俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第48話 雪・・・積もってるよ?

右京 将人を迎えに行った犬飼課長は車にて送迎をし、旬や諸菱くんのいる居場所を探す。

 

旬の居場所を見つけ、そこに向かおうとする。

 

「ダンジョンで俺が奴らを埋葬しようが何しようがお前ら監視課は気づかないふりしてりゃいいんだよ。」

 

そう犬飼課長に伝え、右京 将人は旬を殺したくてうずうずしていた・・・。

 

 

レッドゲートダンジョン内ー

 

あたり一面雪面・・・。

 

ゲートは消えた・・・。

そう・・・レッドゲート内では何が起こるのかわからない状態だった・・・。

攻撃隊のメンバー達は慌てるも旬はあたりの確認をしていた。

 

りんが旬に向かって

「あの・・・何が起きてるんですか?」

と聞くと同時に

 

2本の矢がりんと攻撃隊のメンバーに向けて放たれた。

 

りんに向かった矢は旬が止めたが、

 

攻撃隊のメンバーの矢は見事ヘッドショット・・・。

顔を貫き、凍結になり、やがて死んでしまったのであった・・・。

 

「奇襲だ!」

 

とどこからか奇襲攻撃が・・・。

 

メンバー達は一斉に木の上にいるモンスターに注目する。

 

「アイスエルフ!?」

 

旬は考えた。

アイスエルフか・・・この距離ならそりゃ気づけるわけがない・・・

 

しかし、あのモンスターにあったことの無い者はアイスエルフと呼び、

こいつらと戦ったことがあるハンターは別の名で呼ぶ・・・。

エルフという美しい名前の裏に隠された残酷非道な姿からつけられた呼び名・・・

 

白鬼(びゃっき)

 

同時刻ゲート外にてー

 

白川社長が到着し、現状確認を宍戸課長に伺う。

白川:「とんでもないことになった。C級ゲートじゃなかったんですか?」

 

宍戸:「C級だと聞いてきたんです。」

 

白川:「協会に連絡は?」

 

宍戸:「したのですが・・・協会側は間違いなくC級だったというだけで・・・。」

 

白川:「あいつら!!」

白川社長は考えていた・・・。

レッドゲートは上級ダンジョンでしか開かれることがない・・・。

ゲートの向こうには異世界が広がっているのにC級レベルの魔力しか検出されなかったというのか?

何かて違いがあったに違いない・・・。目の前にあるこのゲート・・・最低でもB級・・・

運が悪ければA級、下手すりゃそれ以上もありうる・・。

 

 

白川社長が中に入った人数を聞き、レッドゲートになったこのゲートのランクはBからAと判定する。

運がよくてAやB級が2~3人生きて出てくるかどうか・・・と心配をしていたが、

宍戸課長が

「あの・・・実はうちの新人の他にも中に入った人がいるんです。」

 

白川社長は状況がつかめず、

「えっ?誰ですか?」

と素直に聞くと、

「最近私が目をつけているハンターです。」

面白いハンターを見つけることで有名な宍戸課長。その評価は白川社長も知っていた。

なので目をつけてるハンターがいると聞くと興味津々にはいられなかった。

「ランクは!?A!?それともB!?」

 

と急かすように聞く白川社長。

しかし首を振る宍戸課長。

「まさかS級!?」

と驚くや否や、

「いえ・・・E級です。」

 

と宍戸課長は答えた。

 

ダンジョン内にてー

一人死んでしまった攻撃隊のメンバー達。

旬は気づいていた・・・

 

完全に見抜かれている・・・俺たちの中で一番弱い二人を狙うとは・・・

 

二ヶ月前に会っていたならあの矢は俺にも飛んできてたことだろう・・・

 

白鬼が旬に向かって煽ると、旬は

 

絶対に殺す・・・と考えていた。

 

上原ハンターが状況を皆に言う。

「どうやら歓迎されてはいないようだな。もう気づいている人もいるかもしれないが、ここはレッドゲートの中だ。全員死ぬかダンジョンブレイクでゲートが開くまで誰もここには入ってこれない・・・。」

 

皆一斉に

「レッドゲート!?」

 

りんだけが状況がわからず旬に質問をする。

「・・・お兄さん、レッドゲートってなんですか?」

 

旬は丁寧に答える。

「異次元につながる特殊なゲートだ・・・。一度足を踏み入れると外部と完全に遮断され、助けが中に入ることもできない・・・。ボスを倒すか、ダンジョンブレイクが起こるまで外に出られないんだよ・・・。

 

一言で言うと・・・孤立する。」

 

そうりんに伝え、皆状況確認ができたようだった・・・。

 

感想

すみません、昨日は体調不良で更新できませんでした・・・。

レッドゲートとはなんぞやと思う方いると思いますが、旬がりんちゃんに向かって丁寧に説明してくれます。

助けに向かった白川社長も外部と遮断されているので助けに入ることができません(´・ω・`)

 

今回は雪原。相手は旬に対して煽る白鬼。レッドゲートでは現状と時間の流れが違います。現実の1時間がレッドゲート内の1日だったはず!

 

どうなる旬たち!?果たして・・・何人無事に生き残れるのだろうか・・・。