俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

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第126話 (先読みネタバレ注意) 後藤会長vsゲオ会長

ハンター協会にてー

 

 

DFNのハンター協会のゲオ会長と後藤会長が密談をしていた。

 

ゲオ会長が書類と一緒に差し出す。

 

後藤会長は質問をするとゲオ会長は直球に

「代わりに、水篠ハンターの力が必要です。」

 

通訳が後藤会長に説明すると後藤会長は

残念ですが・・・

 

彼はハンター協会所属ではありません。」

 

ウィングが通訳する。ゲオ会長は

「知っていますが、日本の協会を通さないと、水篠ハンターとは連絡を取る事が出来ないでしょう。

 

私たちは水篠ハンターに頼んで欲しいと言っているわけではありません。

 

ただ彼と交渉する機会をいただきたいだけです。」

 

後藤会長はこの言葉の裏には

DFNはこの機会のために天文学的な金額をあきらめようとしているのか。

 

リューが亡くなってS級ゲートを塞ぐ力を失ったか?

 

水篠ハンターの可能性を考えれば悪い提案ではないが・・・

 

後藤会長が少し考え、

「むー。

 

通訳なしでこれについて話し合いましょう。」

と差し出された書類を置き、ゲオ会長に聞こえるように話す。

 

驚いたゲオ会長は

「後藤会長・・・

 

後藤会長ははDFN語を話せるんですか?」

 

と質問をすると後藤会長は

「幼い頃、父がDFNで中小企業を経営していましたので・・・。」

 

そう言うと外で待機する通訳達。

 

 

 

後藤会長が話を続けると直球に

「ゲオ会長、小細工を考えているならもうやめた方が良い。」

というとゲオ会長は

「どういう意味ですか?」

と聞き返すと、後藤会長は

 

「抜剣ギルドがあなたと繋がっているという噂があります

。」

 

「どこでそれを・・・!!」

と大慌てをするゲオ会長は立ち上がるほど驚いていた。

 

後藤会長は

「抜剣ギルドがDFNハンター協会の支援金を拒否し、政府の補助金だけを受け取ったと知り明らかになりました。

 

もともと、抜剣ギルドはDFNハンター協会の手足のようなものだったはずです。

 

以前はリューを中心にS級ハンターを集結させる事もありましたが今はそれも難しいのでしょう。

 

抜剣ギルドが崩壊して以来、他のギルドは権力のために互いに戦って、協会はもはや制御することができない。

 

間違いありませんか?

 

今回のゲートを防げなければすべての責任は・・・

 

ゲオ会長、”あなた”が背負う立場にある。」

 

この言葉を聞いてゲオ会長は真っ青になっていた。

 

 

 

後藤会長は続けて

「意図は不純だったが、リューはDFNを代表していた。

 

抜剣ギルドからリューの命を失った責任、自国のギルドを制御できず分立させた責任。

そして・・・

 

小細工をした責任です。」

と何かを差し出す後藤会長。

 

ゲオ会長が

「これは・・・?」

と驚きの声を出すも後藤会長が

「DFNのトランシーバーのブラックボックスです。

 

リューのチームが使用していたものです。

 

私が・・・

 

知らないと思いましたか?」

後藤会長は怒りに満ちていた。すべてわかっているがゆえにとぼけるゲオ会長が許せなかった。

 

ゲオ会長は冷汗を書きながらも顔面蒼白が続く・・・。

 

後藤会長が話を続ける・・・。

「魔法石がどうだという問題ではありません。

 

これが公開されたら、全国民の責任を負うことになりませんか?」

 

後藤会長が我慢できず、トランシーバーを握りつぶす。

 

その衝撃で周りの机も粉砕する。

 

 

後藤会長が再び

「しかし、あなたがそんな卑劣なことをするのはそれほど奇妙なことではありません。

 

1人の計略で一つの国、いや。

 

アジア全体を危機に陥ることはできない。

 

あなたは水篠ハンターに感謝しなければならないでしょう。」

 

 

カルテノン神殿にてー


旬は石像と戦っていた・・・。

 

倒しても倒してもきりがない。

と思っていると背後から神像の目が光りだす・・・。

 

交わすには遅すぎる。

 

それなら・・・

 

支配者の手。

 

支配者の手を使用すると複数の石像を束ね、神像の目からビームを石像によって防ぐ。

 

 

通知より

スキル:支配者の手は最終形の”支配者の権威”にアップグレードされました

 

支配者の手を使用した石像でカバーをする旬だった。

 

危なかった。俺の今の強さでも直撃を受けたら無事じゃ済まない。

 

神像がニヤリと不気味に笑う。

 

 

やはりあいつを先に倒さないと!

