俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第131話 (先読みネタバレ注意)二重ダンジョンを終えて・・・

ゲートの外にて、ハンタースギルドの帰りを待つ人々がいた。

 


「ハンタースギルドのメンバーが入ってからもう一時間も経ってるけど・・・

 

 

と外でハンター達が会話しているとゲートからハンタースギルドのメンバーが出てきた。

 

 

しかし、出てきたハンタースのギルドメンバーと犬飼課長達は皆ボロボロで疲れ果てていたのだった・・・。

 

外では皆唖然とした表情をしていた。

 

 

犬飼課長が、

「勇気ギルドのメンバーですか?

 

戦死した方々を運ぶのを手伝って頂けませんか?」

と犬飼課長が言うと驚いた勇気ギルドのメンバーが

「わ、わかりました!もちろんです!!」

と外にいたハンター達はゲートの中に入り、戦死したメンバーを運びに行ったのだった・・・。

 

日も暮れ・・・

 

 

犬飼課長が旬に向かって

「トップランクのハンターが20人ほど亡くなるとは・・・。

 

ダンジョンブレイクが起きていたら想像を絶するほどの死傷者が出ていたはずです。

 

水篠ハンターは防ぎに来てくれたんですか?」

と質問をすると

「生きて戻れたのはハンタースギルドと監視課が動いてくれたおかげです。」

と旬は答えた。

 

犬飼課長は

「監視課はS級ハンターの動きを把握しています。

 

ハンタースギルドに協力を求めたのは私の判断です。

 

その結果このような失態を招いてしまいました・・・。

 

水篠ハンターはなぜ二重ダンジョンの存在を知っていたんですか?」

と旬に質問をすると、

「ダンジョンに呼ばれたんです。」

と答える旬。

 

犬飼課長は意図がわからず

「・・・呼ばれたとは?」

と旬に言い返すと、

 

旬は

「はい、この場所に来るようにとメッセージを受けました。」

 

犬飼課長は

「そのメッセージを私達も見ることができますか?」

と旬に聞くも、

「メッセージは俺の頭の中でしか見ることができません。」

と答えると、犬飼課長は冗談だと思っていた・・・。

 

雫が旬に近寄り、

「大丈夫ですか?」

と心配そうに言うと、クラッとなった旬は

「疲れた・・・。」

と言い、旬はその場で倒れてしまったのだった・・・。

 

 

 

DFNにてー

 


大量の魔法石を運んだトラックがどこかへと向かって行った。

 

道路に魔法石を下ろす。

 

オルロフの指示により、トラックで運ばれた魔法石は、ゲートの周辺に運ばれていたのだった・・・。

 

オルロフが

「ところで・・・妙だな。」

とオルロフが何かを感じる。

 

隣にいた男が

「え?何か間違いでもありましたか?」

とオルロフに確認をすると、

「いや、魔法陣は完璧だ。しかし・・・

 

近くに誰かいるようだ。」

そう言ってあたりを見るオルロフだった。

 

「え?」

と隣にいた男が不思議そうに思っていると、オルロフは

「誰だ!

 

姿を見せろ!!」

と大声で言い、あたりを見渡すも、

「ダンジョンブレイクは明日ですが、勇敢な人がまだ近くに残っていると言うことですか?」

と質問をすると、オルロフは

「人とは言ってないぞ?」

とニヤリと笑いながら言う。

 

「え?」

と驚く隣の男だった・・・。

 

とある建物の屋上にて、

「感のいい男だ。

 

まあ・・・彼の力がどこから来ているのかを考えれば、不思議な事でも何もない。

 

それより・・・

 

いよいよ始まるか。

 

すべてが予定どおり進んでいる。

 

予言された悲劇に。」

と実は旬の父親のジュンイチロウだったのだ。

 

周りを警備によって立ち入り禁止にしていた。

 

いざと言うときのために軍人は戦車も用意していたのだった。

 

その光景をみたカナが

「現代兵器じゃモンスターにたいした効果も無いっていうのに、

 

軍隊を動員する必要なんてあるの?」

と口走っていると、レイジは

「ユリ・オルロフが失敗した場合、

 

