第74話 カルガルガンとの決着は・・・!?
カルガルガンのハイオーク軍vs影の兵士のハイオーク軍・・・。
「____。それなら余はどうして・・・。」
旬のネクロマンサーのスキルを見て驚きを隠せないカルガルガン・・・。
どうしてここに?
初めてここで目を開いたとき・・・
頭の中から同じ命令だけが繰り返し聞こえてきた・・・。
・・・人間を狩れ!
理由なんぞどうでもいい・・・命令に忠実であるのみ・・・
そう思ったカルガルガンは
「行け!あやつを殺し、死体を余に捧げろ!」
カルガルガンの側近3名が動き出したのだ・・・。
アイアンが側近を相手にする。
お互いいい勝負をするも、アイアンが頭突きをし、そのまま1匹を倒す・・・。
残りの側近はイグリットに向かっていった・・・。
2対1になるも、さくっと1匹を倒す。
良い戦いになるも、イグリットが上に叩き上げ、着地したところをアイアンが更に叩き上げる。
とどめにタンクが猫パンチを繰り出すかのように叩き落す。
アイアンとタンクがお互い”よくやった”と合図を送る。
戦いが終わり、旬が
「大名はうちんとこの方が優位だな。」
実は旬も兵士を保つのにギリギリだったのだ・・・。
「こんなはずが・・・何故だ・・・。」
カルガルガンは戸惑いを隠せなかった・・・。
攻撃隊も俺達も攻撃に参加しましょうというも
カルガルガンがスキル:倒懸(とうけん)の唄、灼熱の唄、喪明(そうめい)の唄を使用し、攻撃隊が参加できないようにしていた・・・。
「お前も、もうこれ以上このカルガルガン様の前で生意気な口をきけぬようにしてやる!」
そういってさらにスキル:水魔の唄、鈍化の唄、喪明の唄を旬に使用した。
しかし、旬には【バフ:免疫】の効果で脅威が除去されます。
カルガルガンは目玉が出るぐらい驚いた。
「どうやって呪いを!?」
旬は答えた。
「さっき言っただろ。
俺とお前は相性最悪だって。」
【大呪術師 カルディアンの祝福】ーあらゆる疾病と毒性及び異常の免疫を作り睡眠時には再生能力を大幅アップさせます。
旬にはこのバフがある限り、異常状態は効かないのである・・・。
「その厄介なシールドを破壊してやる。」
そういって貧欲の玉を装備した魔法兵で攻撃をする。
爆風でカルガルガンはむせこむ。
カルガルガンは膝をついてしまったのだ・・・。
雫がボス部屋へと到着し、その戦いぶりを見て驚く。
なんなのあれ・・・まさか・・・召喚したの?
召喚魔法が得意な魔法系のハンターですらせいぜい一~二体しか召喚できないのに・・・何がどうなってるのよ!?
攻撃隊は雫に気が付き、雫が攻撃隊に質問をする。
「みんな大丈夫ですか?なんなんですかこの状況は・・・!」
しかし攻撃隊の人も
「私たちも何が何だかわかりません。」
カルガルガンは旬に向かって
「足掻いても無駄だ!!」
再びカルガルガンが魔法を使う。
怒りの唄、強化の唄、巨人の唄、鈍化の唄
これらのスキルを使用し、カルガルガンは巨大化したのだ・・・
カルガルガンが巨大化したことにより、危険を感じた雫は攻撃隊に向かって
「早くここから逃げてください!!」
カルガルガンは旬に向かって
「おまえのような虫けらは踏み潰してやる!」
足で旬を踏み潰そうとしているカルガルガン。
通知より
【MP:0/4526】
旬のMPが尽きてしまった・・・
巨大化したカルガルガンは火竜の唄を使用する準備をしていた。
「これでもなお、このカルガルガン様に立ち向かえるか!?」
しかし、旬はカルガルガンの顔の前に行き、
「うん。」
そういって旬は眼を短剣で突き刺したのだ・・・。
「デカくなればその分狙いを定めやすくなるだけ。魔法系が護衛なしに暗殺系の奇襲を妨げるわけないだろ。」
そういって、カルガルガンを切り刻んだのだ・・・。
感想
ついに決着がつきましたね!
巨大化の相手は慣れてる旬からすれば楽勝な感じがしますが・・・。
雫もついに旬の能力がわかったのでこれからどうなることやら・・・。
これからハイオークも影の兵士になったことにより、旬の影の兵士がやばくなりましたねw
さて、前回カルガルガンや側近を影の兵士にするって言いましたよね?次回それがどうなるのか楽しみです!!