俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第112話 (先読みネタバレ注意)ギルド名が決まる・・・!?3人目のメンバーはいったい・・

諸菱くんはPCを見ながら独り言を言っていた・・・。 

 

「クソ野郎!僕は兄貴を誹謗中傷する人を許せない!訴えられて泣いても仕方がないぞ!!」

 

諸菱くんはネットの旬の悪い書き込みに対して怒りを沸いていた・・・。

そして大切な書類も整理し終わったころ・・・。

「ふぅ・・・もう一つの別のグループも対処した。」

 

 ソファーに寄りかかりながらそっとふぅとため息をつく。

 

旬が帰宅し、諸菱くんに向かって

「お前は一生懸命働いてるよ・・・。」

とほめていると旬に気が付いた諸菱くんは

「あ、兄貴!」

 

と言いつつも

兄貴は気配が全くないからなぁ・・・。

と思っていた。

 

旬が

「何かあった?」

と質問をすると、諸菱くんは旬の姿を見て唖然とする諸菱くんだった・・・。

 

旬が

バックの中の魔法石を見せながら

「ゲートを出たところ。ギルドを設立するのにお金が必要だと言ってただろ?」

そういってバックを渡す旬。

 

すると・・・諸菱くんは

「何ですかこの大きな魔法石は・・・!?高いランクのゲートをクリアしたんですか?すごいです兄貴・・・。これで従業員の給料を心配する必要がないです。」

とひどく関心をしていた・・・。

 

旬が

「従業員?」

と質問をすると諸菱君は説明をする。

「覚えていませんか?もう一人必要だった創設メンバーです。」

 

タオルで濡れた体を拭きながら旬は

「あぁ、3人のギルドメンバーが必要だったっけ?ギルドマスター、副ギルドマスター、そして最後に3人目のメンバー・・・。

 

頭数を埋めるだけなら勤勉な人がいいなぁ・・・。その人に1,2回しか会わないといけないし・・・それぐらい?」

と言うと諸菱くんは

「もう一つ・・・緊急の問題があります。」

 

すると旬が

「ん?」

 

と言うと・・・

「ギルドの名前・・・決めました?」

とかっこよく言う諸菱くん。

 

 旬が

「あぁ・・・俺も必要だと思ってたよ。」

と落ち着いて言うとそれを見た諸菱くんが

「それは非常に、非常に、ひじょーーーーに大切な問題です兄貴!」

と慌てて言う諸菱くん。

 

そして腕を組みポーズを決めて再び

苗字を取って”水篠諸菱ギルド”ってどうですか?”諸菱水篠ギルド”でも大丈夫ですが・・・僕の名前が兄貴の前に来るなんてあえてしません。今度は名前で”旬賢太ギルド”になるかもしれないし、真ん中の文字を使ったギルドでも悪くない・・・。」

と真剣に考えてる割にセンスのない諸菱くん・・・。

 

見かねた旬が

”ソロプレイギルド”はどう?」

 

「え?」

と唖然とする諸菱くん。

 

旬が

「俺たちのギルドはソロで狩ることから・・・。」

と旬だけが狩るからソロプレイギルドという名を考えたことを伝えると

 

 笑うところ・・・?兄貴にも変なところがあるんだな・・・。彼も人間ってことか・・・。

 

と思っていると突然ドアからノックが聞こえ、諸菱くんが反応する。

 

「誰ですか?」

 

そういってドアを開けると・・・。

 

「ここは水篠 旬ハンターのギルドオフィスですか?」

と言うと・・・。

 

旬と諸菱くんは誰が来たのか見て驚いた・・・・。

 

「向坂ハンター!?」

 

と慌てる諸菱くん。

落ち着いた旬が雫に向かって質問をする。

 

雫が

「あ、あの・・・・あなたのギルドに参加させてほしくて・・・。」

とお願いをする。

 

ギルドオフィスに招待しソファーに座る旬と雫・・・。

 

旬が

「なぜうちのギルドに入りたいと?理由を聞いてもいいですか?」

と質問をする。

 

雫が飲み物を飲みながら

「さっき言ったように、あなたのギルドに・・・参加したいです。」

 

唖然として旬は雫に質問をする。

 

旬が改まって

「ではどうして?なぜ俺たちの”ソロプレイギルド”に参加したいのですか?」

と言うと

「ギ、ギルド名は”ソロプレイギルド”ですか?」

と唖然として質問を返す雫。

 

「この名前は副ギルドマスターと俺が同意しました。問題ありますか?」

と言うと横から諸菱くんが

「兄貴!”ソロプレイギルド”ってどういうことですか?もう決まってるって言わないでください!僕の提案はどうなったのですか!!」

と叫んでいた。

 

旬が

「え?何も言わないから同意したんだと思ってた。」

と言いながらも

いや、いったん落ち着こう・・・。俺がこの状況を混乱させてるから判断が曇ったのか。

そう考え雫を見ながら

彼女の鼓動、呼吸そして表情。彼女は冷静に行動しようとしてるけど、俺をだますことはできない。なぜ彼女は俺たちのソロプレイギルドに参加するためにこんなことをするのだろうか?

