが他の人と思っていることが違っていた・・・。

水篠ハンターは攻撃をかわしてるんじゃない・・・

 

次の攻撃を誘導してる!

 

 

上代表も

「タバコ吸いに行ってる間におもしろいことがはじまってる。」

 

リューは旬と交戦してる中次々に攻撃をかわされる・・・

これも避けただと?

 

これも・・・まぐれか!?

 

あまりに攻撃をかわされるのでリューは

「たしかに本気を出さないと当たりそうにない・・・。」

 

気が変わった・・・。

 

殺(や)る!!

 

本気になったリューに対して攻撃を避ける旬だが通知が・・・

【警告!殺意を持つ者が現れました】

 

殺意?

と旬が嫌な予感を感じる・・・。

 

激しい突きを出すリュー。

突風が舞い結果がどうなったのだろうか・・・。

 

このまま付き合ってやってると右京や道門のときみたいに緊急クエストが発生してしまいそうだ・・・。

 

と感じた旬はリューの攻撃を止め、

「あと一歩で片目になるとこだった・・・。」

そういって手を掴む旬。

 

その抑えた力を振りほどこうとしたが・・・・

なんて力・・・しかも手首ではなく手を掴まれた・・・。

と思いつつも

「俺をからかってるのか?」

 

と旬に向かって言う。

 

言葉が通じず、旬は

「何言ってるのかわかんないけど・・・手首を掴むとゲームオーバーだろ?あんたもこのままおわらせたくはないはずだ。」

と煽りだす。

 

お互い一歩も引かず。

 

次の攻撃で決着がつきそうな雰囲気がしたが、このままではやばいと感じたメンバー達は・・・

 

お互いを止める・・・。

 

白川社長が

「ここまでにしましょう。あの人はDFNチームを引っ張る人です。」

 

雫も

「何かあれば誰も責任取れません。」

と旬を止める。

 

白川社長がウィングに向かって

「親善試合はここまでにしようと伝えてください。」

 

焦ったウィングも

「はい・・・!」

と言う。

 

 

旬を止めたことに対して白川社長が

「余計なことをしましたか?」

と旬に気を使う。

 

町田は

「ハッハッ!天下のリューと戦ってその顔の傷一つで済むとは大したもんだ!」

と旬をほめていた。

「おっ!いい体してるな!うちのギルドは魔法系ばっかりで戦闘系が足りない。水篠くんよかったらうちに来ないか?」

と勧誘もしていた。

 

 

しかしそれを聞いた最上代表は

「おーい町田さん。水篠ハンターは魔法系ですよ?」

 

と言うと町田は驚いていた・・・。

 

旬も

つい熱くなってしまった。

 

と反省をするが、旬はひそかに

 

これでここにいる全員の実力がわかった・・・。

しかも・・・

 

後藤会長、最上、向坂、白川、それからリュー。

 

接近できたこの五人のS級の影に溶け込ませた兵士達に誰も気づいてない。

 

リューですら察知できずにいる・・・。

 

 

ひそかに影に兵士を忍ばせた旬。

「後藤会長。架南島レイドのことなんですが・・・。」

 

と旬が後藤会長に参加するかしないかを伝えようとしていた・・・。

 

 

ウィングがリューを見て

「リューさん?」

と言うとリューは・・・

 

すごい冷や汗をかいていた・・・。

 

 

感想

最後の終わりが気になるリューの表情。

しかし、決着はつかずでしたが何やら旬は影の兵士を潜ませるという何かたくらみがあるようだ・・・。

 

旬の実力はリューよりも上なのだろうか・・・

しかし、白川社長は旬が成長するハンターと気づいたようですね。

 

あれから強くなった旬をみてどう感じたのだろうか・・・。

そして・・・旬の架南島レイドの参加の答えは・・・!?