俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第83話 ハンター協会の会議と旬のお茶目なプロポーズ?w

旬は何の戦争かどうか聞くと、エシルは答える。

 

「悪魔達を全員集めないといけないくらい強い敵との戦争が起きそうな状況だったんですが・・・。」

 

再びエシルに違和感が出る。

「”許可された情報量をオーバーしたため会話を遮断します”

 

 

旬はバルカ同様に感じていた。

バルカに質問を投げかけた時と似た反応・・・システムが回避しようとしてるのか・・・。

 

こいつから聞ける情報は手がかりになりえるってことだな。

 

レベルアップ、インスタンスダンジョン、クエスト、任意の報酬とペナルティーに転職過程・・・。まるでゲームのような状況だからモンスターにもゲームのような設定があったっておかしくはない・・・。

 

考えた挙句、質問の続きを聞く。

「その強い敵ってどんな奴?」

 

この言葉にエシルは再び・・・

「■■■■■、■■■■・・・・■■■■■■■■■■■■。■■■。」

 

エシルが何を言ってるのか聞き取れず、エシルはその場に倒れたのだ・・・。

システムが敵の正体に関する質問に過剰に反応した・・・。

 

その敵が凄まじい力を持っていて、なんらかの理由で地球や俺に影響を与えているのなら・・・。

 

「悪魔達が立ち向かうそいつらに・・・何かが隠されてるんじゃないだろうか?」

 

 

 

とあるDFNの諸国の映像にてー

ハンター達がアリと戦っていた。

 

アリは迷わず一番弱いE級ハンターを狙い次にヒーラーを狙うというとても賢い感じがした。

 

意図的にハンター達の戦闘力を下げようとしていたのだ・・・。

 

そしてアリは戦いを終え、どこかへと飛んで行った・・・。

 

ここで車のドライブレコーダーが終了していた。

 

以前のアリがハンター達を食いつくした動画が撮られていたのだ・・・。

shiyukichi.hatenablog.com

 

 

ハンター協会が前回のアリ事件での会議をしていた。

 

犬飼課長は

ドライブレコーダーがとらえた映像は以上です。

 

今回出没した変異種のアリが最初に目撃されたのはこの地域のすぐ傍に位置する小さな島でしたが、そこの人々を捕食し終えたため再び海を渡ったようです。

 

緊急招集されたハンターが駆除に成功しました。

 

戦士したハンターはE級が四人、D級ヒーラーが一人、C級リーダーが一人・・・。あとから合流したA級ハンターが決定的な一打を浴びせたとのことです。」

 

ハンター協会のメンバーの一人が

「つまり変異種のアリ一匹を倒すのにA級以上のハンターが必要だってことか・・・。」

 

再び犬飼課長が

犠牲となった民間人の数は294名。投入されたハンターの数は108名。変異種のアリは飛行が可能で逃走の恐れがあったため、投入されたハンターの数は決して大袈裟なものではなかったというのがDFNのハンター協会の見解です。」

 

ここでハンター協会がざわつく。

DFNはアジアで十本の指に入るハンターシステム先進国。そんな国でもこれほどまでの被害が出たんだからアリが日本まで飛んできてたらとんでもないことになってたはずだ・・・。」

 

後藤会長が言う。

「架南島から150キロ以上離れている島が攻撃された。これほどの距離を飛び回ることができるということは、九州に上陸する恐れもあると言うことだ・・・。」

 

再びざわつく・・・。

 

等の意見が飛び交っていた・・・。

 

後藤会長は考える。

誰に助けを求めればいいのだ・・・。

ハンター数は多くてもそれだけ守るべき土地が広い中国やロシア?はじめてS級ゲートが開いたとき日本に背を向けたアメリカ?

「困ったことになった・・・。」

思わず声に出てしまうほどだった・・・。

 

犬飼課長が去っていく後藤会長を止める。

 

「先ほど会議ではお話しできませんでしたが、実は極秘で連絡があったんです。」

「極秘で連絡?誰から?」

 

「スカベンジャーの右京ハンターからです。今回の架南島レイドに協力すると・・・。」

 

後藤会長は驚いていたが、彼の考えがわかっているお二人にはすでに察していた。

 

「ただの口実が欲しいようだ。」

犬飼課長も当然のように

「はい、水篠ハンターに会うのが目的なのでしょう。」

「それでどう対処したのかな?」

と後藤会長が聞くとさすがと言わんばかりに

「レッドゲートでの白川ハンターとの衝突を理由に入国拒否措置をとることになったと伝えてあります。

 

ただ・・・連絡してきたのが右京ハンターだけではないんですよ・・・。」

 

「他に誰が?」

と後藤会長が聞くと・・・・。

 

「国家権力級のハンターです。会長一緒に来ていただけますか?」

 

 

 

 

再び悪魔の城にてー

 

エシルが目を覚ました・・・。

 

「へ?」

 

なんで私こんなところで寝てるの?

