俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第45話 これが私の職業

通知とともに旬の職業を知ることになる。

 

あなたの職業は【ネクロマンサー】です

 

旬は驚いていた。

全く知能を振っていないのにどうして暗殺者ではなくネクロマンサーになったのだろうかと・・・。

 

そもそもネクロマンサーとは何か・・・

魔法系ネクロマンサー

 影を背負った魔法使いとその後を追うアンデッド軍団・・・。

ハンターの中にネクロマンサーがいるのかわからないが、ゲームや小説では召喚した霊に戦いを委ねるタイプ。

 

旬は迷っていた。

・E級から覚醒したときから戦闘系だったのに魔法系に転職すること・・・

・武器ははじめて手にした鉄剣を除けば短剣ばかり使ってきたし、身につけたスキルは暗殺系ばかりなのにどうしてこんな職業が選ばれたこと・・・。

 

ネクロマンサーの職業のスキルが通知として届いた・・・。

【スキル】

パッシブ(不明)Lv.MAX 根性Lv.1 上級短剣術Lv.1

 

アクティブ疾走Lv.2 殺気Lv.1 急所突きLv.2 短剣投げLv.1 隠密Lv.1 支配者の手Lv1

 

予想外の出来事に戸惑いつつも、いったん落ち着こうとする。

 

ネクロマンサーっていう職業の長所は・・・システムが言った通り、自分だけの軍を作ることができる。

 

しかし・・・

 

「術者」が強くなることはないということ・・・。

このままだとステータスが無駄になってしまうこと・・・。

現ステータス

筋力:132

体力:91

速度:111

知能:70

感覚:93

 

 

考えてる間にも通知が届く。

〇お知らせ

 

転職しますか?   はい/いいえ

 

ここで拒否できることを知ったのか少し落ち着くことができた旬。

 

拒否したら転職できなくなるんじゃないかどうか心配だったが、魔法系になるよりかはまし・・・と思いつつも

 

「いいえ」

を選択する旬。

 

そして再び通知が届く・・・

 

ネクロマンサーは【隠し職業】です

本当にいいですか?

 

この通知に対して旬は

「えっ?隠し・・・職業・・・?」

 

強力なシールドを作ることができるハンター

ヒーラーではないのに人にバフをかけることができるハンター

 

白虎ギルドのマスター S級 白川 大虎(しらかわ たいが)は魔獣に変身できるという噂がある・・・。

そういった特殊な力を持つハンターたちはみな大型ギルドに入り、巨額の富を得ている・・・。

 

旬は悩んでいたが、ふと先ほど戦ったナイトや魔法使いのことを思い出した。

そうか・・・この魔法使いたちはネクロマンサーに似た力を使ってた・・・

 

まるで見本を見せるかのように・・・。

 

「誰が考えたのか知らないけどおもしろいじゃん?」

 

旬はやってやろうと思い、決意を固める。

 

旬は戦闘力も兼ね備えている。この魔法使いは戦うことはできなかった・・・。

 

もし、優れた戦闘力を持つ魔法使いに軍まで率いることができたなら・・・

 

恐ろしいことを考え出す旬。

強い軍団で尚且つ術者も強かったらどんなに恐ろしいだろうか・・・そう考えるとプレス思考も徐々にでてくる。

 

B級以上のダンジョンを一人でクリアすることもできるかもしれない!

 

このゲームはスキルレベルとステータスに左右される

 

つまり召喚した霊と一緒に成長できるんだ!

 

俺だけがレベルアップするんじゃなくなる!

 

良い方向しか次第に浮かばなくなり、旬はネクロマンサーになることに決意を固める。

そして通知が再び・・・

 

転職しました

 

獲得したポイントに合わせてさらに上位クラスの職業に転職する機会が与えられます

 

予想プレイ時間を超過しました

 

加算点が与えられます

 

即時帰還石を使用しませんでした

 

加算点が与えられます

 

 

体力が50%以上残っています

 

加算点が与えられます

 

 

敵をすべて倒しました

 

加算点が与えられます

 

 

昇級ポイントの合計が限界値に達しました

 

【ネクロマンサー】から【影の君主】に転職します

 

旬は驚いていた

影の君主?二次転職?

