俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

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第108話 (先読みネタバレ注意)架南島レイドの被害者の葬儀と今後の旬の動き?

旬は喪服を着ていた・・・。

 

架南島レイドの犠牲者の葬儀へと足を運んでいた・・・。

 

架南島レイドの後、ネットではたくさんの意見があった・・・。

  • マジですげぇ・・・・。
  • あの数の召喚獣を一気に呼び出すなんて、できるもんなのか?
  • 水篠ハンターの召喚獣、かっこよすぎだろ。十年苦しんだガンが一気に吹っ飛んだわ。
  • マジ最高だった!
  • 四年前に架南島で両親を失ったものです。水篠ハンターがこのサイトを見ることはないと思いますが・・。

 

まぁそれも当然だろう。

 

今回の架南島での討伐作戦は、旬がS級に昇格して初めて公式的に姿を見せたレイドだった。

 

まさに旬にとってはデビュー戦そのものだ。

 

全国民が注目するレイドだっただけに、多くの掲示板サイトでレイドについての感想が共有され、掲示板は旬の名前で埋め尽くされた。

 

しかし、中には旬に対して不満を示す者もいた・・・。

  • でもさぁ・・・水篠ハンターが最初からレイドに参加してたら、美濃部ハンターも死なずに済んだかもしれないよな。
  • なんで途中から参加したんだ?

もちろん、応援してくださった方もいました。

しかし、批判に反対する意見はすくなかった・・・。

 

犠牲になった人がいたのは事実だったから・・・。

 

旬は美濃部ハンターの遺影の前に立ち、花を添える・・・。

 

泣く親族を見る旬は心が痛かった・・・。

 

黙ってその場を立ち去った・・・。

 

そんな中、葬儀に来ていた白川社長とすれ違う。

 

すれ違いに白川社長が、

「ここで一人で戦争を終わらせることはできないと私は信じてました。しかし、今回は何が起こったのか・・・たぶん自分が間違っていると思い始めました。

 

水篠ハンター、頭を高く上げてください。この悲劇的な物語を

終わらせたのはあなたです・・・。ありがとう。」

 

と泣きながら言うも、旬はその顔を見ることなくすれ違う・・・。

 

雫が旬が来ていたことに気が付く・・・。旬も当然気が付く・・・。

 

助けてくれたことにお礼を言おうとするも頬を赤く染め目をそらす。

 

旬はよくわからない表情だった。

 

しかし死んだ方々の写真を見て考えていた。

 

この架南島レイドは4,801人のハンターが参加しました・・・。 727人は軽傷でしたが、

合計96の人が殺されました・・・。

 

決して少ないとは言えないが、4回にわたる作戦と比較して最も少ない死傷者でした・・・。

 

 

旬はハンター協会の後藤会長と話をしていた・・・。

 

後藤会長が言うと

旬は

「わかりました。」

と答えた。

 

この機会にSランクハンターのメリットを学ぼう・・・。

と旬はひそかに思っていた。

 

後藤会長が話を続ける・・・。

「不思議に思ったのですが、 架南島になんらかの障壁を置いたのですか?」

と後藤会長が質問をすると

「え?」

と旬が答えた。

 

後藤会長がわかるように

「アリの護衛をしたり、魔法石を集めたりするときに、失神する事件がありました・・・。彼らは全員”騎士団”ギルドのAランクとBランクのハンターでした。

 

水篠ハンターが障壁を置いたことを水篠ハンターが話すのを忘れていたのかもしれないので尋ねました・・・。」

 

と言うと旬は

「いいえ、そのようなことは何もしていません。」

と返すと

「そうですか・・・私の考えた通りでした。」

と後藤会長が言うと旬が

「騎士団のギルドの人たちは何と言いましたか?」

と後藤会長に質問をするも頭を抱える後藤会長だった・・・。

 

 

ここで後藤会長がハンター協会の人に呼び止められる・・・。

 

「すみません、来客が予定より早く来たので、私は急いで出発しなければなりません。

お時間をいただきありがとうございます。」

と後藤会長が言うと旬は

「どういたしまして。」

と後藤会長に言う。

 

 

旬は駐車場に向かう・・・。

 

「ハロー水篠ハンター。私はアメリカのハンター局のシニアエージョントのアダムホワイトです。」

そういって名刺を見る旬。

 

旬とアダムはアダムがアメリカからきて旬に会いに来た内容を話す・・・。

 

旬は自分の車のドアを開ける。

 

アダムが

交渉では、持っているカードが優れているほど、それを隠すべきではありませんか?

 

アップグレーダー

 

能力を上げることができるハンターについて知っていますか?」

と言うと旬はシートベルトをしていた手が止まりそのキーワードについて知ろうと考えていた。

 

 

アダムが停めていた車に乗り、旬はどこかへと向かった・・・。

 

とあるホテルにて

「初めまして。私は副所長マイケル コーナーです。」

 

とマイケル副所長が言うと旬も、

「水篠 旬です。」

と言い挨拶をする。

 

アダムが

「翻訳は私に任せてください。」

と旬に言う。

 

部屋に案内された旬はマイケル、アダムと共にソファーに座る。

 

「単刀直入に言います。これはアメリカへの移民のファイルです。」

 

と書類を旬に渡す。

 

副所長が言う。

 

旬が

「アダムが私に情報をくれるといったので私はここに来ました。」

と言う。

 

能力を上げることができるハンター。

アップグレーダー。

と旬は考えていた・・・。

 

再び旬は

「能力を高めることは本当に可能ですか?」

と副所長に言う。

 

頷いた副所長は

「実を言うと、その能力を持った人はすでにここにいます。

 

セルナ夫人をここに案内します。」

 

そういって副所長はセルナ夫人を部屋につれてきたのだった・・・。

 

 

感想

架南島レイドの犠牲者の葬儀の中、最初からいかなかった旬にはつらい場所・・・。

助けれた命もあったかもしれません。しかし、今回のレイドでは今まで4度にわたる作戦よりも被害者は少ないという・・・。中には感謝の言葉があったのではないでしょうか・・・。そして顔を赤くする雫・・・。何やら怪しい展開に・・・!?

 

どうやら旬は後藤会長にギルドを作ることを聞いていた模様。

そして帰ろうとするとアダムと名乗るアメリカ局の人に呼び止められ、マイケル副所長に会う。

 

アップグレーダー・・・

日本語ではどうやって訳されるのだろうか・・・。

能力を上げることができるハンターについてしりたきゃアメリカ移住しな!と言わんばかりなマイケル副所長のたくらみだが、いったいどうなることだろうか・・・。