俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第24話 緊急クエスト

人を殺してしまった旬・・・

 

システムの命令に従っただけとはいえ、たった今旬は人を殺してしまった。

 

殺さなければ旬が殺される!

 

もう引き下がることはできないと覚悟を決めた旬

 

強者だけが生き残れるのであれば・・・

そう考え二重ダンジョンの出来事を思い出す・・・

 

右京 隼人が再びコージに指示を出すも・・・

「お前の魔法は邪魔だ」

そう言い、コージを殺す

 

そして旬は次々に攻撃隊のメンバーを殺すのであった。

 

「E級がなんて動きをしてんだよ!」

「だめだ・・・攻撃が間に合わない!」

「速すぎる!」

攻撃隊のメンバーは言葉を後に死んでいくのであった。

 

お前たちもハンターなら狩れ

ハンターは狩るために生まれてきたのだから

 

攻撃隊に攻撃すると【カサカの毒牙】の効果が現れ、攻撃隊は麻痺や出血になり死んでいく。

 

「魔法・・・?魔法なのか?」

と疑う攻撃隊もいたが、旬の前では無意味に殺されていくのだった。

 

「つ・・・強い。ダンジョンのボスと戦った時よりも強くなってる気がする。」

諸菱くんが言うと右京 隼人ただ一人だけとなっていた。

 

「一瞬にしてうちのを全員・・・!?」

驚いていた右京 隼人

 

「じ・・・実力を隠してたんだな?」

「ボスもお前が倒したのか?」

「まさか全員やられるとは思わなかった…あいつらと同じC級でも俺は一味違うってのを見せてやる!」

そう右京 隼人が言い、自ら自己バフをする。

 

バケモンみてぇな野郎だがボスと7人のハンターを相手にしたんだから余力がないはずだ!

そんな体で短剣を振り回したって俺の防御は破れっこねぇーんだよ!

 

と勝利を確信している右京 隼人だったが・・・

 

「右京さん・・・あなたは強い。」

 

と即右京 隼人の目の前に行き、右京 隼人の頭を地面にたたきつけたのだった。

「だけど・・・一つ残念なことを教えてやろう

 

俺はな絶えずレベルアップしてんだよ。」

 

右京 隼人は何が起こったのかわからず地面にたたきつけた状態で考えた

 

「こいつ・・・絶対にE級なんかじゃない!

ってことは不正登録者!?

お・・・・おい待て殺すな!

助けてくれ!

金なら返す!

ここにあるマナ石も魔法石も全部くれてやるよ!」

と命乞いをする右京 隼人だったが、旬は・・・

 

「三度・・・三度も殺そうとした相手に助けを乞うのか?」

と言う。それでも右京 隼人は・・・

 

「や・・・やめろ!こんなことをしていいと思ってるのか?」

焦るも旬は

 

「ダンジョンで起きたことは、外部に漏れないって言ってなかったっけ?」

この一言にカチンときた右京 隼人は最後に

 

「てめぇ!俺の弟が誰だか知ら・・・」

言いながら旬が右京 隼人の頭を切り落としたのだった。

 

また服がダメになった・・・まあサイズも合わなくなってきたしこの機会に買い替えるかと旬が考えていると

 

戦いが終わって人の死をみた諸菱くんが嘔吐する。

 

ボスが死んでダンジョンが閉ざされようとしてる・・・急いで出よう。

 

そう諸菱くんに言い、二人はダンジョンからでるのであった。

 

そしてお知らせが届く・・・

 

〇クエスト報酬

 

【緊急クエスト】の条件をすべてクリアしました

 

報酬を確認しますか?  はい/いいえ

 

〇クエスト報酬

報酬を選んでください。

次の中から選べます。

報酬1.状態の回復

報酬2.能力値ポイント +10

報酬3.スキル「殺気」

 

すべて受け取りますか?  はい/いいえ

 

場面が変わりアメリカのワシントン

 

「朝か・・・日本は今何時だ?

おっ?悪い夢でも見たのか?

涙が勝手に流れて来やがる。」

 

そう言う謎の男は涙を流しながら起きるのであった・・・。

 

感想

緊急クエストも終わり、最後にでた謎の人物。

ここでネタバレをするとこの謎の人物こそが、右京 隼人の弟にしてS級ハンターなのである。

右京 将人(うきょう まさと)は日本を捨て、アメリカのギルドに入っている。

そう・・・右京 隼人は弟がS級だからという理由を背に討伐隊を作り、弟を超える討伐隊(ギルドも?)を作ろうとしていた。諸菱くんの父親から金をもらい勢力を上げる予定であったが、惜しくも旬に殺されてしまい、計画はおじゃんになってしまったのである。そのため、右京 隼人と書いていたのは、右京 将人と区別をすることと、このことが起爆剤としてこれから右京 将人に狙われることになる旬と諸菱くん。

 

とにかくお金のために人を殺していたのだったが、悪いことをすると必ずいつか返ってくるよね・・・。