 

もしかしたら裏があっての行動かと疑う旬。

しかし冷静に雫に対して

「向坂ハンター、覚醒から二年も経っていません。あなたはまだハンタースギルドと契約してるのでは?」

 

とギルド契約違反金があることを伝えると雫は

「契約違反の罰金を払うお金はあります・・・。」

 

この言葉に旬は考える。

彼女はペナルティを払ってまでうちに参加したいというのか・・・?

 

旬が

「なぜあなたはそこまでして俺たちのギルドに?このギルドで得るものは何もないですよ。」

と言うと・・・

 

雫は考えていた。

どうやって説明したら・・・?

いいえ。

 

たとえ私がそうしたとしても、水篠ハンターはおかしいというでしょう。

 

最初は・・・

 

彼の臭いによる好奇心から始まった・・・

 

 

水篠ハンターを調べていくうちにー

 

水篠ハンターは友谷 稔の記者会見を台無しにしたの?否定的なコメントがすごく多いのね・・・。

思った通り水篠ハンターはSランクだった・・・。

 

実際に悪い人じゃない。架南島レイドが近いから集中しないと・・・。

 

DFNハンター達との交流試合でもー

 

気にしないようにしても・・・時間がないと思っても・・・

 

彼はこの暗い世界で唯一の光だった・・・。

 

ベルとの戦闘でもー

 

怖かった・・・緊張した・・・そして死ぬかもしれないと思った・・・。

 

でも・・・

 

架南島レイド攻略後でもー

 

後藤会長が

「向坂ハンター。意識が戻りましたか?」

と雫に言うと慌てた表情だった。

 

質問をすると後藤会長が

「ヘリコプターの中です。ハンター協会に着陸しました。もうすぐ病院に行く予定です。」

状況が分からなかったが、生きていると分かった雫・・・。

 

「あ・・・水篠ハンターが来ました?」

というと頷く後藤会長。

 

やっぱり・・・あれは夢じゃなかった・・・。

 

と顔を赤くする雫。

本当に死にそうだった・・・。いいえ・・・私は本当に死んだ?

 

もし・・・その場合・・・

 

死を避けられない状況もある・・・。

 

私は何をすべきか・・・?

 

 

言えない・・・。どうやって水篠ハンターに言うのか・・・。

 

私はあなたが最期まで私のそばにいることを願ってますなんて・・・!!

 

と顔が真っ赤になる雫。

 

慌てて顔を隠す雫。

 

それを見た旬が

向坂ハンターは何を考えているんだろう?俺に言えないことがあるのか?

 

なぜ向坂ハンターは答えないのだろうか?

顔を真っ赤にしている様子から何かを隠してることはわかってる。

 

向坂ハンターが何を隠しているのかわからないけど、ずっと前にこれを計画していたのかもしれない。

と考えていた。

 

しかし、旬は

「答えてくれませんか?」

 

少し沈黙が続くも雫が

「快適に・・・

 

快適に暮らしたいではダメですか?」

 

と言うと諸菱くんが旬にヒソヒソと

「兄貴、向坂ハンターにそんなことを言わせるなんてどれほどハンタースがハードだったのか想像してみてください。」

と小声で言う。

 

旬は雫を見て

向坂ハンターはまだ22か23歳。Sランクハンターであるという主には重く感じるか・・・。

 

しかも架南島攻略後向坂ハンターは体調が悪かった。

 

彼女の状況に共感はするけど・・・。

と考えつつも

「俺たちのギルドには入会試験があります。」

 

と伝えると雫が

「え?それは募集項目にはありませんでした・・・。」

と言うと旬が

「これは新しい施策なので、副ギルドマスターが間違ったのでしょう。諸菱くん、向坂ハンターに飲み物やお菓子を買ってきて。」

とお願いすると諸菱くんが

「わ、わかりました!!」

と答えた。

 

「どんな内容のテストですか?」

と真剣な表情をする雫。

 

それを見た旬は

これは・・・誠意?もしくは誇り?

 

と思っていた。

「俺の召喚した相手に勝ってください。」

と言うと雫が

「水篠ハンター・・・私の評価はそれほど低いですか?

 

どの召喚ですか?」

と真剣な表情をする雫。

 

旬も

「向坂ハンターのために一番強いやつを選びます。」

 

と言うと

「わかりました。」

と答える雫だった・・・。

 

感想

最近は母親が入院するわぎっくり腰になるわ姪っ子のお世話をするわでちょっと更新してませんでしたが、これからはちょくちょくとやっていきたいと思います!!

 

さてさて、三人目を考えていると何やら来客が・・・

 

ま、まさか雫が!!

と思わず吹いてしまいましたw

 

雫の乙女心が分からない旬とのやり取りも面白かったけども、何気に・・・

 

雫さん・・・あなた・・・

 

旬に惚れてますね?w