俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第73話 旬vsカルガルガン、ハイオークvs影の兵士

ダンジョンの外では旬がかかわっていると聞きつけたハンター監視課達がやってきた。

 

監視課の人たちは知っている・・・。

 

そして一緒にやって来た犬飼課長は思う。

 

あの男はなぜここで鉱員の仕事を?

それも二日間も・・・。

水篠 旬・・・今となっては名実相伴うS級・・・。

行動すべてが監視対象になるという自覚があればいいのだが・・・

 

つまりこのことから右京 将人が日本に戻ってきたときも監視課がいたのはこのためだったのだ・・・。

 

犬飼課長はリーダー長に向かって

「水篠ハンターはどこですか?」

 

リーダー長は答える。

「水篠さんは・・・ゲートの向こうです。

 

今日荷物持ちが来なくて誰も行きたがらないもんだから見かねた水篠さんが行ってくれました。

 

何かあったんですか?」

 

この言葉を聞いた犬飼課長は

鉱員の次は荷物持ちか・・・やはり変わった人だ・・・。

そう思いながらゲートを見ていた。

 

リーダー長は先ほどのことも言う。

「さっき向坂ハンターにも同じことを聞かれて水篠さんならゲートの中だって言ったら入っていきましたよ。」

 

「向坂ハンターも?」

犬飼課長がそう言うと、さきほどの旬ににらまれた男は

「中で人を殺してんじゃないですか?あれは平気でそういうことをする人間ですよ。」

 

犬飼課長はこう答える・・・。

「明日ニュースを見ればお分かりになることでしょう。」

 

発掘チームは旬の話題で盛り上がっていた。

 

監視課の人たちはゲートへと向かっていった・・・。

 

しかし入ろうとすると・・・

 

ものすごい異常なオーラで犬飼課長はサングラスが消し飛んでしまったのだ・・・。

 

 

監視課で再度測定を行うと・・・

 

「これは・・・!!A級の中でも限りなくS級に近いレベルのゲートじゃないか!

 

魔力の測定ミスがあったようだ!」

 

ゲート外までにカルガルガンの放つオーラが漂っていたのだ・・・。

 

協会の発表通りに攻撃隊を投入したなら大惨事が起こってもおかしくない状況・・・。中にS級が二人もいるなら大丈夫だとは思うが・・・。

 

犬飼課長は大慌てで今すぐゲート内へと入っていった・・・。

 

ゲート内にてー

入り口付近ではハイオークの死骸があちらこちらにあった・・・。

 

外園達率いる攻撃隊と戦闘した場所にいたのは・・・だった・・・。

 

雫もカルガルガンのオーラを悟り

 

これがボスの魔力なら外園くんんたちの命が危ないわ

 

そういって私服な雫は髪を縛り、急ぎでボスの部屋へと向かったのだ・・・。

 

ボスの部屋にてー

 

 

影の兵士達はハイオークとの戦闘のため旬の周りにいたのだ・・・。

 

それを見たカルガルガン

「その程度の兵士で余の軍に立ち向かうとはなんと浅はかな・・・。」

 

ハイオーク達もまた、いつでも戦闘できるよう旬達を見つめていたのだ・・・。

 

しかし、旬も

「あんまり見くびられると・・・

 

困るんだけど・・・。」

そう言い、スキル:君主の領域を使用した・・・。

 

旬の放つ領域内の影たちはその領域内で戦うと能力値が50%アップするのだった・・・。

 

悪魔城でレベル70に達したときに習得した職業専用スキル。影の兵士は悪魔城を経て一段と強くなった・・・。

 

影の兵士や領域を見た攻撃隊のメンバー達は何がどうなっているのかわからず、戸惑っていたのだ・・・。

 

「人からここまで不吉な魔力が・・・。」

 

、ハイオーク達は旬の影の兵士達へと向かっていったのだ・・・。

 

アイアンがここで挑発のスキル:長髪の雄叫びを使用した。

 

しかし、対象の能力値が高く、挑発が効かなかったのだ・・・。

 

それに怒りを沸いたアイアンは武器を持ちハイオーク達を殴りだしたのだ・・・。

 

イグリットもまた得意の剣技でハイオーク達を蹴散らす。

 

旬も影たちに負けずとハイオーク達を切り刻んでいた。

 

その戦いの姿を見た攻撃隊は

 

みんななぜ荷物持ちをしてたのか不思議に思っていた。

 

旬はハイオークと影たちを戦いながら鑑賞していた。

 

イグリットとアイアン、タンク以外はB級ハンター程度か・・・。

 

 

旬は影に戦わせるのもあったので、自分が優位になるように立ち回りをしていた。

 

しかし突如に

「火竜の唄。」

 

ルガルガンの魔法で一気に影の兵士が破壊されてしまった・・・。

 

「お前の兵士はただのかかしに過ぎない。自惚れるな。」

ルガルガンが旬を煽る。

しかし旬も

「お前の方こそ、自惚れてんじゃねーよ。

 

魔力さえあれば何度だって再生する。」

 

この言葉にカルガルガンが反発する。

「しかしそれには限界がある。お前の魔力が尽きるのが先だろう。」

 

更に旬が追い打ちで、

「いいや。お前が死ぬのが先だ。」

そういってカルガルガンに攻撃をしようとすると・・・。

 

「守護の唄。」

 

ルガルガンは外園隊長が攻撃してきたのと同様に自信に盾をはり、旬の攻撃を喰らわないようにしていたのだ・・・。

 

「無駄だ。お前がどう足掻こうと、お前の兵士の数が減るだけ。」

 

ルガルガンはしらなかったのだ・・・。

ここはダンジョン。転職クエストのようにアイテム使用禁止ではないことを・・・。

 

しかし、旬は

「それはどうかな。

 

なかなか強いのがいるんだよ。

 

俺の魔力の心配をしてる場合じゃないと思うぞ。」

アイアン、タンク、イグリットは本当に活躍していた。

 

この言葉にカルガルガンが反応をする。

「いいだろう。もう一度、一気に破壊してやる。

 

烈火の唄。」

あたり一面火の海となる・・・。

 

転職クエストの時とは違う・・・。

 

ここで旬はインベントリを出し、ポーションを使う。

 

そう・・・つまり魔力はいくらでも補充可能なのだ・・・。

 

「飲み過ぎると水腹になるしさっさと終わらせようじゃん。面白いのを見せてやるよ。」

 

そういって旬はネクロマンサーの領域を繰り広げた・・・。

 

「起きろ・・・。」

 

旬は死んでいったハイオークを兵士に変えたのだ・・・。

 

「なんだと・・・!余の兵士をアンデッドに・・・!」

ルガルガンが驚いていた。

 

旬は

「まだ生きてるのがいるが、お前たちもすぐに俺の影にしてやる。」

そういってハイオークを見つめ、

「もちろん・・・

 

お前も・・・。」

 

ルガルガンも影の兵士にしようと旬はしていた。

 

ルガルガンは驚きながら・・・

 

「まさか・・・あのお方が・・・

 

く・・・

 

・・・_____。」

 

感想

ルガルガンは最後何を言ったのだろうか・・・。

気になるところですが・・・さすが旬といったところですね。

 

影の兵士を増やし、魔力が減ったらポーションを飲む!

もう無敵戦車!!

マジでハイオーク戦は面白いですよね!雫のお茶目な姿もありましたし、ここから一気に旬の存在がキーワードとなってきます!

ルガルガンの隠された言葉は後日にてお伝えします!