 

旬は足に力を入れ、

 

”疾走”

 

一瞬で神像まで近づく旬。

 

旬を踏み潰そうとする神像。

 

神像が踏みつぶすと辺り一面の床が破壊される。

 

踏みつぶしたと思いニヤリとする神像。

 

しかし、足から旬が一直線で顔まで上り詰める。

 

神像が阻止しようと目から再び光をあげる。

 

また光線!

 

光線より速く行くことができれば・・・

 

この方法で死角を作ることが出来る。

 

支配者の権威!

 

ものすごい速さで旬は光線の軸よりズレ、

 

支配者の権威によって神像を少し動かし肩の方へと行く旬。

 

この力。ほんの少しだけど感じることが

 

できる!

 

 

スキルアップで数倍も良くなっている。

 

そう感じながら旬は神像の肩に乗る。

 

旬は

「乱刀。」

スキルを使い、神像の顔を切り刻む。

 

ほとんどの相手は倒すことが出来たが、こいつには傷を残しただけか。

 

神像は再びにやりと笑う。

 

切れないのなら、破壊するだけだ!

 

あの亀裂を狙って!

 

亀裂の場所までめがけて近づく。

 

力をため、拳に集中する。

 

旬は亀裂めがけて殴りつけた。

 

「壊れろ!」

 

と叫びながら亀裂めがけて殴りつける旬。

 

石像が

「私の自信作にあんなやり方でいくとは。」

 

と旬の光景を見て言う。

 

旬は何度も殴りつけた。

 

これがレベル103に到達する力だ!

 

何度も殴られ、倒れる神像。

 

ついに地面に顔がついた神像。

 

旬も地面につくと、石像の兵士たちが旬をめがけて攻撃を繰り出す。

 

通知より

スキル:支配者の権威を使用します

 

支配者の権威によって石像の兵士たちは地面にたたきつけられていた。


全ての石像の兵士を倒した旬。

 

旬は

この戦いで更に強くなった気がする。

と自分の拳を見ながら思っていた。

 

石像が

「すばらしい。」

と言い、拍手を繰り出す。

 

旬が

「約束は守れよ。」

と言うと、

 

「ははは。

 

テストはまだ終わっていませんよ。

 

ご覧ください。

 

私がまだ残っていますね。」

 

この一言と同時に通知より

緊急クエストが発生しました

 

と出ると、
「私が最終テストです。」

と石像が言うと、再び通知より

 

決められた時間内に敵を倒さないと、あなたの心臓は停止します。

残り時間:10分00秒


旬は

「お前は何者なんだ。」

 

残り時間:9分58秒

 

と質問をするも石像の口からではなく、いつもの通知より


ばかげた質問だと言いましたよね

 

わかりました、お答えします

 

私ですか?

 

今度は口と通知同時に

「私はシステムの設計者です。」

私はシステムの設計者です

 

「満足できる答えになったでしょうか?」

満足できる答えになったでしょうか?

 

 

感想

やばすぎw

うちにシステムの内心まで近づきましたね。

ですが、まだ終わりではありません。

羽のある石像がまだ残っているのです・・・。

 

それはさておき、ゲオ会長vs後藤会長。

これもまた熱い展開だったのではないでしょうか?

最初から意図が分かっている後藤会長は何も言わずにゲオ会長の話を聞くも、あきれたのか架南島レイドの時のトランシーバーを見つけ、それを差し出すというね。

 

この話は本当にすごくできてますよね!!

最近はちょっと仕事が12連勤で死んでいたのと、趣味のゲームに没頭していたため、非常に更新が遅れてしまったことをお詫びいたします。