第59話 最初の難関・・・無事にクリアになるのか!?
旬はヴォルカンを思いっきり殴ったら勢いよく遠くまで飛んで行った・・・。
改めてステータスを確認する旬。
ここで筋力ばっかりあげていたことに気が付く。
ピロンッ!という通知音が響き渡る・・・。
【下層の支配者 貧欲なるヴォルカンがスキル:怒りを使用します】
ボスがスキルを使った通知音だった・・・。
怒ったヴォルカンの能力が上がった・・・。
【ヴォルカンの能力値が50%増加します】
そう・・・スキル:怒りは以前悪魔の城の門番であるケロべロスが使用していたスキルだった・・・。
通知が響き渡る。
【ヴォルカンは痛みを感じにくくなります】
更に動きが速くなるヴォルカン
逃げることができない旬はこのままだともろにヴォルカンの攻撃を喰らうことになる・・・
「アイアン!!」
と大声でアイアンを呼び、気が付いたアイアンは装備していた盾を旬めがけて投げるのであった・・・。
アイアンの盾を旬が持ち、ヴォルカンの攻撃を受け止めようとする。
ヴォルカンの攻撃が旬めがけて攻撃するも、旬はアイアンの盾でガードをすると・・・
あたり一面地表が変わるほどの攻撃力を持っていた!
何度も攻撃をするヴォルカン。それでも旬は反撃のタイミングを見計らっていた。
今だ!
と反撃に映る旬だったのだが、
ヴォルカンは旬が反撃することを予測していた。
さらに攻撃をするヴォルカン。
空中では逃げることができない旬は、
チッ・・・空中だから避けられない・・・体を動かせたら・・・・!
待てよ?体を動かす?
ひらめいた旬は【スキル:支配者の手】を使用する。
ヴォルカンを押し飛ばすことはできなくても反動を利用して俺があいつから離れれば!!
とスキルをヴォルカンに使用し、反動にて攻撃をかわす旬。
ナイス判断と言わんばかりか、攻撃をかわす旬。
ギリギリセーフでかわす旬は次の行動を考える。
短刀で傷を負わせられそうなのはヴォルカンの頭くらい。
かといって動きを読みながら頭を狙うのはリスクが高すぎる。
まずはあの奇妙な動きを封じ込まなければ・・・
そう考えついた旬は、避けようのない状況を作ろうとあたりを見回す。
都合の良い場所があり、旬はニヤリと笑みを浮かべる。
その場所まで誘導しようと逃げ出す旬。
ボスは怒っており、状況が把握できず、旬を追いかけるのだった・・・。
今だ!!
と同時に旬はスキル:疾走を使用する。
ビルの上まで来た旬を見たヴォルカンはようやく状況が把握できたが、もう遅く、ヴォルカンは止まることができなかった・・・。
「その速度では急停止できないはずだ。」
旬はヴォルカンめがけ、ビルから垂直に飛び降りた・・・。
当然ヴォルカンの頭を短刀で狙う旬。
ヴォルカンは痛みを感じ大きな声で叫んだ・・・。
旬のアパート前にてー
管理人らしき人が
「902号室の青年?そういえば最近見ないねぇ。」
何やら旬を探している人達がいた・・・
そう・・・白虎ギルドの宍戸課長と今宮ハンターだった・・・。
「一体どこに行ったんだ水篠ハンターは・・・。」
と宍戸課長が言うと、今宮ハンターが
「妹さんには一週間ほど友達と旅行してくるって言って出かけたそうですよ。」
と宍戸課長に言う。
レッドゲートの事件で二人は仲良かったのか連絡先を交換していたのだった・・・。
しかし、宍戸課長は違和感を感じる。
「国外に出た形跡はありませんし、銀行からお金をおろした記録もカードを使った記録もありません。」
ハンターを追うのが宍戸課長の仕事なので、宍戸課長は協会の位置追跡記録により、旬の場所は知っていたが旬はそこにはいなかった・・・。(悪魔の城のダンジョンに入っているため。)
誘拐されたんじゃと今宮ハンターが心配するも、それはないと宍戸課長は言う。
となると、旬は一体どこにいるのだろうか・・・
と宍戸課長は考えていた・・・。
悪魔の城にてー
ヴォルカンは口を開け、攻撃態勢をとっていたのだが・・・
旬により、ヴォルカンは倒されてしまったのだ・・・。
感想
昨日は編集中に寝落ちしてしまい、更新できませんでした(´・ω・`)
夜勤明けはやっぱりねないとだめですね・・・。若い頃はいけたんですが・・・(´・ω・`)
さて、今回はヴォルカン決着ですね!
次の話でそのことが詳しくわかりますが、旬の判断力といい、筋力と言い、もはやS級ハンターレベルになってしまいました。
悪魔の城編もやっと始まり、本当に旬の成長には驚きました。
しかし、これからもっと楽しくなってくるので本当に毎週金曜日が楽しみですよね!
最近は木曜日の夜に更新されますけど・・・w
本日で92話まで進んでおります。そろそろ終盤になってますね・・・。
さて、負けずに早く追いつかねば・・・!