俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第84話 旬とエシルの関係・・・その後の展開につながるのかっ!?

旬はエシルの家で食事をしていた。

 

「道案内?

 

変に勘違いした父親は改めてエシルを借りていく理由について確認をしていた。

 

旬は食事をしながら誤解を招いた発言をしたことを考えていた。

 

旬の恐ろしさを改めて感じる父親はエシルのことが心配だった・・・。

「娘が危険に晒されることはないのだろうな?」

 

 

旬はこの発言に対して

娘を心配するモンスターか・・・

と思い

「約束は守る。」

 

そう言って食事をする。

 

父親は層間侵入許可書を旬に渡す。

 

許可書を受け取り、アイテムを確認する。

アイテム:侵入許可書

入手難易度:???

種類:??

悪魔の城の81階に上がるための許可書です。80階の層間移動魔法陣でのみ使用可能です。

 

ここから上は各一族から許可書を奪わないといけないのか?

 

と旬は思っていた。

急ぐ旬は

「すぐに出れる?」

とエシルに聞くと

「はい。」

 

この発言と同時に通知より

悪魔の貴族が同行を希望しています。

 

同行者は移動魔法陣を使用することができ、貢献度に合わせて経験値を分けることが可能です。

 

この通知で旬は少し考える。

パーティーシステム?

経験値を同行者と分けることができるだって?

 

貢献度に合わせて分配量が決まるなら・・・

 

そう考え、エシルに

「もし、戦闘が起きてもお前は絶対に入ってくるな。俺が戦う。」

 

「・・・はい。」

そういって顔をほてらす。

旬はそんなエシルを見つめる。

 

 

層間移動魔法陣についた二人は

「馬に乗らなくていいのか?」

と旬がエシルに言うと

 

「層間魔法陣を使えるのは同行者のみですので馬は連れていくことが出きません。

 

旬様・・・待ってください。

 

ガルッシュ一族の主が好きなお酒です。それぞれの一族の好物をお父様が用意してくれました。」

 

「なんのために?」

と旬がエシルに質問をする。

 

「持っていけば話し合いが有利になると・・・。」

と有利条件でサクサク行こうと考えるエシルに対して旬は・・・

 

「話し合い?ガルッシュ一族と仲がいいのか?」

 

「い・・・いえ。貴族同氏は悪魔会でもいつも序列争いをしていますので・・・でも話は通じる相手です。」

 

この回答を聞いた旬はやることが決まったかのように

「ならいい。

 

 

ここで待ってろ。すぐにも戻る。」

 

経験値のほしい旬はエシルを安全な位置に待機させ、影の兵士を出し、前回同様に分かれて行動するのであった・・・。

 

ガルッシュ一族の城から爆音と共に炎が噴き出したのはほんの数分後のことだった・・・。

 

 

ハンター協会にてー

 

「英語が達者だな。だけど俺の聞き間違いか?日本の十人目のS級覚醒者・・・そのシュンっていうハンターの居場所がわからないと言うのは・・・。」

 

国家権力級のハンターが後藤会長と犬飼課長に語る。

 

「国家権力級のハンターに嘘をつくほど、日本のハンター協会は愚かではありません。」

 

「へぇ~。そういえばうちのウキョーが日本で迷惑をかけたそうだな。

あいつもS級としてのメンツがあるだろうから俺らもどうこう言える立場じゃないんだよ。」

 

”うちの”右京・・・

この言葉に後藤会長が目を光らせる。

 

右京ハンターはもう完全にアメリカのものだと言いたいのだろう。

 

再び国家権力級のハンターが語りだす。

 

後藤会長が連絡済みですと言うと・・・

 

「それならよかった。次にまた何か用ができればそのときは電話で済ませよう。」

そういって後藤会長と握手をする国家権力級のハンター。

 

後藤会長が握手をして感じていた・・・。

私もそれなりに体つきがいいほうだが・・・

 

この者の前に立つとまるで子供に戻ったような気分だ・・・。

と感じていた。

 

国家権力級のハンターが再び

「最近日本は架南島のことで大変だろう?俺が来ることで変に期待させてしまったようで悪かったな。

 

架南島レイドに協力したい気持ちは山々なんだが、俺も忙しいもんで・・・。

 

 

まぁ日本に俺を呼ぶだけの金があれば話は別だが・・・。

 

 

そろそろ行かないと飛行機に乗り遅れる。」

 

