俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第82話 悪魔の貴族・・・その名は・・・

旬に睨まされた悪魔の貴族は旬から攻撃されると思い、必死に攻撃するも・・・

 

旬はいとも簡単に避けていく・・・。

 

 

避けながらも旬は

眉間に首、それから心臓・・・正確に狙ってきやがる・・・。

 

旬は戦いながらも悪魔の城の敵をランク分けしていた。

下級 悪魔D級<中級 悪魔C級<上級 悪魔B級<最上級 悪魔A級<高位悪魔 悪魔のナイトA+級<悪魔の貴族 中間ボスS級

まるでハンターのランク分けのような感じに分けていた。

 

旬は悪魔の貴族の武器を折る。

 

次に兜を持ち、いざとどめを刺そうをしたが

 

 

「降参!降参します!」

 

そういって両手を上げる悪魔の貴族。

 

最近人間の言葉をしゃべる野郎が多いな・・・

 

旬は考えるも声のトーンより

「その声・・・

 

おまえまさか・・・」

 

そう言って兜を外すと・・・。

女?

 

戦う気配のない女貴族は旬に助けを求める。

 

旬はあきれた感じだった。

 

「は・・・反省してます!

 

ですがここを守らなければならない私たち一族としては、悪魔を次々と狩っていく奴らを・・・

 

うわっ!いえ・・・お方たちを黙って見てるわけにはいきませんでした。どうかお許しください!」

 

旬はさらに問う。

 

 

しかし、悪魔の貴族は

「ナイト達の役目は主君を守ることなので私さえ無事ならみんな喜ぶと思います。」

 

旬はこの回答に

こいつ・・・人の死をポジティブに捉えすぎだろ・・・って人じゃないか。

 

しゃべるし人間みたいだし、刺すのもなんかなぁ・・・

と背後を向けると悪魔の貴族は待ってましたと言わんばかりに

今だ!

 

と悪魔の貴族が旬を刺そうとすると・・・

 

キバが旬を守るために【スキル:守護の唄】を使用した。

「何の真似だ?」

 

と悪魔の貴族をにらみつける。

 

「い、命を助けていただきましたらなんだって差し上げます!!」

 

旬はこの行動に対して

図太い神経してるというか呆れるほど楽観的というか・・・。

 

そう考えているも次の階層に行きたい旬は

「層間侵入許可書・・・

 

入手できるか?」

そういって旬は再び攻撃されないのと女の貴族に何もさせないためににキバに【スキル:反重力】を使用させた。

 

宙を舞いながら

「きょ・・・許可書ならうちの一族で保管してますよ。

 

私を生かしてくださいましたら差し上げます。」

 

 

旬は驚いた。

悪魔が許可書を保管してるだと?

 

「どおりで出てこないと思ったら隠し持ってたのか・・・。」

 

旬が探していた層間許可書は悪魔が管理していたのだ・・・。

 

「上の階の許可書も全部どこにあるか把握してるんで、私とうちの一族の安全を保障してくださいましたら案内します。」

 

どこにあるのか把握してるので嬉しい話ではあるが、

問題はこいつを信じていいのかってこと・・・。

 

そう考えた旬は悪魔の貴族をじっと見つめる。

 

旬に見つめられた悪魔の貴族は顔を赤く染める。

 

そんなことに気が付かない旬は

「おまえを・・・

 

信用していいだろうか?」

 

旬は【スキル:殺気】を使用し、脅迫する。

 

「も・・もちろんです。

 

わ・・・私嘘つきません。」

 

旬は信用し、

「いいだろう。許可書さえ手に入れば危害は加えない。」

 

キバがスキルを解除する。

「あ・・・ありがとうございます。」

 

 

「その前に一つ聞こう・・・

 

おまえたち何者なんだ?」

 

 

DFNのとある諸国にてー

 

アリが人を食っていた・・・。

 

それを目撃した人は恐怖で震え、動けなかった・・・。

 

食べ終わったアリは次にその目撃した人を食したのだ・・・。

 

 

そしてアリは飛んでどこかへ行ってしまったのだった・・・。

 

 

悪魔の城にてー

悪魔の貴族が自己紹介をする。

「私はラディール家の長女 エシルです。

 

うちの一族は・・・。」

 

というも旬は

「そういうのを聞いてるんじゃなくて・・・。」

説明がうまくできなかった。

どう聞けば俺の知りたい答えを得ることができるんだろうか・・・。

 

そう考えた旬は以前のバルカのように

「お前たちの頭の中でも絶えず、人間を殺せって声が聞こえるのか?」

 

と旬が言うと、

 

「はい?

 

う~ん・・・

 

いえ、でも別の命令なら聞こえます

 

 

今いる場所を守れって・・・。」

 

 

この答えに旬は

インスタンスダンジョンを守るのが目的のモンスター・・・

 

これまで出てきた魔獣タイプのモンスターの目的は人を殺すことだった・・・。

 

こいつらにとっては俺がモンスターのようなものなのか?

 

「その声はいつから聞こえるんだ?」

と旬が質問すると・・・

 

 

「ここに来た時からです。」

 

ここに来た時?

 

ということはもともと別の場所で暮らしてたってことか?

システムの本質を知る手がかりとなるかもしれない。

 

旬はさらに質問をする。

「ここに来るまでにどこにいた?」

 

「魔界です。それなのにある日気づいたらここにいたんです。」

 

「魔界では何してたんだ?」

 

この言葉に少し様子がおかしくなるエシル。

「戦争・・・。

 

戦争の準備をしてました。」

 

 

 

感想

エシルの最後の一言がものすごく気になります!!

 

戦争の準備とはいったい何のことなんだろうか・・・。

 

さてさて、今月は少し用事があるので更新がしばしまばらにはなりますが、がんばって更新しますのでよろしくお願いします!

 

エシル・・・悪魔ながら本当に面白いキャラしてますよねw

旬との恋の発展になるのだろうか!?