俺だけLvアップな件-シユキのつぶやき-

俺だけLvアップな件を熱く語ってみんなに広めたい!!

第71話 ハイオークがしゃべった!?攻撃隊はどうなるのか!?雫のお茶目は一面はこの話の時だけ!

さきほどの20数匹のハイオークでぎりぎり勝った攻撃隊だったが・・・

 

入り口に現れたハイオークはかるく50はいた・・・。

 

ハイオークの一人が外園隊長に近づくてきて

 

「人間ども・・・人間どもよ・・・余の名は・・・ルガルガン・・・

 

おまえたち人間どもに・・・会い・・・たい・・・。」

 

なんとハイオークの一人が日本語で語りかけてきたのだ・・・

 

攻撃隊全員が驚いた・・・。

 

攻撃隊の一人が

「操り人形です。言葉を話しているのは別にいます。」

 

攻撃隊のメンバー達は絶対に罠だ。ここで決着をつけよう。

いわれたとおりにするつもりじゃないですよね!?

 

しかし、外園隊長は

「カルガルガン、出口を塞いだのはお前か?」

と質問をすると

「その通り・・・余は・・・誇り・・・高き・・・オークの・・・

 

大呪術士・・・・。

 

余の・・・魔法は・・・

 

お前たち人間の・・・力では・・・

 

破る・・・ことなど・・・できない・・・。」

 

外園隊長はさらに質問をする。

「この洞窟の中にあまえより強い存在はいるのか?」

 

その言葉に対して

「おい・・・人間・・・余に勝る存在が・・・いると・・・思うのか!

 

選ぶがいい・・・。

 

 

兵士に・・・殺されるか・・・

 

あるいは・・・

 

余に・・・会いに来るか・・・。」

 

この言葉を聞いて外園隊長はしばらく考えたが、結論は同じだった・・・。

 

「・・・会いに行こう。」

 

 

 

その言葉に攻撃隊は驚いていた。カルガルガン

「それならついてこい・・・人間ども。」

 

そういって使い魔のハイオークが案内する。

 

旬も

ボスの部屋にはボスだけでなく、これよりも多いハイオークがいるはずだ。勝てる確率はさらに低くなる。

 

ボスと交渉でもするつもりか?生きてここから出るために?

と考えていた。

 

外園隊長も同じくして

選択の余地はない。唯一の切り札は・・・

 

そう考え

「水篠ハンター。僕らは・・・ボスが出てきたらすぐさま攻撃を開始します。

 

奴らの視線が僕らに注がれている隙に外に出てメイン攻撃隊に連絡してください。」

 

そう言うと旬は

まさか死にに行くんですか?」

と外園隊長に言うも

僕らの目的はダンジョンから生きて帰ることではなく、ゲートを閉じることです。そのために多くの人が大金を払ってくれています。

 

またそばにいたA級ヒーラーの人も

「水篠ハンター、私からもお願いがあります。短いですが、遺言です。

 

外に出たら私の家族に渡してください。

 

皆覚悟ができたようにカルガルガンのところへ進む。

 

旬はこの言葉を聞いて

「・・・とりあえず預かっておきますが、これをご家族に届けることはないと思います。」

 

すさまじい魔力の波長。これほどの威力を持つボスなら・・・まだ確かなことは言えないからな。

行ってることと考えてることは別だった・・・。

 

 

ダンジョン外にてー

 

雫が現場に来ていた。

 

 

あたりを見回し、旬を探すも旬がいなかった・・・。

 

あの人がいない・・・発掘の仕事を辞めたのかしら?

 

と考え事をしていると、発掘隊のリーダーが雫に話しかける。

「あれ?向坂ハンター今日は休みじゃ?」

 

「お疲れ様です。あのー水篠って人は来てないんですか?」

発掘隊のリーダー長に旬の存在を確認すると・・・

 

「水篠ハンターならさっき荷物持ちとして潜りましたよー。」

と優しく答えてくれた。

 

その言葉に雫は

「え?荷物持ち?それじゃあ今ゲートの中にいるってことですか?」

 

E級ハンターがA級ダンジョンの荷物持ちに?

 

雫は旬を疑い始めていた。自分の目で見に行くべく、自分もダンジョンへ行くという。

 

リーダー長はギルドに応援を呼びましょうか?と

優しく言うも個人的なことなのでといって断る雫。

 

しかし、私服できた雫は武器ももっていない。

 

非番だから装備は置いてきてしまったのだ・・・。(ただ旬に会いに来ただけだったので。)

 

「すみません、何か武器をお借りできませんか?」

 

リーダー長が持ってきたものは・・・

 

 

つるはしだった・・・

 

 

「えっと・・・これ以外に何かありませんか?剣とか槍とか。」

 

と雫が言うも周りを見ても発掘道具しかなかった・・・。

 

「やっぱりいいです。このままいきます。」

そういってつるはしをリーダー長に渡し、ゲートに入ろうとするも・・・

 

リーダー長が気を使い、

 

「向坂ハンター、本当に手ぶらで大丈夫ですか?」

 

と言ってつるはしを渡した。

 

「やっぱ身一つよりそれでもある方がマシでしょ?」

と優しく言う。

 

つるはしを持って雫はダンジョンへ入っていったのだった・・・。

 

 

ボスの部屋にてー

 

4人のハイオークの護衛の中、王座にはカルガルガンが座っていた・・・。

 

 

感想

ついにハイオークのボスのカルガルガンがいましたが、今回はおちゃめな雫がとてもかわいらしい会でしたw

 

私服につるはし!

 

ある意味胸キュン?w

ダンジョン内では必死に生死の選択をしている中、ダンジョンの外では雫のかわいらしさがマッチしますねw

 

さて次回が気になりますが、今回はこの辺にて失礼いたします!