第27話 旬の今の実力と怪しい密談・・・
悪魔の城に導いてくれる鍵・・・入手難易度はS級!
入手難易度がダンジョンの難易度を示す指標なら生存できる可能性は限りなく低い。
レベルを上げた後に挑戦した方が賢明であろう・・・
B級以上のゲートからは難易度が爆発的に上がり、世界的に見てもS級ゲートが開かれたことがほぼない。
数少ない事例として架南島(かなんとう)・・・
※モンスターは昆虫の蟻が主流で、今後キーワードとなるためこの内容は覚えておいてほしい・・・。
架南島ではS級ゲートがダンジョンブレイクを起こし、これ以上人の住めない捨てられた土地と化した。
S級ゲートはS級ハンターたちがチームを組み、挑んでもクリアできるかどうかといったレベルなのだ・・・。
現在動員可能なハンターの水準を考えるとS級ゲートをクリアするのは国を挙げても無理であろう・・・。
つまり・・・今の旬がS級ダンジョンに潜るのなんて無茶に決まっている。
それほどS級モンスターは危険なのだ・・・攻撃など通用せず、即死レベルの強さを持つのだから・・・。
そんな次元の異なる怪物たちに今の旬の攻撃は効くのだろうか・・・
それは・・・旬の単純な好奇心だった・・・・
〇お知らせ
【称号:狼虐殺者】バフ効果が発動します。
〇お知らせ
ー【スキル:疾走】を使用します。
ー移動速度が30%増加します。
ーマナが1分に1ずつ減少します。
〇お知らせ
【相手の抵抗力が高く効果が取り除かれました。】
結果は・・・ダメだった・・・。
ただ今の旬の状態での相性は良い相手だが、攻撃が通用しない。
称号の効果が適用されているが、それほどS級には力の差があったのだ・・・。
※【称号:狼虐殺者】
狼を倒す優れた狩人に与えられる称号です。
獣タイプモンスターと戦う際能力値がすべて40%アップします。
ただ、S級かどうかわからないがそれに準するレベルであることは間違いなかった。
〇お知らせ
〇お知らせ
ー3分間怒り状態が続きます。
ーケルベロスのすべての能力値が2倍になります。
システムは敵の状態を教えてくれる。
〇おしらせ
【ケルベロスが痛みを感じていません。】
警告の連続
〇おしらせ
ー体力が30%以下のため【スキル:根性】が発動します。
ーダメージが30%減少します。
危機的状況でもプレイヤーが死なないように力を貸してくれるのだ・・・。
プレイヤー『水篠 旬』が死んでは困るから・・・
これが一般的な再覚醒ではないということはわかっただろうか・・・。
システムにより誰かのアバターとなっているのなら・・・そいつが思っている以上の結果を出すしかない。
〇おしらせ
なんとか門番のケルベロスを足すことができた。
レベルがアップしました!
レベルがアップしました!
レベルがアップしました!
レベルがアップしました!
門番のおかげで自分の力量がわかった旬。
今のままでは城の扉を開けると死ぬだろう・・・。
もう少し強くなってから戻ってこようと決めた旬だった・・・。
夜ー
謎の人物とハンター協議会の人が密談をしていた。
どっかの社長さんらしき人物は
「ダンジョン合いで起こったことを外のものが知るすべはないと聞きました。」
「2億あります。これで察していただけますよね?どうかお願いです・・・・
あいつらを・・・・殺してください・・・!」
そういう社長の人物。しかしハンター協議会の人は
「ほかのハンターたちの処理費用にもう1億用意できますか?虫けらを踏み潰すくらいお安い御用ですがダンジョン内には他のハンターがいるんですよ。」
「つまりそれは・・・?」
と聞き返す社長。
「B級ハンターは上級ハンターに分類され大型ギルドからもラブコールがかかります。それなのにどうして僕が安月給のハンター協議会監視課に入ったと思います?」
「僕はね・・・怪物なんかより人を殺してるときのほうが楽しいんですよ・・・」
感想
今回は内容より絵が多い回でした。そして何より怪しい密談があります。
次回からまたとんでもない展開になり一段と面白くなってきますが、
今回は旬の今の実力の把握・架南島の蟻モンスター(S級)ゲートブレイク事件・怪しい密談(内容から察するに人殺しの依頼か?)とても重要な回でした。
仕事と副業の関係で1日記事を書けない日があるので楽しみにしてる皆様には申し訳ございませんが、その日以外は毎日記事にしますのでこれからもよろしくお願いします!
それでは、次回から超展開になりますので是非お楽しみを!!