第22話 ボスと旬の一騎打ち、それを見る諸菱くんの反応は・・・!?
旬とボスの戦いは激闘の中、旬は短剣でダメージを与えるにはどうすべきか考える。
考えつつもボスの攻撃は一向に止むことはない・・・。
ボスの攻撃は鋭く、一発でも喰らえば即死。
距離を確保するためには時間をかけるしかないと旬は判断する。
そんなボスと旬の激闘を見てる諸菱くんは旬のことを疑う・・・。
・あの動きは絶対にEじゃない・・・
・不正登録者・・・!?
※ごくまれに魔力をコントロールできるハンターがいる。その気になれば測定時にランクを低く出すことだって可能。魔力の一部を隠し自身の持つランクより低いランクで判定を受けたハンターたちは「不正登録者」と呼ばれる。
問題は・・・
不正登録者には虐殺を趣味にする異常者が多いということ・・・。
諸菱くんはなんでこんなところに来てしまったのかと後悔する・・・。
諸菱くんが後悔してる間にも旬とボスは激闘は一向に止むことはない。
どれくらい戦っているのだろうか・・・
5分・・・・10分と刻々と過ぎていく・・・。
長時間になればなるほど旬の体力が低下する・・・ダメージもまともに与えてないというのに数値だけが知らされる。
【疲労度:57】
疲労度が高くなればなるほど速度は落ちる・・・。
早く決着をつけたい旬。
その決着方法とは・・・【カサカの毒牙】の能力を発動させること・・・!
その能力とは・・・
「麻痺」・・・攻撃された相手は一定の確率で動きが封じされる。
「出血」・・・攻撃された相手は1秒に1%ずつ体力が減少する。
弱点を狙うのはレイドの基本、そして生き物の弱点と言えば・・・
頭部!
その中でも一番弱い目を狙おうとする旬だが・・・・
ボスが酸を吐き出したのだった・・・。
近づけば酸を出し、離れれば強力な脚で攻撃・・・
思ったよりも手強い相手だった・・・。
旬もここで今よりも早く動いて距離を縮めることに専念するために、
スキル【疾走】を使う。
一瞬でボスの頭部にたどり着き攻撃をして【カサカの毒牙】の効果を与える。
【効果:麻痺が発動します】
【相手の抵抗力が高く効果が取り消されました】
むなしくシステムの通知がされるも旬は次々に攻撃をしていく。
【疲労度:61】
もっと速く・・・速く・・・!!
【疲労度:70】
ここで致命的にもボスの攻撃を受けてしまう・・・。
このままでは死んでしまう旬だが・・・
状態の回復を使用するのであった。
すぐさまボスの頭部にたどり着き連続で何度も攻撃するのであった。
【効果:麻痺が発動します】
【効果:出血が発動します】
【効果:麻痺が発動します】
【相手の体力が1秒に1%ずつ減少します】
【ダンジョンの主】を倒しました
レベルがアップしました!
レベルがアップしました!
レベルがアップしました!
デイリークエストの報酬をもらうのを後回しにしておいてよかったとホッとする旬。
状態の回復がなければ勝てなかったのだった・・・。
ボスを倒した旬を見る諸菱くん。
・信じられない!本当に一人でボスを倒してしまった!!」
・間違いない・・・この人は・・・不正登録者だ・・・!
と諸菱くんは旬のことを不正登録者だと決めつけ、旬はボスの魔法石をはぎ取る・・・。
諸菱くんが旬の側へ行き、
「あの・・・水篠様・・・魔法石・・・お預かりいたしましょうか?お荷物は僕がお運びします。」
とガクガク震えながら旬に言うのであった。
旬に水を上げ、
「あれ~?カバンに装備が入ってましたよ!けしからん奴らです!マナ石は僕が掘って差し上げますね!」
と言い、マナ石を掘る諸菱くん
そんな諸菱くんの姿を見て旬は
急にどうしたんだろう?命の恩人へのお礼的な・・・?
と諸菱くんの思ってることとは裏腹に鈍感にもほどがある旬だった。
バーン!という大きな音とともに右京 隼人の攻撃隊のメンバー達が戻ってきたのであった・・・。
感想
諸菱くんの態度の変化が面白い回でしたw
自分も殺されるんじゃないかって思ったんでしょうね。
そんなことは気が付かない旬も旬らしいです。毎回この人は何でこう他人が思ってることがわからないのか、ただの鈍感な人なのか・・・いや・・・鈍感すぎるか・・・。
さて、23話では討伐隊が戻ってきました。この後どうなるのか・・・こうご期待!