俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

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第115話 (先読みネタバレ注意)兄弟愛と国家権力級のハンターの由来、そしてかわいい雫ちゃん

アメリカのハンター協会にてー

 

マイケル副所長とセルナ夫人(日本語翻訳ではセルナだったため以降セルナーからセルナに変更します。)が誰かに謝罪していた・・・。

「申し訳ございません・・・。」

 

謝罪相手はハンター管理局 局長のデイビット・ブレナンだった・・・。

 

 

マイケル副所長が答える・・・。

「セルナ夫人の観察によると、水篠ハンターは・・・王の一人です。」

 

この一言に対してデイビット局長は驚いていた。

 

続いてデイビット局長は国家権力級のハンターなのかどうか確認をするが、セルナ夫人は

「説明します。覚醒者は”あちら側”から力を引き出します。

 

私は覚醒者と”あちら側”とのつながりを感じ取るのですが・・・

 

時折”あちら側”の力が強すぎて、覚醒者がまぶしい光を浴びているように見えることがあります。

 

私はその人たちを”王”と呼んでいます。しかし彼には・・・。」

 

そういって恐怖に震えるセルナ夫人だった。

 

恐怖に怯えながらも話を続けるセルナ夫人は

「そのようなことはありませんでした・・・。

 

私が彼の目を見ると、彼の中の闇が私を見つめていた・・・。

 

彼は闇そのものでした。」

旬の闇を思い出すセルナ夫人。

 

デイビット局長は

闇・・・。

と考えながらも

「セルナ夫人は水篠ハンターを”悪魔”だと言っているのですか?」

と言うとセルナ夫人は否定するかのように

「水篠ハンターが善か悪か言っているのではありません。

 

私は彼の力がどこから来たのかについて話してるだけです。

 

彼はどこかから力を借りていません。彼の力は”あちら側”からではなく、内側からなので、彼には何の制限もありません。」

とセルナ夫人が言う。

 

聞いていたマイケル副所長が

「それはつまり彼の力に制限がないと・・・。」

とセルナ夫人に確認の意味で言うと・・・

 

セルナ夫人はコクンと頷いた。

 

デイビット局長が立ち上がり、セルナ夫人の肩に手を当てながら、

「ありがとうございます。」

と言い部屋を出ようとするとマイケル副所長が

「局長どこへ行くのですか?」

と行き先を聞くと、

「地下24階に行く。来てください。」

そういってマイケル副所長はデイビット局長と一緒にエレベーターに向かう。

 

 

 

エレベーターの中にてー

デイビット局長が

「もし、セルナ夫人の力が使えないのであれば、他の方法で解決する必要がある。

 

最初のS級ゲートを覚えているか?」

と言うとマイケル副所長が答える。

 

「もちろんです。アメリカ西部の破壊を引き起こした恐ろしいダンジョンブレイク。忘れられません・・・。

 

アメリカが膨大な報酬を与えて集めた世界最高のハンターのうち、生き残ったのはわずか5名。

 

アメリカはこの5人に国家と同様の権力の称号を与え、国家権力級のハンターの始まりとなりました。

 

消えない炎・・・ドラゴンカミッシー。

 

単一の獣が無数のトップクラスのハンターを虐殺しました・・・。」

そういって地下24階についた二人は再び通路にて

「恐怖が小さな贈り物を残したと言ったらを信じられますか?」

とデイビット局長がマイケル副所長に質問をすると

 

何かを予想していたマイケル副所長。

 

「そのまさかです。」

とデイビット局長が言う。

そういってデイビット局長は入り口のドアを解除するためにキーを入力する。

 

ドアが開く・・・。

 

デイビット局長が

「見ろ。」

 

と言うと・・・

このルーン石はカミッシーの死体から発見された。

 

カミッシー討伐から約8年が経とうとしている・・・。

 

国家権力級のハンターの中に魔法使いがいなかったので、このルーン石は地下室で正当な所有者を待っていました・・・。

 

カミッシーは再び・・・この美しい国に貴重な贈り物を与える・・・。」

デイビット局長が言う。

当時討伐されたドラゴンカミッシーの死体がここ地下24階に保管されていたのだった・・・。

 

 

旬の自宅にてー

 

旬がは風呂上りに鏡を見つめる旬がいた。

 

雫から言われた一言が気になったのか考え事をしていた・・・。

間違いなく背は高いし、覚醒後は体調もよくなっているけどそんなにかっこいいのかな?

