俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第106話 (先読みネタバレ注意)女王アリとアリ達のその関係・・・。そしてこのアリの王・・・まさかの・・・!?

俊はアリの王の影の兵士を見て考えていた。

「よし。次は女王だ。」

 

しかし突如

「我らが主君を・・・。」

 

とアリの王の影が言う。俊は再びアリの王の影を見ると、アリの王の影が

「私にも・・・名を・・・。」

 

旬は影の兵士がしゃべったことに対して

「人間の言葉を話すのか?」

 

とアリの王の影に言う。

 

するとアリの王の影が

「はい・・・話せます。」

 

旬は考える。

今や忠実な部下となったアイアンは、言葉を話せるどころか元は人間、ハンターだったのだ。

それにもかかわらず、会話は不可能だった・・・。

 

美濃部ハンターも同じだ・・・。

 

一言も発しないまま、無の世界へと戻った・・・。

 

生前は口数の多いモンスターであったキバも、影の兵士になってからは言葉を発したことはない。

 

ところが・・・なぜこいつだけは言葉を話せるのだろうか?

 

こいつとほかの影の兵士たちの違いはたった一つ・・・”等級”・・・。

精鋭ナイト級やナイト級の兵士たちとは違い、こいつだけは”将軍”という新しい等級であった・・・。

 

つまり一定以上の等級になると、人間の言葉を話せるようになるということか・・・。

 

だとしたら将軍未満の兵士たちもレベルが上がれば、言葉を話すようになるかもしれない・・・。

とアリの王の影を見て思っていた。

 

旬が

「お前を殺したのは俺だ。それなのに俺の命令に従うのか?」

とアリの王の影に向かって言う。

 

アリの王の影が

「私は・・・死んだのではなく・・・主君の力で・・・生まれ変わったのです。

 

今の私は・・・喜びに・・・満ち溢れています。永遠に・・・君主に・・・仕えます。」

と旬に跪いていう。

 

再び

「主君よ・・・私にも名を・・・。」

 

というと、旬は

「名前・・・名前か・・・。もともと兵士の名前を気にするほうではなかったが・・・。

 

同じアリが何百匹もいるというのに、将軍の名前が”アリ”では立場がないだろう・・・。

 

”蟻”という小説を書いた有名な小説家の名前がふと思い浮かんだ・・・。

 

旬が

「お前の名前はベルだ。

 

アリの王の影が名前が決まった・・・。

彼の名前はベルだと・・・。

 

その名前に対してベルは

「感謝します・・・君主よ。」

とお礼を言った。

 

旬が

「よしっ。今度こそ女王の番だ。」

 

そして女王アリに

「起きろ。」

 

と言うと女王アリから影が出る・・・。

 

女王アリの影ができたのだ・・・。

 

しかし女王アリの影が出たと同時にアリの影の兵士の様子がおかしい・・・。

 

その異変に気が付いた旬は

あれ?女王の影がでてきてから、もともとアリだった影たちとのつながりが弱くなった気がする。

と考えていた。

 

旬がベルに向かってこの異変のことを言う、

「ベル、何か知ってるか?」

 

するとベルが答える。

「アリの軍団を支配することは・・・女王特有の能力です。」

この言葉に対して旬が

「つまり女王がいると、アリの軍団の統率権は自動的に女王に移るということか?」

と言うとベルは

「はい。その通りです。」

 

旬が

「それじゃあ女王の魔力が減ったのは?」

と言う。ベルが

「女王の魔力のほとんどは・・・繁殖のためのものです。繁殖は肉体がなければ・・・不可能なので・・・。」

とベルが言うと旬が

「魔力が底をついたのか?」

 

と言うとベルが

「そのとおりです・・・主君。」

 

旬は考える。

俺と女王・・・二人の長がいる必要はないか・・・。

 

そう考えた旬は

「抽出解除。」

そう言い、女王アリを解除した。

他の影の兵士たちに

「ストップ。魔法石を拾うのをやめてくれ。もう必要ない。

 

ここにある魔法石は架南島で被害を受けた人々に対する補償や華南島を以前の姿に戻すために使おう。

 

手を付けないでおこう・・・。」

そう伝え、

まぁ一つぐらいならもらってもバチは当たらないだろう。

とベルの本体から魔法石を取り出した。

 

ベルと旬が会話をする。

 

 

戦艦にてー

「アリがここに来たぞ!!」

と坂東が言い、アリとの戦闘が始まる。

 

軍艦で砲台を撃ったり、魔法使いたちによる魔法攻撃・・・。

 

アリたちがその攻撃を食らう・・・。

 

ハンタースの人たちも、

「アリは北に向かってます!アリたちは騎士団のギルドに向かってます!」

 

そう言うと外園隊長が

「次は俺たちの番だ!ハンタース全員で攻撃!!」

と言い、攻撃が始まる・・・。

 

明星のギルドにも、

「私たち明星ギルドも戦いに参加しましょう。」

 

と言うと

「一匹一匹倒せよ!」

 

また死神ギルドでは、友谷は震えていた・・・。

 

 

友谷を見た同じギルドの人が

彼はAランクだが、彼は戦えない・・・。

と思っていた。

 

観月さんや馬淵さんのところにもアリが飛んできた・・・。

 

観月さんが

「アリはもう岸にやってきた!アリを引き受けることができると思いますか?」

 

と言うもアリ達が迫ってくると

「速い!!アリたちはすでに目先にいます!!」

と言う。

 

馬淵さんがアリたちがいる上空を見上げると・・・

 

突如アリたちが斬られていた・・・。

 

不思議に思った観月さんが

「あれ・・・今アリを殺したのは何!?」

 

馬淵さんもまた

「信じられないスピードだ・・・。何も見ることができなかった・・・。

いったい何が起きたというのだ・・・。」

と言う。

 

実はベルがものすごい速さでアリたちを殺していたのだ・・・。

 

感想

今回からは和訳してからの更新となっております。

昨日は自作PCを組み立てていたので更新しようとしたら寝落ちしてしまいました・・・。

 

これからも少し遅れるかもしれませんが、がんばって更新していきますのでよろしくお願いします。

 

しゃべる影の兵士ベル!彼の名前は小説家から来たのだ・・・。

女王アリを影の兵士にするとアリの統率が弱くなり、しかも女王も魔力の少ないただの飾りみたいなもの・・・。

そう思った旬は女王アリを抽出解除したのだろう・・・。

 

続き気になりすぎですよね毎回・・・。