ハンターが攻撃に備えるための時間を作る必要があります。」

と答えた。

 

 

ゲートの周りにばら撒かれた魔法石の周りを歩きながらオルロフは

「完璧だ。

 

すべてがうまくいけば、私一人でS級ゲートを解決出来そうだ!」

と魔法石の配置を確認をしながらオルロフは言う。

 

「一人でS級ゲートをクリアした男と呼ばれたいものだが、

 

残念ながらその表現に適しているハンターがもう一人いるから貪欲にはなれないな。」

オルロフがお酒の瓶を開けながら言うと、

「オルロフさん!アルコールは・・・」

と隣にいた男が注意しがちに言うも、

「これは私の緊張を和らげるための乾杯だ。私はあなたに素晴らしいショーをお見せする。」

とお酒を飲むオルロフ。

 

お酒を飲みながらも

「S級ハンターは何人待機しているのか?」

と質問をすると、

「合計15名です。」

と答える隣の男の人。

 

オルロフは

「私のショーを見るにはちょっと少ない。

 

アメリカは何をしている?

 

DFNにS級ハンターの助けを送っていないのか?」

と確認をするも、

「米国東部のメリーランド州にもS級ゲートが現れました。

 

日本だけでなく、イギリス、インド、その他の国々でも・・・。」

オルロフは空を見上げながら、

「世界各地で人手不足に晒されている。」

と言うと

「あ、ああ・・・!

 

ゲートが!

 

ゲートが開きます!

と、隣の男が大慌てをして言ったのだった・・・。

 

 

病院にてー
旬が目を覚ます。

 

天井を見上げ、

 

「病院・・・?」

と言って起き上がると、

「水篠さん!」

と諸菱くんがドアを開け、驚いていた。

 

旬は

「賢太?

 

どうした?」

と言うと、

「やっと起きました!

 

僕たちは本当に水篠ハンターが死んだのかと思いました!

 

3日間眠ってたんです!」

と諸菱くんが言うと、旬は

「3日も!?」

と驚いていた。

 

諸菱くんは

「はい!とても心配しましたよ水篠さん!」

と言う。

 

考えた旬は

「賢太、どうなった?」

と言うと、諸菱くんは

「あぁ・・・

 

それは・・・。」

と顔を背け、悲しそうな表情で言うのだった。

 

DFNにてー
ハンター達はゲートを見つめ、

「きょ、巨人!」

「巨人だ!」

ダンジョンブレイクしたゲートから巨人が出てきたのだった・・・。

 

 

ハンター達は

「A級ダンジョンにボスとして登場するモンスターがすぐに出てきたのか!?」

と冷や汗混じりなハンター達だった。

 

オルロフは魔法石の力を使う。

 

あたり一面の魔法石はオルロフによって結界を張る。

 

巨人がオルロフに攻撃をするが結界に阻まれていた・・・。

 

その光景を目にしたオルロフは勝ち誇りながら言うオルロフだったが、

 

巨人の頭部を巨大な手が払いのけていた・・・。

 

驚き、冷や汗混じりのオルロフが

「え?」

 

と言うと

先ほど出た巨人よりも更に巨大な巨人がゲートから出現していた。

 

 

オルロフが

「え・・・え!?」

と言うと巨大な巨人が剣で一閃すると結界を破り、

 

複数のビル諸共真っ二つに切り裂かれた・・・・。

 

 

感想

二重ダンジョンから出たハンタースギルドや犬飼課長達はひどく疲れ切っていた・・・。

 

そんな出来事も休む間もなく、DFNではS級ゲートがダンジョンブレイクを起こす・・・。

 

オルロフが余裕ぶっこいて結界を張るも、A級ゲートのボスである巨人達は塞がれるが、

 

中から出てきたは更に大きな大きな巨人だった・・・

 

どうなるオルロフ、どうなるDFN。

 

二重ダンジョンが終わり、俊はもう一つ黒い心臓を手に入れたが、

 

俊はDFNに行くことになるのだろうか。

 

急な展開で一気に面白くなりますね!!

果たしてどうなるのであろうか・・・。