犬飼課長が気を使って

「監視課でお送りいたします。」

 

と言うも

「好きにしろ。あーさっきの話は誰にも言うなよ。」

そういって帰っていったのだった・・・。

 

後藤会長が

「国家権力級のハンター・・・彼が架南島レイドに参戦してくれるのではないかという淡い期待も砕かれてしまった。」

 

架南島レイドに協力してくれたのではないかという期待が外れて落ち込む後藤会長に対して犬飼課長が

 

「ご安心ください会長。DFNの協力が得られることになりました。

 

 

今日DFNから超巨大ギルドのハンターが日本入りする予定です。」

日本とDFNの巨大なギルドでアリ討伐をするという任務が今後発生する・・・。

 

これにより架南島レイドのアリ討伐することができるのだろうか・・・・。

 

 

 

悪魔の城にてー

 

旬が大暴れし、通知が鳴り響く・・・。

悪魔のナイトを倒しました。

経験値が3,000アップしました。

 

 

気が付けば旬のレベルが87になっていた・・・。

 

影の兵士を確認すると・・・

【イグリットLV.MAX】

 ナイト級

 

要求レベルに達したため昇級が可能です。君主の許可があれば次の段階に昇級します。

 

【影のモンスター兵LV.MAX】

 精鋭級

 

要求レベルに達したため昇級が可能です。君主の許可があれば次の段階に昇級します。

 

旬が成長したのと同時に影の兵士も育っていた。

イグリットとタンクが限界レベルになっていた・・・。

レベルが限界値に達成すると次の段階に昇級できるようだ。

と旬は思っていた。

またイグリットと影のモンスター兵(タンク)が昇級許可を求めていた・・・。

 

通知より

昇級を許可しますか?

 

旬は昇級を許可した・・・すると・・・。

 

 

通知より

ナイト【イグリット】が【ナイト級】から【精鋭ナイト級】に昇級しました。

精鋭【影のモンスター兵】が【精鋭級】から【ナイト級】に昇級しました。

 

ナイト級より上の兵士には名前を付けられます。

兵士に名前を付けてください。

 

【タンク】にしますか?

 

イグリットとタンクが昇級し、イグリットはS級並みの力を、タンクはA級の中でもS急に近い力を手に入れた。

 

 

「えっと旬・・・様。滅びた貴族の一族の数がこれでいくつ目かご存じですか?」

とエシルが序列を気にしていたのか旬に聞くと・・・

 

「ここは89階だから・・・おまえんところを除いて9つ目?」

 

ここからは心配するかのようにエシルが言う。

「90階からは高位貴族が管理しています。上級貴族とは比べ物にならないほど強いんです。

 

ですので話し合いを通して許可書をもらった方が・・・。」

 

しかし、旬は心配することなく

「もし、俺がおまえたちより弱かったらおまえたちは話し合いに応じてたか?」

と逆にエシルに聞く。

 

この質問にエシルは感じたのだった・・・。

 

旬は言うまでもなく、

「そういうもんなんだ・・・。

 

悪魔の貴族同時序列争いをしてきたんだろ?俺がラディース一族の序列を一位にしてやるよ。」

そう言いつつ背伸びをする旬。

 

「・・・ラディールです。」

とエシルは修正し、旬に再び質問をする。

「あの旬・・・様。どうしてうちの一族は生かしておいてくださったんですか?」

 

とエシルがもじもじしながら聞いていると・・・

「おまえのことが気に入ったから。」

 

再び誤解を招く発言をする旬だが、この発言でエシルは

「は・・・はいっ!?」

 

そういって顔を真っ赤になるエシルに対して旬は

諸菱くんにエシルに・・・俺はネジが一本ぬけてるようなタイプとうまくやれるのかもな・・・。

 

と考えていた。

 

感想

またまた旬さん!エシルさん勘違いするじゃないか!!w

安定の天然な旬はエシルの気持ちなど知ることもなく、エシルのポジションが諸菱くんのポジションと同じ扱いなんだなーっとw

 

さてさて、国家権力級のハンターと言えば・・・!?

”うちの右京”ここでどこの誰だか予想が付きますよね・・・w

 

以前出てきたと思いますが・・・国家権力級のハンターというワードは諸菱くんの父親が言ってましたね・・・。たしか!

 

話がどんどん大きくなっていきますが、あーなるほどな。とわかってくる内容になっているので何度も読み直ししていると俺だけレベルアップな件は本当にいい作品だと思います!