と状況がつかめずだったが、旬が

「やっと起きた。」

と指をさす旬。

 

「こいつらお前を攻撃しようとしてきたぞ。」

 

 

エシルは襲ってきたモンスターを見て、

「ひょっとして・・・私を守ってくださったんですか?

 

ありがとうございます。知能のない悪魔は知能のある悪魔を仲間と思っていません。」

 

旬は起き上がったエシルに

「許可書の在処までどれくらいかかる?」

 

そういって二人は許可書のあるエシルの家(城)についたのだ・・・。

 

悪魔の城の中にまた別の城があるのか・・・

と旬は思っていた。

 

エシルが

「お父様は?」

と側近の悪魔に聞くと、

「謁見室にいらっしゃいます。エシル様・・・そちらは・・・?」

と言うと、

「大事なお客様だから礼儀正しくね。」

 

 

そういって謁見室に入る・・・。

 

「お父様・・・お客様をお連れしました。」

エシルが礼儀正しく言うと旬は

 

ここが謁見室?自力でたどり着いてたらボスの部屋でしかなかっただろうな・・・。

とRPGではよくあるボスの部屋こそ、ここでは貴族の城の謁見室だったのだ・・・。

 

「エシル・・・おまえ・・・!」

とエシルの父親が語りだす・・・。

 

「一体誰を連れてきたのだ!!」

父親は大慌てして驚いていた・・・。

 

「お父様、こちらはお客様で・・・」

落ち着いていうエシルだったが、いまいち状況がつかめておらず、

 

「客が軍を率いて来るわけがないだろう!!」

エシルの父親は旬の影の存在を感じていた・・・。

 

何を言ってるのかわかっていないエシル。

 

父親は恐怖で叫んでいた。

 

 

護衛の兵士が旬を取り囲む。

 

「お父様!」

それを見たエシルが叫ぶ。

 

旬は落ち着いて

「エシルと約束した。親友許可書さえもらえれば危害は加えないと・・・。」

と敵意の無いことを伝える。

 

ごくりとその場で息を吞む父親は考えていた。

 

悪魔達が恐ろしい速さで攻め入ってくる男がいると言っていたがこやつのことか?

 

貴族とはいえ我がラディール一族は悪魔序列20位の底辺中の底辺だ・・・。

 

ヴォルカンとメトゥスまでやられたというのに勝てるわけがない・・・!

 

「層間侵入許可書・・・それだけでいいのか?」

と父親は確認するかのように旬に聞くと、

 

「それともう一つ。」

 

そういってエシルの肩を叩き、

「この子を借りていく。」

 

エシルは上の階の許可書もどこにあるか知ってるらしいから一緒に来てもらわないとな

 

旬は早く最上階に行くにはエシルの存在が必要だった・・・。しかし、何やら様子がおかしい・・・。

 

てか俺・・・なんか余計なこと言ったか・・・?

 

そう思って父親を見ていると父親がプルプル震えていた。

 

感想

もう旬ったらエシルの父親の前で大胆ね!!

なんて苦笑いしながら笑える最後でした!w

 

運よくドライブレコーダーに撮影されていたアリの存在。

それをどう対応するのかが今後の見どころですね・・・。

 

旬は早く母親の溺睡症を直せるかどうかわからないが、100階に用があるのだ・・・。

いち早くいくためにはエシルのチートマッピングが必要・・・。

 

しかし、旬の口数の少なさで父親はエシルが嫁にと思われてしまったのではないでしょうかw

 

次の話も気になりますよね!でも本日木曜日は本国の更新日!116話面白かったです!明日(正確に言うと今日の23時過ぎ頃)にはピッコマにて99話が!

待ち遠しい!!

早くも100話間際になってきました俺だけレベルアップな件。

本当に面白いのでこのブログをきっかけにドはまりしてほしい限りです!