俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第128話 (先読みネタバレ注意)報酬とその中身とは・・・!?

カルテノン神殿にてー


石像が指を刺しながら旬に向かって

「あなたの中に答えがあります。」

 

と言うと旬は通知を見ながら答える。

 

石像は笑いながら

「あなたに選択を任せます。」

 

と言うと通知より

 

記憶に保存されているデータが取得されています

 

承諾しますか?


旬はしばらく考える。

 

旬は考えがまとまり、

「はい。

 

承諾します。」

と言うと通知より

 

データの取得に成功しました

 

と出るとあたり一面に黄色のオーラが広がり、旬はそのデータの中へと意識だけが飛んでいったのだった。

 

データの中にてー

旬は上空でその記憶を眺めていた・・・。


それはあたり一面に広がる凄まじい数のモンスターがどこかへ進む様子だった。

 

旬は

なんてことだ・・・

 

モンスターがこんなに集まっているのか。

と旬は思いながら、見ていたのだった。

 

モンスター達が一様上空を見上げている。

 

 

旬はふと後ろを振り向くと・・・

 

上空が渦巻く光景・・・

 

 

 

旬は

ここは地球じゃないのか?

と思っていた。

 

アイスエルフ(百鬼)、ハイオーク、ゴブリン、ジャイアントを始めとする無数のモンスター達。

 

ここの集まったモンスターが一度にゲートから出てきたら、人間に勝ち目はない。

 

しかし、彼らが敵対する相手は人間ではなかった。

 


上空の渦巻きが割れ、中から数多くの羽のついた兵士がやってきた・・・。

 

今から何が起こるのか。

 

すぐにわかった。

 

戦争

 

モンスターたちが力を合わせて銀色の兵士たちと戦っていた。

 

武器と武器がぶつかり合う音と防具が壊れる音が耳に響き渡る。

 

叫び声はすぐに悲鳴とうめき声に変わり、地面が赤く染まった。

 

銀色の兵士たちは強かった。

 

モンスターの全滅は避けられないと思われた時、

 

進撃してきた銀色の兵士たちは、

 

一人、また一人と歩みを止めた。

 

黒い何かが近づく・・・。

 


「起きろ」

 

旬は

あれは・・・

 

君主の領地と・・・

 

影の抽出!

 

モンスターの死骸から旬は見慣れた光景があたり一面に″それ″が広がった。

 

ということは・・・

 

彼が影の君主?

 

不死

 

不死の軍隊

 

モンスターの犠牲は死では終わらず、

 

血は暗く濃く染まり新しい力を得たのだった。

 

旬は

膨大な数だ。

 

俺とは比較にならない程に・・・。

と思っていた。

 

モンスターは死の瀬戸際から這い出し銀色の兵士たちに殺到した。

 

銀色軍団と黒色軍団が戦場で絡み合っていた。

 

叫び声が戦場に舞い上がり、地面が鳴った。

 

 

一方的な虐殺に終わった戦闘が、再び戦争となった。

 

たった一人の登場が戦争の運命を完全に変えてしまったのだ。

 

影の君主が銀色の兵士たちを切り刻んでいく・・・

 

戦闘の中で旬は見慣れたスキルを目にする。

 

支配者の力・・・

 

彼は旬と同様に支配者の力を使い、銀色の兵士たちを倒していく・・・。

 

影の兵士たちは敵を完全に制圧するまで、破壊と復活を続けた。

 

君主が通り過ぎた所は、まるで嵐が通り過ぎたように破壊の痕跡を残した。

 

モンスターと影の君主が勝利したかに見えた。

 

あいつが現れるまでは・・・

 

ダンジョンにてー


「どう思います?」

と言う声とともにハンタースギルドと犬飼課長と精鋭部隊は二重ダンジョンの扉の前にたどり着いていた。

 

上代表は

「巨大な魔力だ・・・

 

水篠ハンターが中に入ったんですか?」

と言うと犬飼課長は

「はい、確かに入りました。」

と答えた。

 

 

上代表は犬飼課長に確認をして、

「二重ダンジョンですか・・・。噂が本当かどうか調べてみましょう。

 

水篠ハンターには借りもありますから。」

 

犬飼課長は過去の旬の言葉を思い出していた・・・。

水篠ハンターは二重ダンジョンをクリアしたのは自分ではないと言っていた。

 

何故再び来たのだろうか?

 

偶然とは思えない・・・。

 

ボスの扉が開き、中に入る一同。

 

 

上代表は中を見ると驚いていた。

 

犬飼課長は

「本当にあった・・・。

 

本当に石像がある!」

と七人の生き残りから聞いた証言を目にすることができていた・・・。

 

しかし、石像が

「これはどういう事でしょう?

 

人間を招待した覚えはありません。

 

予想外の出来事だ。」

と言い、起き上がる石像。

 

外園隊長が石像を見て

「モンスターが・・・喋った?

 

僕だけ聞いたんじゃないよね?」

と言うと隣にいた女性も

「モンスターが人間の言葉を理解できている?」

と共に驚いていた。

 

しかし、石像は

「お静かに。王の眠りを邪魔しないでください。」

 

と言うとみんなして

「王・・・?」

 

と疑問ながら覗くと、そこには旬がいたのだった。

 

 

ハンタースのメンバーが

「水篠ハンター・・・

 

あそこで何をしているんだ?」

と言った瞬間に

しゃべったハンターと近くにいた2人のハンターに攻撃をする。

 

雫は目で追うことができなかった・・・。

 

石像は

「強い人間だ。

 

王に捧げる生贄として不足ないでしょう。」

と意味深な言葉を出していた。

 

感想

皆さま、明けましておめでとうございます!今年もこのブログをよろしくお願いいたします!!

 

さて、いよいよ旬は報酬をゲットしましたが、何やら記録の入ったデータを見ることに・・・

 

そこには一人の影の君主の姿が・・・

 

戦っていたのは銀色の兵士・・・

 

これらは一体何を意味するのだろうか・・・。

 

一方、犬飼課長らはついに二重ダンジョンの中に入りました。

 

物語の始まりである二重ダンジョンを目撃した犬飼課長はやっと皆のことを信じることができました・・・。

 

しかし、石像が王の眠りの邪魔をするなだの、人間の言葉を喋るだの、皆は驚きでいっぱいです。

 

これからどうなる!?続きが気になりますw