 

そして再び通知が届き、

 

【職業専用スキル】を習得しました

 

【ボーナス能力値】を獲得しました

 

【称号:逆境を勝ち抜いた者】を獲得しました

 

驚きの連発だった・・・

一瞬にして二次転職が起きるなんて!1次転職の時点で追加転職できるほどのポイントを稼いだのか・・・

 

悲鳴のようなものが聞こえてくる・・・まるで苦痛を訴えているかのようだ・・・

と思っていたら再び通知が・・・

 

【影の抽出】が可能です

【影の抽出】が可能です

【影の抽出】が可能です

 

そう・・・これこそが本来のネクロマンサーの力なのである。

影の抽出こそが死体から霊を召喚し、従わせるためのスキルなのである。

 

【影の抽出】の命令語を設定してください

 

この通知に対して旬は

「命令語か・・・

 

・・・

 

 起きろ。」

 

その一言に対して、ナイトや魔法使いから影が抽出され、その中からその死体の姿とは違った姿で出てきたのだった・・・

 

あまりの出来事に旬は驚いていた。

 

死んだ相手なら召喚できる・・・

 

そう思い抽出したナイト達を見てみると・・・

【影の歩兵LV.1】一般級

【影の魔法兵LV.1】精鋭級

と書かれていた。

 

再び通知が鳴り

抽出可能な影の数を超えています。

 

抽出可能な影の数:30/30

 

保管した影の数:0/20

 

もし、A級やS級の影を抽出することができるなら・・・?

 

と考え、視線はイグリットの方へ向いていた・・・。

 

案の定通知が再び

【影の抽出】が可能です

 

俺の戦力はA級以上の二人分になることになる!

 

イグリットを抽出しようとすると警告通知が鳴る。

 

新たに【影の抽出】をする場合は【抽出解除】をして影の兵士を一部またはすべて無の世界に送り出してください

 

 

起こした兵士にトンと胸をたたきそっと無の世界へ送り出す・・・

 

一度無の世界に送り出した影の兵士を再び呼び戻すことはできません

 

警告音とともに11体の歩兵が無の世界へ行く。

 

少し寂しそうな顔をする旬。

 

しかしイグリットの方へと行き、

「・・・騎士団長紅血のイグリット・・・こいつを従えることができたら・・・!

 

起きろ。」

 

影の抽出をしようとする

 

パーンという激しい突風とともに

【影の抽出】に失敗しました

と通知音が出る。

 

あと二回 抽出可能です

影の抽出は3回までしかできなかった・・・。

 

チャンスはあと2回・・・再び旬が

「起きろ。」

 

 

さきほどと同じく、

【影の抽出】に失敗しました

 

あと一回 抽出可能です

と通知音が届く・・・。

 

「王座・・・

 

 いなくなった野郎の椅子なんか守ってないで・・・

 

目の前にいる俺を守ってくれ・・・。」

 

旬はそう願いイグリットに手を差し出す・・・。

「起きろ。」

 

先ほどとは違って、影が荒々しくイグリットに集まってくる・・・。

 

 

「紅血のイグリット・・・

 

ってフルネームで呼ぶのなんか鳥肌・・・

 

もっとシンプルに

 

イグリット!

 

その一言とともに通知音が届く。

【影の強化】に成功しました

 

影は現在レベル7です

 

ナイト級より上の兵士には名前をつけられます

 

「お前は今日から

 

『イグリット』

 

そう呼び、イグリットを見てみると

【イグリットLV.7】 ナイト級

 

【影の抽出】に成功しました

 

抽出されたイグリットが旬の前にて跪く。

 

それをみた影の兵士たちはイグリットの前をし、新たな使える王として皆旬に跪いていた・・・。

 

「よろしく頼むよ。」

そう言い、旬の転職クエストは無事に終わったのだった・・・。

 

感想

やっと転職したのはなんとネクロマンサー!さらに上位になり影の君主!!

 

そうです。道門がいってた闇の影法師とつながっているよと言った言葉がまさに旬の職業そのものとなりました。

 

今までの流れ的にチュートリアルみたいな感じだったと思います。

転職をし、無事にこれから冒険といった感じでしょう。

 

46話以降からは本当に面白くなるのでこれは原作を読むほかないかと思いますw

途中で寝落ちしてしまい、昼間になってしまいましたが無事に更新できよかったです。

 

あと、やっと俺だけレベルアップな件の単行本が発売しました!

3巻と4巻です!ぜひ単行本でも読み、ピッコマでも読み、一緒に俺だけレベルアップな件を応援していきましょう!!