俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第53話 バルカvs旬 その背後には・・・・!?

白鬼のボスと旬が交戦する。

 

ボスが旬に提案があると言う。

「悪い話じゃないはずだ。

 

だがその前に一つ聞こう。

 

おまえはどうして人間でもないのに人間の間に混ざっているんだ?」

旬は理解できなかった。

 

「ハッハッどうやら自分が何者かわかっていないようだ。

 

我々には声が聞こえる。人間を殺せと・・・。

 

しかしお前の前ではその声が聞こえない。」

 

ダンジョンの敵には人間を殺せと言う声聞こえるのであった。

しかし、旬は人間ではなく、”プレイヤー”になったため、その声が聞こえないと言う。

つまり、ボスにとって旬とは戦う必要がないということなのだ。

 

「我々は戦う必要などない。効率よく逝こうではないか・・・

 

後ろにいる人間どもを渡せ

 

そうすればおまえには手出ししない。どうだ?我々からの提案は。」

 

ボスの言葉に旬は

「俺も一つ聞く。お前たち一体何者だ?

 

どうして人間を殺すんだよ?」

 

ボスが答えようとすると・・・

「我々は・・・。」

 

ボスが何か言おうとするとバグったかのように再び同じことを言いだした。

「我々は戦う必要などない。効率よく逝こうではないか・・・

 

後ろにいる人間どもを渡せ

 

そうすればおまえには手出ししない。」

 

このバグったことに対して旬が疑問を抱く。

なんだ今のは・・・?

 

だが現状わからずこう思ってしまう・・・。

質問に答える気がないってことか?それとも・・・

 

「どうだ?我々からの提案は。

 

もちろん応じるだろう?

 

旬は素直に

「断る。」

 

と言うとボスは

「我々を敵に回すつもりなのか?数では圧倒的に不利だぞ?」

 

白鬼たちはやる気に満ちていた。

 

「不利?

 

不利ってどっちが?

 

旬は影の兵士達を召喚し、こちらが有利だとボスに思わせた。

しかし、周りのハンター達は驚いていた。

今宮ハンターも

黒い兵士達と黒いアイスベア!?

 

と驚いていた。

 

「・・・・悪あがきしやがって。」

 

とボスは苦笑していた。

 

「悪あがき・・・果たしてそうだろうか?」

 

旬の子の言葉と同時に影の兵士達が一斉に白鬼達に攻撃をする。

 

攻撃の邪魔にならないようにと思い、今宮ハンターが

「下がって!私たちが力になれる闘いじゃありません!」

 

そう言って他のハンターとりんを連れて下がる。

 

旬は影の兵士と白鬼達の戦いを見て、

バカにしてきただけあるのな・・・数では勝てても俺の魔力じゃ群を長くは率いれない。

 

不滅ではあるが、破壊され続ければ数が減る。

 

それぞれのレベルを上げておいたからアイスエルフぐらいは倒せるだろうが・・・

 

問題はあいつ(ボス)・・・

 

どう見ても俺よりレベルが高い。

 

イグリットと一緒に立ち向かっても厳しそうだ・・・

 

ただの兵士じゃ埒が明かない。

 

もっと・・・

 

強い影の兵士が必要だ・・・!!

 

そういって上原ハンターを見つめる・・・。

もしここで上原ハンターを影にできれば・・・と考えていると

「我が名は”バルカ”・・・おまえの名はなんだ?」

 

ボスは旬のことが気に入り、戦国時代風に名前を名乗りだす。

 

「水篠 旬。」

 

と旬も素直に答え、近くに会った剣を上原ハンターの目の前まで蹴り飛ばし、ボスと交戦をする。

 

現状把握をしてる旬は上原ハンターをうまく使って影にしようと考えていた。

 

激しい交戦の中、

「久しぶりに闘争心に火が付いた。」

 

とボスが言い、魔法兵がボスめがけて攻撃をする。

 

意識を取り戻した上原ハンター。

 

旬の声がしたのを思い出し、旬から殴られたことも思い出した。

そして・・・目の前には旬が蹴り飛ばした剣がある・・・。

 

「殺す!!」

 

剣を握り、旬めがけて走り出す上原ハンター。

 

魔法兵の攻撃を食らったボス。

 

旬は

「これくらいで死ぬはずないだろ・・・早く出て来いよもったいぶってないで・・・・。」


と煽り出す。

 

「お前の兵士はこの程度なのか!?」

 

とボスも旬を煽りだし、旬めがけて走り出す。

 

前にはボスが来ている・・・

背後には上原ハンターが旬を殺そうと来ている・・・。

 

 

絶体絶命の旬。

旬は上原ハンターが来ているのを気づいてはいたが、

「水篠ハンター!」

 

と後ろから来ている上原ハンターを知らせる今宮ハンター。

 

「死ねぇ!!水篠!!」

 

そういって旬を殺そうとする・・・

 

それをみたボスは

「どうやらあいつもお前を狙っているようだ。

 

・・・!?」

 

旬が待ってましたと言わんばかりに

「上原・・・そう来ると思ったよ。

 

イグリット!」

 

あと一歩のところで旬を斬りかかる間合いに入ったが、イグリットの剣により、上原ハンターは旬によって殺されるのであった・・・。

 

「水篠・・・貴様・・・・

 

 

最初から・・・

 

想定して・・・いたのか・・・・。」

 

旬は冷たい目で上原ハンターを見つめる。

 

「チキショー・・・。」

 

そういって上原ハンターは息を引き取る・・・。



「こいつはいいものを見た!しかし状況が変わることはない!」

 

とバルカは笑いながら勝利を確信していた。

 

「起きろ。」

 

旬は上原ハンターを影の兵士にしようとしていたのだった・・・。

 

感想

戦闘が多い中、ボスの会話によるバグがありました。

このバグは一体なんなのだろうか・・・。

旬がプレイヤーになったことと関係があるのだろうか・・・。

 

謎が深まるばかりです。

 

そして上原ハンターは旬の考え通り旬によって殺されました。

ここからどうなるのだろうか・・・。

 

今回はボスの言葉のバグと、上原ハンターの影の兵士計画が行われました。

読めば読むほどハマる俺だけレベルアップな件。

本当にここから面白くなります!!