俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第21話 ボスの部屋の旬と諸菱くんの運命は・・・!?

トカゲとは・・・

 

ダンジョンは常に危険の仕事・・・。

事故なんて日常茶飯事。しかし、いざ事故が起こっても世間に知れ渡ることがないから

犯罪を犯してもバレない。

 

ダンジョン内には防犯カメラもないし、ハンターの犯罪を取り締まるのは・・・

無理に等しい。

 

弱いと簡単に見捨てられ、強ければ強いほど己の力に酔う・・・。

 

不要だったり邪魔になれば・・・

 

まるでトカゲがしっぽを切り落として逃げるかのように仲間を捨てる。

 

だからくれぐれも気をつけろ・・・

 

弱ければ弱いほど・・・・

 

諸菱くんが旬に向かって

「これぽっちのマナ石のために僕らを殺そうとするなんて・・・!」

 

しかし旬は気づいていた・・・。

 

あいつらの罠にかかったのはここに来ると決めた瞬間なのだから・・・

ヘタに動けばすぐさま俺達を殺す勢いだったと・・・

 

つまり・・・右京 隼人言っていた

「勘が鋭すぎても困りますけど・・・」

とはまさにこのことだったのだ・・・

 

澤田 コージ(さわだ こうじ) 光を使うC級魔法使い

 

彼は慣れた手つきでしっかりと入り口を塞いだのだった。

 

旬はその気になればここから出ることが可能だが・・・

 

問題は・・・

 

さっきの衝撃でC級ダンジョンのボスが起きてしまったこと。

 

一方ゲートの外では、一服中の右京 隼人率いる攻撃隊のメンバー8人が休んでいた。

 

メンバーの一人が

「こんな面倒なことやる必要あります?別にあそこで殺してしまえば・・・」

と言うも、右京 隼人が・・・

・あそこで揉めて蜘蛛が起きたらマナ石運べない。

・ボスがあいつらを食ってまた寝てる隙にマナ石を運び出す

・諸菱くんの装備の剣と盾だけでも数千万する・・・マナ石がダメならあいつの遺品で満足してやろう。

と、完全に計画を実行に移す右京 隼人。

そして装備が気になったのか

 

調べるのだった・・・。

 

そしてコージと右京 隼人はあのボスを一人で倒すのはどうかと話をする。

どうあがいても旬と諸菱くんでは生き残ることはできないとメンバーは話していた。

 

 

ボスが旬と諸菱くんに向けて向かってくる。

諸菱くんはE級の最弱兵器の旬なんか絶対に無理だと思い、必死に旬を守ろうとする。

 

旬はボスを観察していた・・・。

無数にある目・グロテスクな口・家ほどある巨大な体・長く伸びた脚・・・

 

強さの次元が違う・・・

 

ふとここで二重ダンジョンの神像の顔が浮かびだす。

 

前言撤回

 

あいつは俺が殺る(やる)・・・

 

そう言い、カサカの毒牙(短剣)を取り出し戦闘態勢へ。

諸菱くんは戸惑い、慌ててなんて言ったの?と言うと旬は

 

俺が倒すよという旬。

 

錯乱したのか?と戸惑う諸菱くん。

C級のボスを一人で倒すのはB級せめてCの上くらいにいないと・・・と心配そうに旬に言う。さらに、いっそう逃げ道を探しましょう!提案もする。

 

諸菱くんの意見は正しかった。

再覚醒だとしても旬はまだC級前後の強さであり、ボスに勝てるかどうかなんてわからなかったのだ。

 

だがしかし・・・

 

挫折しそうな圧力を感じることなく、IDやゴーレムよりもはるかに強い相手なのに・・・

 

C級レベルのボスの前でも委縮しないほど旬は強くなったのだ・・・。

 

そして今のレベルは18。

 

C級のボスならやってみる価値はあると判断し、旬はボスに挑む。

 

「水篠さん!」

 

と心配するも諸菱くんは旬の動きを見て驚きを隠せなかった。

 

ハンターの本当の狩りのスタート。

 

夢でも見てるのかと思った諸菱くん。

 

 あれが・・・

 

あれがE級だって・・・!?

 

旬とボスの戦いはまだ続くのであった・・・。

 

 

感想

 やっと始まりました蜘蛛とのバトル!!

ここの展開も面白くて次々とページが進んでいきましたw

まだ始まったばかりですが、このあとさらによからぬこともあり、本当にここから旬が徐々に変化しますよね・・・。

そして諸菱くんが可愛い!!旬と初めて出会ったのがこのダンジョンですもんね・・・w