 

平均的だとは思うけど・・・。

 

”復活の意志”のおかげか?”損傷した身体を回復させる”このバフのためにすべての傷が消えている・・・。

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旬は妹に声をかける。

「葵。」

 

というと

「何?」

と葵が言うと

 

「俺ってどう見える?」

と旬が質問をすると

「何が?」

スマホに夢中な葵。

「男として魅力的ってこと。」

と旬が言うと

「何?

 

その根拠のない自信はどこで得たの?私にはカスにしか見えないわよ。」

と言い旬を足蹴にする葵。

 

「客観的な意見をありがとう。」

と言い葵の頭を押さえる。

 

「やめろって、足が骨折するよ?

俺がS級ハンターの体だって事忘れた?頭を使ったほうがいいよ?」

と言うと葵が起こりだし

 

「何?私はクラスでトップよ!」

と意地を張る葵。

 

「それって模擬試験だろ。

 

そうだ。ギルドを作ろうと思ってる。」

と妹に報告すると

 

 

「おぉ!これからは皆に”ボス”って言われるの?」

とラインをしている葵。

 

「うまくいけばっ!

 

”ソロプレイ”っていうギルドの名前なんだけどどう思う?」

と葵にギルド名を聞いてみると

 

「冗談?なんでギルドにそんな名前を付けるの?」

 

と唖然とした表情になる葵。

 

「変かな?」

と旬が言うと

 

「お兄ちゃんの能力は影の兵士を召喚するでしょ?ソロじゃないじゃん。」

と答える葵。

 

「核心があるなぁ・・・。なんて呼べばいいんだろう。」

と再びギルド名で悩む旬だった。

 

「それなら”我進”ギルドなんてどう?

 

”我”は私”進"は前進するって意味だよ。」

といい表情で言う葵。

 

旬は

「我進?」

 

と聞くと葵が

「私の名前の由来だよ。」※英語版では葵は SUNG JIN-AH. 旬は JIN-WOO.

と言うと旬が納得する。

 

 

雫のアパートにてー

 

雫は叫んでいた。

「わああああ!

 

何が”その通りです。”よ!何が”その通りです。”よ!!」

 

そういってベッドで足をバタバタさせていた・・・。

 

 

「告白した・・・。」

 

と顔を真っ赤にして言う雫。

 

 

雫は旬が

では、ギルドに参加するよりも良い方法がありませんか?

と言っていたことを考え、

「あーもぅ・・・おかしな女だと思われてそう・・・。」

 

と雫は口に出して悩んでいた。

 

言い訳をするように

「水篠ハンターは私の命を救ってくれたのよ!興味があって当然!そうじゃない?よし、これでOK!」

 

と言い訳を考え付いたのかガッツポーズをする雫だった・・・。

 

しかし、再び枕で顔を隠しながら

「よくない!全然よくなーい!」

 

再度ジタバタする雫だった・・・。

 

「まぁ・・・技術的に見て、美濃部ハンターの癒しの能力のおかげで私は生きてるんだけど・・・。」

そういって瀕死の状態のときに影の兵士になった美濃部ハンターのヒールをしてもらったところを思い出す・・・。

 

彼に伝えて・・・!

 

彼に必要だと伝えて・・・!

 

影の兵士になった美濃部ハンターが雫に向かって

「注意する必要があることを彼に伝えてください!

 

水篠ハンターに伝えて・・・

 

彼自身の力に注意する必要があると伝えてください・・・!」

 

そうして現実に戻った雫はベッドから飛び起き、

 

あの時・・・

 

私は美濃部ハンターを見た!

 

 

感想

今回は旬と葵のやり取りが面白いですよね。

旬も雫に告白(?)されたことが気になり自分を見つめなおすという・・・w

兄弟ならではという感じがし、すごくほのぼのとしました。

S級ハンターの兄に対してカスだのクズだの言えるのは葵だけではないでしょうか・・・w

 

 

さて、何やら時はさかのぼってデイビット局長とマイケル副所長の会話で何やら国家権力級のハンターの由来がわかりましたね・・・。

 

当時の5人の中に、スカベンジャーギルドのマスターがいるのは過去の話で分かりましたが、他の4名が気になります!!

 

雫もさすが思春期の女の子って感じでまたこれも笑えます。

告白して慌てる姿がかわえぇ!

おじさんにはたまりません!!